薬漬け体験談

前回書いたものの続きとして、著書「精神疾患・発達障害に効く漢方薬」「日本の薬漬けを斬る」にのせた中学生のケースを紹介しよう。題名は「内気を病気にして薬漬けにする医学」、こんなケースを何件と見てきたから、医学とかいわれても承知しかねる、イヤ全ての医学そのものに疑念を抱くようになってしまったのかもしれない。


                        

飲んでいた薬
リスパダール®(抗精神病薬/リスペリドン)…4mg
ベゲタミン®B(睡眠薬・抗精神病薬/合剤)…1T
アキネトン®(抗パーキンソン病薬/ビペリデン)…2mg
デパケン®(抗てんかん薬/バルプロ酸ナトリウム)…300mg
ピレチア®(アレルギー治療薬/プロメタジン塩酸塩)…25mg
ロヒプノール®(睡眠薬/フルニトラゼパム)…2mg
ベンザリン®(睡眠薬/ニトラゼパム)…5mg(頓服)

現在
漢方のみ

このケースの患者は中学生である。中学生になると真面目でしっかりとした性格ができあがってきて、成績もトップクラス、友達や先生からも信頼されていた様子。しかしそれが災いしていじめられた経験もあったようである。その後悩みが増えて不登校に陥っていった。保健室登校を続けていくもののだんだんと眠れなくなり、ついには独りで家にいることも誰かがいるような気がして怖いようになってしまった。この時点で通院し始めたわけだが、診察した児童精神科は「統合失調症の初期段階(初期統合失調症)」と診断し強い精神病の薬を処方。ここからが混沌のスタートだった。

薬を飲むと逆にイライラすると訴えると、病気が悪くなっていると医者に言われる。薬を飲みだしてから手が震えると訴えれば副作用止めが出される。日中眠いと訴えれば睡眠が浅いからだと睡眠薬を追加される。全く暴れたりしなかったのに飲みだしてから急に暴れるようになる。その頃の患者の感想は以下である。

「このときは病気と言われてすべてに絶望し、何も希望がもてなかった。薬の副作用がきつくて飲みたくなかったけれど飲まされて、自分でもどうしていいか分からなくなってしまった。今まであった嫌なこと(いじめられたことなど)が浮かんできて、暴れたくなって毎日暴れたと思う。暴れるとすっきりしたので。」

入院するとさらに症状はエスカレートした。2日目に面会へ行くと、虚(うつ)ろな目をしてロボットのようで服もロッカーにしまえなかったと親は振り返る。入院中のことに対する患者の感想は以下である。

「毎日、全部がつらくて、「入院しなければよかった」と思った。担当医も看護師も冷たくて、入院前と態度が全然違っていた。話しかけても無視されることはしょっちゅうあったと思う。暴れたくなったけれど、暴れると金庫みたいな部屋(保護室)に入れられてしまうので頑張った。入院したことは今でもトラウマになっている。」

僕の所へ来て一番うれしかった事は、「病気じゃない」と言ってくれたときだと語った。

その後この子はすべての薬をやめてしまい漢方薬だけを飲んでいる。実はこの子の薬量は、僕のクリニックの中では中級クラスでしかない。この経過をみてこの少女は病気と呼ぶべきなのか、皆さんはどう思われるだろうか?僕のクリニックには日々こういう人が来る。きっと現代では、特に日本では、このケースの当事者のような特性をもった子が多いのではないかと思う。薬をたくさん飲ませたから解決するような問題ではないはずなのである。

最後に・・・・僕にも子供がいる。フェイスブックには載っている。そこに書いた一言は以下である。

「この子がもし精神的に変になったら、病気みたいになったらどうしようといつも考えてしまう。もちろん普通のときは優しくも厳しくもありたいですが・・・今言えること、それはどんなことになっても薬は飲ませないだろうということです。もしこの子がパニック障害になったら、パニックが出なくなるまでつきあいたい。うつになったら一緒にずっと休みたい。もし統合失調症みたいになったら、一緒に自然の中で暮らしたい。こういうとみんなにおかしいって言われるのです。そうなんでしょうか?僕はいつもわからなくなります。」
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そうだよ、自分たちはハンドルネームなのに、実名で東洋医さんのこと、オープンな掲示板で批判してさ。それも集団で、ひとりを集中攻撃。あんなに卑怯な親たちいないよな。子どもたちが病むのはわかるよ。

このケースは僕に似てる。
もし不登校になっても精神状態が悪くても、東洋医先生のお子さんには薬を飲まさないで下さい。お子さんの悩みや苦しみに、とことん付き合って下さい。
先生のブログに書いてある通り、僕らが必要なのは、親の愛だったり、友達だったり、地域とのコミュニケーションであって、精神科医じゃない。

善意の陰謀と見せかけの優しさに騙されてはならない。

当事者の集まりって本来、患者が立ち上げるものだろう。それを家族がとりまとめて、いくら選ばれた人だからと言っておかしいと思う。
優しい甘い言葉で勧誘して、思想実現のために、信者に洗脳されて、精神をすり減らして、回復は望めないだろう。

子どもを捨てたAC医や、子どもを虐待してるAC親たちには、東洋医師の子を思う気持ちは、わかんねえだろ~

No title

薬を飲ませるならせめて良くして。
切なる願い。

あなたは間違っていないです。こういうことが普通の世の中になることをこころから祈って望んでいます
ありがとうございます

あれ?あれほど発達障害は薬漬けになってもやむ得ないと言っていたのに、また主張が変わった。
取り合えず、自分の思うように回復してくれる患者さんは味方だが、そうで無いのは、敵で薬漬けでもやむ得ないということらしいですね。

