禁断症状の緩和に2

ブログ「光の旅人」から引用してフェイスブックにも転載したものをこちらにも載せます。(改定)この内容はためになると思うし完全に埋もれているので出します。以下は断薬経験患者による個人的意見ですが、部分的に載せてみます。私はここに書かれていることを全部守ってはいませんが、多分7割~8割くらい同じです。フェイスブックには載せていませんが、相違点も書く事にします。
http://www.paxilprogress.org/forums/showthread.php?t=24732&page=3

宝島三月号に、精神医療特集第二段が掲載されました。今回のはつまらない私への褒め言葉ではなく、ちゃんとした内容になっています。皆さん是非目を通してください。
患者から医師へのアドバイス‐抗うつ薬の離脱症状を経験したものとして

最も安全かつ慎重な方法は、3週間ごとに10%づつ減らしてゆくことです。例えば10mgなら1mg、7 mgなら0.7mg減らす。CYP2D6 の代謝を抑制するパキシルの場合、10mg以下の分量ではゆっくり減薬。比較的低用量の場合、パキシルの自己阻害が減少し、代謝が早まる。(私の場合はもう少しスピードが速いはず。単剤なら3~4カ月、多剤なら6~12ヶ月くらいで、この人の意見はそれより長くなる)

断薬には、低用量タブレットと液剤を組み合わせて使うのがよい。対象薬剤の液剤がないときは、調剤薬局で液体と調合。それできない場合はピルカッターで慎重に小さくカットするように患者に指示。(これは基本だが、液剤はほとんどの薬がないので使わない。粉を使うのである。)

減薬過程で患者が我慢できないほどの離脱症状を訴える場合、薬を極少量のみ増量し、減薬ペースをさらに落とすこと。(ここは意見が分かれる。倍に増やすこともあれば、そのまま維持することもある。)

離脱症状緩和のためにいかなる抗うつ薬も追加しないこと。自律神経系に不安定をもたらし、回復を遅らせる原因となる。(これは絶対だと思うのだが誰も守らない。私も笠陽一郎一派もこれで相当失敗している。)

ベンゾジアゼピン系薬や睡眠薬を含め、他の向精神薬による治療は避けること。新たな薬物依存を生むことで、患者の苦痛を長引かせる結果となる。(これも絶対だと思うのだが誰も守らない。この内容はアシュトンマニュアルも否定していることになるし、笠氏がランドセンやワイパックスを出して、余計ドツボにハマっていることも否定している。)

減薬中、特に5-HTP、トリプトファン、SAM-e などの向精神薬物質に対して過反応を起こす患者がいるので、そうした物質を試すことのないように指示すること。(そのまま)

慢性疲労、線維筋痛、POTS (体位性起立性頻拍症候群)、その他自律神経障害の症状を示す場合がある。この場合の適切な処置としては、それまで服用していた抗うつ薬の投与をミリグラムにも満たない極少量だけ再開し、さらに減薬ペースを落とすこと。離脱症状の自律神経障害はやがて消える。不安は離脱症状を悪化させるため、平静をたもつことを勧めること。瞑想で心を満たすような呼吸法が非常に有効。(ここは意見が違う。瞑想はいいのだが、これに抗うつ薬を再開するといいことがないと思う。私はここでこそ漢方や鍼灸や栄養療法などを追加する。まあアメリカには東洋医学ないけど。)

もし患者に耐力があれば、神経機能のサポートとして、一日に ビタミンE 400IU と1000mg EPA のフィッシュオイル(約6カプセル)、不安、頻脈、筋肉のけいれんに有効なクエン酸マグネシウムを50mg-100mg、徐放性のビタミンC を1000mg/1日。ビタミンB群は過活性になることがある。乳漿(にゅうしょう)タンパク質分離物は栄養補給に。(私は栄養療法は高額なものを一切すすめない。市販のマルチビタミンとかミネラル入りのものを飲むよう勧めるだけである。それより食事そのものを見直す。減薬がすすめば栄養療法は終了するのが基本。そのまま続ければ今度は栄養療法の被害者になる。例えばねずみ講とか高額栄養療法とか)

不眠は離脱症状としてよく起こる症状。睡眠には寝る前のマグネシウムがよい。またメラトニンも有効であるが、睡眠・覚醒サイクルをさらに混乱させないように服用は夜だけとし、最初は0.5mg 程度から始め、その後も最小用量にとどめるように患者に注意を促すこと。(ここも意見が違う。メラトニンは今まで効いたためしがほとんどない。結局ロゼレムもぱっとしなかった。サウナはホントに結構いいと思う。)

鍼治療も断薬症状の緩和に有効。ただし、刺激治療やデトックス治療よりも、鎮静効果のある治療を推奨。患者に耐力があれば、ウゥーキングやエアロバイクなどの有酸素運動が神経系の安定に有効。(そのまま)

