必須脂肪酸は必須ではない?

この考え方はほかにも通じるんだけどね。
必須脂肪酸は必須ではない??

これはまだ仮説だが専門の人にも少し話してみて、まだ結論が出ていない話である。内容自体はある程度栄養学や食養についてわかっていないと理解できないので、読む人は専門的な人限定の記事として読んだ方がいいかもしれない。まず、この話は必須脂肪酸というものが存在することが発端である。この必須脂肪酸というのはオメガ3、オメガ6系の脂肪酸のことを指し、この二つは人体で作られる酵素がないため、食事で摂ることが必須、つまり人体に必須であるかのように啓蒙されていることに始まる。

しかし少し考えてみるとそれはおかしいのではないかということに気付く。なぜなら先住民族は肉や魚や採集したものが主食であり、植物性のものはおおよそ3割程度の摂取率となっているらしいからだ。オメガ3やオメガ6の脂肪酸はよく植物油に入っているが、特にオメガ3を多く摂るように最近の栄養学では勧めている。炎症や非炎症とも関係しホルモンや胆汁酸の源になるからだが、では先住民族はどれくらい必須脂肪酸を取っていたのか、調べてみると面白いことがわかった。

もちろんこれは時代に移り変わりを考慮しなければならないが、簡単にまとめると次のような比率であることがわかった。これは食品衛生表的なものを見るとちゃんと載っていることである。

      飽和脂肪 一価 アラキドン n-6 n-3
いのしし   5.83  9.37        計2.55
和牛リブ   32.51 43.86  0.0   1.8 0.08
しか     0.44  0.26        計0.20
豚かた脂   5.14  6.54  0.05   1.35 0.07
鶏むね    5.06  8.46  0.10   2.51 0.13
うなぎ    4.96  9.13  0.07   0.40 0.09
しろさけ   0.73  1.48  0.02   0.02 0.02
いわし生   3.42  3.50  0.10   0.28 0.11
くじらうねす 6.26  13.34        計7.21
どんぐり   0.12  0.06  0.00   0.07 0.00
くるみ    6.95  10.25  0    41.26 8.97
よもぎ    0
にんにく   0.18  0.04  0.00   0.37 0.04
大豆生    2.57  3.61  0.00   8.66 1.82
100gあたり

動物性の脂肪は飽和脂肪酸が一番多いことは常識である。また一価とはオレイン酸などのことを指し、オリーブ油などにも多いとされるが、この一価不飽和脂肪酸は人間の体内に合成酵素があるため、必須脂肪酸には含まれない。その上で上の表を見てほしいが、これを見ると獣肉やくじら鶏の胸肉に一部含まれているものの、全体の総量としてかなり低いということがわかる。先住民族は当然ながら肉は獣肉や海獣しか食べない。あとは魚介類や虫である。そしてやはり必須脂肪酸は植物に非常に多いということも分かる。

油に関して陰謀論的な考察として常識のこととして、この世界に植物油を流行らせたのは人々を病気にさせるため、というものがある。これはその通りに普及に従い病気が激増したわけだが、この反証が先住民族の病気のなさと強靭さということになる。とすれば、この必須脂肪酸という考え方、植物油のオメガ3と呼ばれる「良い油」というものさえ、実は必須ではないとか重要ではないという考え方が成立するのではないか。これがこの仮説の原点なのである。確かに魚であっても必須脂肪酸類は比率として少ない。

つまりオメガ3やオメガ6は人体の主要ホルモン原料になるとされるが、実は飽和脂肪酸やオメガ9からでも人体は作り出せる機能があるのではないか、そうすると植物油理論は根こそぎ崩壊するのではないか、と問うているわけである。ちょっとそのカスケードが見つけられなかったので探し中なのだが、間違いなく言えるのは脂というのは重要な人体構成栄養素であり、そして先住民族はオメガ3やオメガ6に頼って健康に頼っていたのではない、という疑問が浮かんだのだ。