No title

私は青板時代から彼の言動は拝見してますが、発達障害は薬漬けやむをえないって発想はほとんどなかったと思います。真意は知りませんけど、仰るときは一般精神科医が薬漬けにするので、問題を起こすな!というしつけみたいな目線だったように思います。3:55さんのいっていることは明らかに間違いです。
もちろん彼の発言に行き過ぎがあったりするのは私も知っています。でもそれは熱血がゆえであると多くの人が
思っています。

これが他の方の仰るように、笠先生の近くにいる方のでっちあげだとすれば悲しいです。

不都合をばらされる精神科医の攻撃だと信じたいです。

No title

06-11 03:55 は、毒親だよ。
裏掲示板で東洋医さんのことを土手医師と批判してた
あの人でしょう。

No title

「子ども虐待という第四の発達障害」という本は勉強になりました。

自分らの正義を守るために
捏造、でっちあげしてるだけだろ

No title

>「この子がもし精神的に変になったら、病気みたいになったらどうしようといつも考えてしまう。もちろん普通のときは優しくも厳しくもありたいですが・・・今言えること、それはどんなことになっても薬は飲ませないだろうということです。もしこの子がパニック障害になったら、パニックが出なくなるまでつきあいたい。うつになったら一緒にずっと休みたい。もし統合失調症みたいになったら、一緒に自然の中で暮らしたい。こういうとみんなにおかしいって言われるのです。そうなんでしょうか?僕はいつもわからなくなります。」

東洋医さんは、このような子供を想う感情は、あなたを訪れた患者にも同じように抱きますか?

No title

ナニコレ?東洋医のコメントなの?
そんなモン抱くわけねーだろ。
自分の子供にだけ抱いてりゃ十分。
オメ―が抱け!!この毒親が!

自分が抱けないから、精神科医に求めてるんだろ。
自分らの子どもを無理解の上、その責任を精神科医に転嫁してるんだから。
子どもを本気で愛してないし、理解してないし、反省もしてなくて。他人を攻撃したり批判ばかりの毒親は救いようない。

No title

13:36にコメントしたものです。
私はだれかの親ではなく、東洋医さんを訪れた患者です。
素直に聞いてみたかったのです。

Re: No title

> 13:36さんへ:
> 私はわが子にむける感情と同じ感情は抱きません。それは医業としても心理学としてもタブー視されていますし、そうすると多くの精神科医と同じようにつぶれてしまいます。あげられた文面は、私がFB上で書いたものですが、もし実行するなら医師をやめることになりますから、その段階で矛盾しているでしょう?もちろん虐待された子供の患者をみたとき、親を引っ張り出して、「あなたを殴ろうか、そうすれば子供のつらさがわかるよ」くらいは言うかもしれません。しかしそれは自分の子供にむけた感情と同じではなく、映画をみて共感するのと同じレベルです。
>
> 医者の仕事はその人を癒すことだ、医者が全てを救ってくれる、と多くの人が思っているようですが、これは明らかに違うと思っています。手術で助かったとしてもそれは結果論で、患者さんが勝手に癒されたと思っているだけです。もしそのような職業があるとすれば、それは神父さんだったりスピリッチュアルカウンセラーくらいでしょう。その前にある患者さんを、真に癒すことができるのは、親と伴侶と親友くらいのものなのです。精神を扱う医者とは、関わる人たちに違う事実や考えを示したり提示すること、薬を使うなら今より一歩でもよくすること、薬以外の方法があるならそれを提示してあげること、たとえ嫌われても誰かが言わなければいけないことを言うこと、休む事をすすめたり診断書を書く事、他の専門家につないであげること、その程度だと思っています。
>
> そういう割り切りをしているから、攻撃したい人も増えるのでしょうね。

No title

 お久しぶりです。カナダ行った藤田です。母ともどもお世話になっており、ありがとうございます。こちらでは日本にいたときとあまり変わりなく(いい意味です。昨年12月以降は安定してたので)やってます。景色がいい分、すこし気分がいい感じです。
 先生が海外行くとよくなる、という話は、一理あると思います。こちらの知り合い(留学先とは別の学校のマーケティングを手掛ける方)からは、日本で帰国子女で苦労されてる子供(英語ができてすこし違った発想があるだけで、浮いてしまうような子のことらしいです)が多く、その方も帰国したら子供が心配だとおっしゃってました。
 日本だと行動に理由をつけることが必ずしも美点とされず、中にはそれを疎ましくおもうひとも多い。そんな雰囲気で精神的に参っているひとだったら、劇的に変わるかもしれませんね。英語は必須ですけど。
 ブログ最後の言葉、だれがおかしいって言うんですか?全然わからないです。おおげさになりますが、感動的な言葉です。日本の常識、世界の非常識と聞いたことがあります。言葉だけなくなって、あまり変わってないのですね。
 長くなりすみませんでした。今後ともよろしくお願い致します。

No title

お久しぶりです。カナダいいところなんだろうな~ホッケー観戦したい・・・頑張ってくださいね。
おかしいってのはよくに言われますよ。とくに患者さんの親たちに。
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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