抗うつ薬の断薬症候群を認識できるようになること。再発であるとか、双極性障害や心的外傷後ストレス障害などの精神障害の発現などと誤診することは避ける。抗うつ薬の断薬を行うことになった元の診断よりも重症の状態で再発するなど考えにくい。すべてのケースにおいて、断薬症状を疑うこと。(誤診て言葉自体がナンセンスだが、元の症状とよく見比べるのが基本である。そこから発生してきたものはすべて薬側の問題である。発達障害の二次障害でも、統合失調症でも、双極性障害でも、PTSDでもない。)

抗うつ薬の断薬症状は自律神経系の不安定からくるもの。それを誤診し、治療に向精神薬を追加しては、神経系にさらに一生の障害を与えることになる。適切なケアとは、患者が自らの力で回復することを援助すること。(そのまま。断薬による禁断症状を疑似統合失調症に転嫁するという、前ブログに乗せた内容と同じ。)

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No title

減薬から断薬に向けて
ありがたい情報です

知らなかったとはいえ
断薬での身体症状で精神科に通院することとなり
初めての抗鬱剤を服用しました

これが後にどう影響してくるか考えていたところです

ビタミンBの過活性は感じていたところなので
減薬、断薬においても気を付けます
わたしは衰弱が激しかったからかもしれません

この情報をアップしてくださって
ありがとうございました

光の旅人さん面白いですね

なるほどと思いました
御紹介ありがとうございます
正直笑えました

追記;減薬手法の標準マニュアルを掲載して頂けると助かります

No title

離脱症状(禁断症状)とは自律神経失調症状態になっているということですよね?症状似ていますよね。

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光の旅人

いつも読ませていただいております。
「光の旅人」は私のブログです。

時々引用していただいているとのこと、うれしく思います。
使えるところがあれば使ってください。

笠先生のシンパというのではありませんが、「毒語臥床」などの文章から滲む人柄には、面識はないものの信頼を寄せています。

同時に、精神医学そのものの存在、精神薬や心理学、またマスコミ洗脳によって作られた「患者」に対する内海先生の見解は私と共通するものであり、外野の一人としては御両人の対立をとても悲しく感じてはおります。


ここ数ヵ月、海外メディアはDSM5の批判に明け暮れていますが、訳してブログ記事にする時間が取れません。

コメント程度になりますが、なにか有益な情報があれば書き込みさせていただきますので、よろしくお願いします。

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No title

>ツリバカニッシさん
標準マニュアルというものはこの世に存在しないと思います。それがこの世界のさらに矛盾したところです。

>23:39さん
減薬時に交感神経優位になることは多いようです。しかし交感神経優位が人体にとって悪いかといわれれば、実は難しい問題です。あらゆる人々がリラックスが一番いいと思っているようですが、例えば動物一つとってもそのような状態はないし、人類の歴史上もありません。減薬時は交感神経に気を配っても、減薬後までずっとリラックス方向にばかり気を配ると、大体失敗すると思います。

>00:48さん
理屈上はそうですね。さらに精神薬は副作用で太らせて、脂肪をため込ませようとするから始末に負えない。まさに依存製造機です。

>myuさん
myuさんだったのですね。知らなくて失礼しました。お忙しいと思いますが、ブログ内容は非常に参考になるので、たまにでも更新していただければ助かります。コメントする程度の内容でも貼り付けるだけで、多くの人が助かると思いますよ。

No title

情報ありがとうございます。
すでに断薬済みですが
まだ残る症状緩和の参考になります。

宝島購入しました。
ブログで紹介させていただきます。

10年前に依存気味で毎日薬物を飲んでいました。
今は飲んでいなくても、その影響はありますか。コントミンを過剰に飲んだり、デパケンをたくさん飲んだりしました。
寝たかったので。
断薬して3年、減薬して6、7年になります。

No title

宝島の記事は精神医療の問題点を解りやすく凝縮してあり、なかなか素晴らしいものでした。
2ページできっちりまとまっていたのでコピーには最適でした。
娘を苦しめた病院の医師や看護士や薬剤師さん達にも配ってこようとおもっています。

それにしても、これだけの大活躍!・・・体がいくつあっても足りないのでは?
睡眠時間も少ないのではと心配になります。どうかご自愛くださいますように!