そもそも論でいうとなぜオメガ3とオメガ6を作るための酵素がないのか、そこを考えねばならない。ない=摂らねばならないという風に既存の栄養学は訴えてきたが、これまでいつもそれは間違いであった。たとえば糖分などは最たるもので、脳や筋肉を動かすときに糖分が必要としてきたわけだが、実はそれは単なる毒で人体は糖分を作り出せる能力を持ち、先住民族は非常に糖質や炭水化物の摂取率が低いからこそ健康だったのだ。これにとどまらないが要するにないから摂れではなく、ないのは必要がないと人体のシステムが最初に決めている、だから酵素がないと考えられるかどうかになる。

たぶんこんなことをいっている医学者は世界で私だけだろうと推測される。だからまだ仮説で構わないのだが、やはり本質的には植物だけに頼ることは健康を著しく阻害する。なぜなら人間は生物的には雑食の生物として生まれたからであり、歴史上何百万年もそうしてきたからだ。近年のココナッツオイルの嘘もここにつながっているし、植物油の嘘も根こそぎここへつながっている。健康ということを考えるときも、地球というレベルで考えるときも、食物連鎖や自然界の掟を重視して考えないといけない。動物愛護の観点に立つのなら、食材廃棄、畜産の酷さ、動物実験、象牙などの商品化、ペット産業、殺処分などをまずは考慮すべきだろう。

また、現実世界においてこの理論が仮に正しいとしても、それを実践しようとするといなごのように動物を食いつくすだけとなろう。それらを含めて健康や医療や食については考えねばならない。最後は必須脂肪酸の話ではなくなったが、ここにもつながる話なので書いておいた。専門家の方々に少し問いかけてみたい話題である。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

動物肉だけ食べ続けた人

ご存知かもしれませんが、こんな記事もあります。

動物肉だけ食べ続けたらどうなるのかって?
http://dietforlife.blog.fc2.com/blog-entry-94.html?sp

またしても… シンクロ?

内海先生おはようございます~! 今回は貴重な資料をありがとうございます♪ ……先日 コメントさせて頂きました松果体の事…またもシンクロ?…答え?が…………(知ら無い…知らされて無い…疑問持た無い…考え無いは)…… なんと恐ろしい事でしょうか……《フッ素の蓄積が松果体を石灰化?》…………… 松果体は第三の目とも言われる大事な場 ……………(小さな虫?ふん転がし)がどうして 広大な大地で位置を知るのか………… と 言う番組の中で 磁極を感じる…(方向を見る?)が松果体にあるとありました 人間においては最も(にんげん)たる 大事な場では…………私の緩~い…おつむで…思っていた所でした 最近の異常とも思える社会現象や事件の増加等も関連一つの要因でもあり? …………もしくは意図して 人間のロボット化 奴隷化?(自分の頭で考えない判断しない出来ない(にんげん)造りかな~?どうかな~内海先生……………………… Inn Deepから………… http://oka-jp.seesaa.net/pages/user/m/article?article_id=413439189&_=M2IV

実践的生活

内海先生~連続コメントすみませ~ん! 《 松果体活性の実践!》している方の記事に出逢いました……… コレもまたシンクロ?       βエンドルフィン…セラトニン活性…気持ちよくなり愉快になる?研究結果……………(不思議で大切な場所なのですね~♪)……………………飯島一郎氏 《太陽凝視で松果体活性すれば 人の意識が覚醒する》…スターピープルno48号掲載     …我が家は断層真上にマンションあるせいか時折微弱地震波も感じたり 各スマホパソコン携帯の電磁波も影響します…    特に携帯スマホパソコンは額の中心第三の目の部分がウズウズして気持ち悪くなります…他の方はならないのかな~?………携帯が発売始め頃数十年以上まえです…………海外の記事に(脳腫瘍との関係があり)と見た事がありましたがいつの間にかうやむや…………………………時折 電磁波の無い山の中にある温泉ph9・3…39度のぬる湯につかります…そうすると…ずいぶんと楽になり心身がリセット出来ます……しかし太陽凝視は かなり勇気いります

