最近の代替療法界の徴候について

FBではネタで批判記事じゃないと書いてますがやっぱり批判記事ですね♪。


アカウント停止が乱発したころから、内部事情を書く記事は控えるようにしてましたが、代替療法が注目されるようになるにつれて問題も頻発してきたため、そのあたりのことを書こうかと思います。ご存知の方も多いかもしれませんが、各地の代替療法的なクリニックが、他人のさい帯血を無届けで投与していた問題が取り上げられ、一部医師が逮捕されるにまで至っているそうです。

逮捕される直接の理由は再生医療安全性確保法というもの。乳がんや急性白血病など27疾病については原則届け出が不要ですが、それ以外に使うと国への届け出が必要らしいです。そしてニュースの中で癌でお亡くなりになった有名芸能人に、代替療法を施したと噂される医師も入っています。その芸能人への治療が問題というより、違う病気に使ったということが問題みたいですね。

このクリニックと医師を検索すると、FBFでもある杏林予防医学研究所の山田豊文氏の授業も受けており、非常にせまい世界だなということがうかがえます。またこのクリニックの治療法もありきたりな内容(水素+温熱)とかは思えないのですが、たしかに一般的なサロン相場からしても高いです。ただ、その医師としてはそれなりに人を治療したいという意図をもって、これらを行っていたのかも知れません。

しかし、既存の医療法や医師法に反するのは良くないと思いますし、結果的に代替療法や新しい医療技術の普及を阻害し、海外の流れと逆行して西洋医学一辺倒への復古を促すことになると思います。また、この場合山田さんの栄養学は直接関係ありませんが、そちらに波及したり食事療法や栄養療法全体に対して、噓であるようなレッテル張りが進行するかもしれません。昔から西洋医学界がやってきたことですから。

実はこの流れはこの事件だけではないので、いま記事を書いています。ある医療機器(念のため言っておきますがメタトロンではありません)に関して、警視庁は詐欺容疑で集団訴訟のため動いています。私はその医療機器を使っていませんが、HPでは予防的なよさそーなことを当然謳っており、これまた代替療法界の医師たちが名を連ねています。つまりこのようなことが横行しており、代替療法界の暴走が目立つのです。

私の使っているメタトロンもロシアでは医療機器として一応通っていますが、日本では通っていませんし診断や治療技術ではありません。私は日本におけるメタトロン総本店の顧問なので、これについては明言しておく必要があり、メタトロンは東洋医学的な体質や、食性を参考的に判断できるものであり、病名に対して直接的な治療ができると謳ったりできません。しかし平気でそういうことを言ったり記事にしている人がいます。

メタトロンだって他の道具だって役に立っているものはあるでしょうが、それは根本的なところが改善されるうえでの、補助的道具に過ぎないということは必ず認識しないといけません。しかし昨今の代替療法界では、医療機器から健康食品および温熱手技や肉体手技に至るまで、それで治るかのような言い方が平気でされており、公安に現実的に目を付けられている状況です。これは新しい医学の啓蒙を阻害するでしょう。

ちょっと前に週刊誌でも批判がありましたが、業界の必死さだけでなく代替療法の人々の欲望が、蔓延しているのも事実だと思います。当院でも一か月の自費診療費は4万円から8万円で、数カ月もたてば二か月とか診療期間があくため、平均15000円~20000円くらい、合宿も3回くらいの受診を勘案しての額ですが、代替療法クリニックや自称ガンを治せる的なサロンの一部は明らかに高い傾向があります。

有名な人が60万とか100万とかのも勧めてたりします。これってほとんどの人が払えませんよね。これは本来代替療法や新しい医学が模索していたものと違うでしょう。たしかに有名人のがんに関して、代替療法が悪かったというより抗ガン剤やりまくったことや、スイーツやお菓子ばかり食べていたことが悪化要因であることは確かかもしれませんが、これだといろいろ言われてもしょうがないということなのです。

代替療法や新しい医学の求めるものは本来、自らで予防できて自らが治療することができる、根本的な方針の推進のはずです。西洋医学批判も救急重視と慢性病治療の嘘を指摘してこそ、医療費全体の削減につながります。どうもそのへんのことを、医療や食の批判者たちは忘れているようにうかがえます。私は自分の根本療法は自分にやりたいからやってますが、ちゃんと値段や内容を見て一般の人が治療法を選択してほしいのは確かです。
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代替医療という傲慢について

代替療法という述語そのものが、そもそもの誤解の元です。「療法」と謳うことそれ自体が、ちゃんちゃら可笑しい。暇で小金持ちのババーが足繁くエステに通って、無駄な努力と自己満足に浸るのであれば何も問題などありません。しかし、こと医療ともなれば、ババーエステと同列に論じられて良い筈もありません。人は誰でも健康でありたいと願うのは当然です。しかし、健康とは豊かな人生を生きる為の手段であっても、目的では有り得ません。まして、審美的価値など、本来的に医療とは無関係な領域であるはずです。審美的領域の医療化ニーズは、主に需要者側の、個人的精神病理に根差すものであると考えます。初めに、代替療法という言葉への違和感を述べました。これに替わり私が推奨したい述語は「治癒支援」です。どんな生物であれ、何等かの要因により、ホメオスタシスの適正範囲から逸脱することは普通に有り得ます。逸脱の幅が単位時間当たり余りにも大きければ、速やかな個体死となるでしょう。しかし、ちょっとした撹乱程度の変位であれば、元々備わっている修復メカニズムにより、自発的に適正範囲へと引き戻す能力を全ての生物は備えています。但し、撹乱要因の排除
ないし減少の努力は前提となりますが…
治癒支援とは、撹乱要因の排除または減少の為の医療的介入と助言、ホメオスタシス適正範囲への穏便な復帰を支援する為の医療的介入に限定されるのが望ましいと考えます。しかしながら、撹乱要因の大半は、医療の責任範囲を遥かに逸脱し、とてつもなく巨大な社会病理に根差している事も事実です。こればかりは、個人の努力ではどうにもなりません。ヒトが種として存続できるかどうかは、ひとえにヒト集団の中における、自助と共助との総合に懸かっております。それが叶わなかったときが、私たちヒトの滅びのときとなりましょう。私には愛する人がおります。美しい魂の持ち主です。その人の為に、私は最後まで諦めるつもりはありません。

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キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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