No title

>19:34さん
今後遺症的な症状を感じないのであれば、直接的な影響はもうないのかもしれません。しかし事実だけをみれば影響は残っていると考える必要があります。要はそのとらえ方です。つまり今直接的な症状はなくても、精神薬をたくさん飲んだことにより脳は通常より萎縮しています。何も飲まなかった場合の脳よりも、確実に老化や機能損傷が起こっているわけです。それはアルコール依存の人や覚醒剤中毒の人の脳が、機能損傷して元に戻らないのと同じ。もしあなたが30歳だとすれば、ホントは30歳の脳のはずなのに、薬を飲んだことで40歳くらいの脳になっている可能性があるわけです。

では絶望だけかといえばそうでもありません。普通の40歳の人が、努力で若々しくなったり、脳年齢が若返っているような人もいます。損傷はしてしまったけど残った脳を活用すれば、新たな道は見えてきます。100%にはならないと思いますが、新たな能力を開発することもできないわけではないということです。

>花音さん
結構手を抜いて、自分がつぶれないことを一番に考えているので大丈夫です。

No title

訳のわからない、発達障害どのアスペルガーどのと言われるのと、統失診断、どっちマシなのか。
自分としては、統失の方が、かろうじてマシのような気がしますけど。

No title

私なら本質的にはどっちも嘘であってダメって考えますが、仰りたいことはわかります。統失のほうが障害年金などを受けやすいですから。ただ偏見は統失のほうが強いようにも感じますけど。ま、でもこの議論自体が成り立たないのかもしれません。

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No title

確かに統失の偏見は強いけど、新しく出てきたアスペやら発達障害、新型うつだと、余計訳が分からないと思うんだけど。
年金が降りるか降りないかと言う話じゃないんですよ。
関係ないけど、統失の人で患者会を引っ張っていける人って、どれだけいるんだろうと思う。
記事とは関係ないのですみません。

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こんにちは。

今年5月から断薬を始めました。
離脱症状についての情報を探しているとき、こちらにたどり着きました。
離脱症状にたいへん苦しんでいるときでした。
このページの内容にどれだけ勇気づけられたかわかりません。

なんとか断薬3ヶ月を迎えることができました。
まだまだこれからですが、ひとことお礼をお伝えしたくてコメントを投稿させていただきました。
このように先生の知識、知見を惜しみなく公表してくださり、ほんとうにありがとうございます。

断薬には自分自身のゆるぎない覚悟と知識、知恵が必要ですね。
必要な情報収集とともに、そのなかでなにが自分にあてはまるのか、自分がいまなにをしなければいけないのかをしっかり考え実行していくことが重要なのだと学びました。
断薬に限ったことではないかもしれません。

これからのますますのご活躍をお祈りしています!

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No title

別に気分は害してないのでそのままにしときます。

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No title

みごとに高額栄養療法にはまってしまっています。慢性疲労的な症状もあり、病院に行ってみました。全身の栄養失調だと言われ、今、亜鉛、鉄、ビタミンB,D3、αリポを処方されています。腸の栄養吸収状態が悪く、グルタミンとビフィズス菌も飲んでいます。時々マイヤーズカクテル点滴もしました。ビタミンBのとりすぎもよくないのですね。ありがとうございます。
筋力低下、筋萎縮、皮膚の薄化、ドライアイも起こっており、どうしていいかわかりません。少しご助言いただければと思います。

No title

自分で勉強しないからそうなるだけ。ジャンキーなど知ったことではない。

こんにちは。以前コメントさせていただいた者です。
(2014/8/2 20:47)

断薬して1年8ヶ月、2回目の年の瀬です。
薬の副作用で増加した体重は、ほぼ以前の状態に戻りました。
(以前54㎏→断薬前100㎏オーバー→現在57㎏)
幸いにして、体調も気持ちのあり方も仕事も、投薬前と比べて、違った形でよい方向に持っていくことができました。

仕事は軽減したのではなく、むしろその逆なのですが、
以前と同じあるいはそれよりきつくても、違うアプローチでこなせるように自分が変わった、という意味です。

薬を止めると決めてやりきった経験が、いまにつながっていると(は)思います。
単に断薬ということだけでなく、その過程で学んだ、身につけたものがあると(も)思います。
ですが、「死んだ方がまし」とまで思った禁断症状のつらさを思い返すと、もう二度としたくない経験です。
それでも休まず会社に行ったのは、
「自分は薬は必要ない状態のはずだ、断薬する」
と、自分が判断し決めた、ということに対する
責任や常軌を逸した意地のようなものと思います。
こんなことは二度もできるはずないので、
たとえ再発しても、もう投薬は受けません。

現在の状況のご報告とあらためてのお礼を申し述べたく、サイトに再訪しました。
断薬当時拝見していた一連の記事をいまあらためて読み、感謝しかありません。
断薬、禁断症状は、自分にとって未知の経験であり、
先の見えない不安や苦痛のなか、どれだけ支えていただいたかわかりません。
先生、ほんとうにありがとうございました。

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No title

>23:07
私が言うことはいつも一緒。その辺によくある状況であり、ちっとも対したケースではない。そしてそれを打破するには本人と周囲が知識を得ること、せめて私の精神科三部作を読み、断薬のススメを読み、ネットの情報もみて、本人が自分を捨てることだけ。できなければ救いの道などなくジャンキーになって終わり。そんなやつにこっちは興味ありません。
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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