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

必須脂肪酸は”石油”と言う物質が大量に体内に蓄積されてきたことがかかわってきてるかなと私は考えています。
父が「全ての病気の原因は脂。大切なのは脂の摂り方、バランス」と言っていました。体内に入ってしまった石油と言う脂の対策で、現代人は先住民が必要なかった脂肪を摂る事で改善できる疾患があるんだと思います。
厚化粧をしたらクレンジングの量や質を変えないと洗い流せませんから、石油が体に入ってきたからには今までの脂肪酸では間に合わなくなってしまったんだと思います。

植物性と動物性の事は良く分かりませんが、私は向精神薬対策でアラキドン酸を摂るために豚モモをしっかり食べました。炎症が起きやすいのは聞いてましたが、DHAやEPAでは無理と思ったのでそうしました。

植物油では薬物の断薬時にある油がすごい仕事をしてくれました。エゴマやオリーブ油などとも別格です。環境問題的にここでは紹介できませんし、何でそれが効いたか私にはよくわからないです。
質の良い植物油は低温圧縮法で摂ると言いますが、これは自分の口の中で出来る仕事です。噛んで噛んで噛んで・・繊維を砕いて脂の完成です。Myブームはいよかんシードオイルです。いよかんが旬だからです。薄皮ごと種も良く噛んで頂いてるだけです。良質脂はちょっとでもとてもいい仕事をしてくれます。

父はバターを適時に上手に摂る事も言っていました。他の油とは区別をしているようです。とても大事な事です。私は食べたいと思った時に少し使っています。
バターと、私は生クリームも大好きで時々飲んでいます。生クリームドリンカーです。

長くなりました。終わります。


No title

う~んオリーブ油やココナッツオイルといった植物油が身体に良い、必須であるというのは嘘だと思いますが、

先住民が食べていたような動物油が体に良い!という事もないと思います…。

先住民が健康的でQOLが高い、というのも正直中立性を欠いた恣意的なデータだと思うので…。
先住民は今の人類と違って寿命も短いですし、
今の人類が先住民と同じ食事をすれば健康で長生きする、ということはありえません…。

日本で高いQOLを維持しつつ長生きしている人たちに共通しているのは「少食」くらいで「先住民食」というのは関係ないですね。

スレ違いで御免なさい

今NHKで献血を促す放送をしているのですが、これは何か隠された意図がありますか?
以前輸血なんかはいらない海の水を薄めて与えればいい話だとネットで読んだ事があって先生の見解をききたいです。
最近このブログを見始めたので以前にこの件について載せられていたとしたら申し訳ありません、宜しくお願いします!

人間のロボット化?!

内海先生~!こんばんは…《100匹目?の猿》現象? なにか最近あちこちで 松果体のお話が… 近年 高学歴でも人間的に変な人…ロボット化した人が増えてない~?…と思っていたら…あら!私だけではなかった!………… 内海先生~松果体の石灰化は改善するものでしょうか?…     InDeepより…http://oka-jp.seesaa.net/pages/user/m/index?_=qM0m

ありがとうございました

油も植物性のものだけでなく、動物性の物もとったほうがいいんですね。私は4年くらいベジタリアンをやっていていましたが、今は肉も魚も食べるようにしています。今の方が体調がいいです。

 でも便秘になるので玄米は結構たくさん食べます。(40度のお湯に一晩浸して発芽させてから食べています。このやり方、玄米の毒性が消えて、食べやすくもなります。)

 7月に、娘のことで家族4人で先生のクリニックにお伺いした際、
「精神病薬は毒で麻薬」とか、「統合失調症なんてない」という先生のお話を聞いていた息子が、帰宅後自分で薬をやめてしまい、幸い離脱症状もなく、元気になりました。

 私がいくら言っても聞かなかったのが、先生の一言でやめられたので、とっても感謝しています。

 その後残留薬物の再活性化で少し再発のようになりましたが、「心の病に薬はいらない!」を読んであったので、慌てずにすみました。

 重ね重ねお礼を申し上げます。

 ありがとうございました。

必須でないもの

砂糖
シャンプー
朝食
風邪薬
ワクチン
抗がん剤
がん検診
がん保険
高速増殖炉もんじゅ
集団的自衛権
カルト宗教
戦争
牛乳
兵器
人間

必須なもの
太陽
海水
わずかな食料
寝る場所

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

こちらとは関係ない事を少々。。。

ハムハムさんの「バランス」と ぽるさんの「小食」が
大きなキーワードの様に思う。
過食しない為に「繰り返し良く噛み」満腹中枢を刺激する。
ずっとずっと昔には食物を生のまま、酵素やフィトケミカルも
まるっと食していたはずで
生き物は殺してすぐのものなど
ありのまま食していたはずで。
当時は美味しく食べられていた物たちは
現代人の味覚には合わないものばかりかもしれません。
(何を基準に美味しいと思うか?という価値観も違うだろうし)

こちらのブログとは関係ない話だが、
とあるブログで書き込んでいたら、アク禁食らった。
しかも、ブログ主の精神科医から
別のユーザーと同一人物の様に書かれていた。
(アクセスログで別ユーザーと分からないほどネット音痴なのか?)
そのねつ造記事をさも、本当の様に思い込まされて
あのブログの信者は洗脳されるのだろうな。
しかし、流行っているからと漢方を客寄せパンダの様に処方したり
静養薬の様にそれらを簡単に処方したりを遠回しに批判した事が
余程頭に来たのだろう。
双極性障害が現在は服薬無し、通院無しなどと書かれるのも
おもしろくなかったのだろう。
化けの皮が剥がれれば、あいつも所詮、
金儲け目当てのブログ発信に過ぎない。

ああ、愉快愉快♪

先住民族をヒントにすることについて

・先住民族は先進国人よりも健康なのだろうか

・不健康な先住民族は死亡しているので
結果的に、先進国人より健康な先住民族のみが生き残っている可能性はないだろうか

・先住民族の集団では死亡しているような人が先進国では生存できているので、比較すると先進国に不健康な人が多く存在するのではないだろうか


という疑問も、感じました。

というのも、

北海道のアイヌ居住区に限って言えば
戦前の本土の日本人で、当時の和食を現地で続けた
本土人は、ほぼ全滅して、

アイヌ人はその点で、栄養摂取に優れていて生き残ったと。

そういう意味で先住民族の食生活から栄養摂取を研究するのは
人体と健康の由来を知る上で科学的な気もするし

人体と胃腸のシステムが成立した頃の人間というのは
先住民族に近い暮らしをしていただろうと思うので

先住民族から、より健康な栄養摂取を推測するのは
理にかなっていると私も思います。

ですので、更に知りたくなり、疑問を持ちました。

こちらのブログはこの記事のみ拝見しておりまして
不勉強な中失礼致します。

腸内細菌が必須脂肪酸合成?

内海先生、良記事ありがとうございます。

専門家ではありませんが、考察してみました。
必須脂肪酸のうち、「リノール酸」を例にして以下書きます。

生化学の教科書的には、
オレイン酸(18:1, delta9)からリノール酸(18:2, delta9,12)の
合成酵素「delta12-脂肪酸デサチュラーゼ」が、

「動物では欠損している」ため、「リノール酸は食物摂取が必須」ということになっていますが・・・・


ビタミンKは、動物自身では合成できないものの、腸内細菌が代替合成して、補っていますよね。

もしかしたら、必須脂肪酸も、同じように「腸内細菌に作らせている」可能性もあるのではないでしょうか。

必須脂肪酸の摂取なしに健康であるヒトの腸内細菌を、調べてみたいですね~

No title

その可能性は十分ありますね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR