台湾を訪問して

このGWは親子で台湾旅行に行って来た。お礼参りをかねて3年半ぶりくらいだが、自粛していても仕方ないし、娘をいろいろな所に連れて行きたいので、キャンセルせず来台した次第である。これからも機会があれば様々訪れたいと思う。しかし旅行しても仕事のことは頭から離れにくいもので、ガイドさんが日本語上手で同じ世代だったので、台湾のメンタル業界について質問してみた。そうすると次のような話であった。

(台湾では日本より開業医が少なく、美容整形が多いが)台北市内にメンタルクリニックはありますか?
→大きな病院にはある。しかし通っている人をあまり聞かない。台湾人は精神的に困った時や苦しい時、占いに行くか漢方薬を頼る。病院は救急や身体医学的な部分がほとんど。

(台湾は治安がいいといわれるが)治安や自殺や介護についてはどんな感じですか?
→変な人は多いかもしれないが、治安はいいと思う。それには宗教の影響が強いのではないか。台湾人は信心深いので、怖い犯罪は少ない印象があるし、自殺が日本と韓国に多いと知ってびっくりしている。これまで介護は家族でやることが多かったが、台湾でも高齢化がすすみ、変わってきている。

占いってどれくらい当たりますか?
→よく当たると思う。透視のような占いではなく、古来から続く手法でやるので、確率がいいのではないか。また人情的な話やその他の会話もうまいので、癒される人が多いのかもしれない。

実際台北市内ではメンタルクリニックはまったくみかけない。日本がメンタルクリニックだらけであること、そこでは投薬治療が中心であることを言ったら驚いていた。しかしこれはどちらが害少なくおすすめかといえば、明らかに台湾の方であろう。

精神科領域の話になった時、必ず哲学、宗教、占いはついてまわる。これは人間が古来から精神的苦痛に対し、どうやって薬を使わず軽減を試みてきたかという歴史の表れととることができる。また統計学的にみた時、どのようなタイプの人がどのような行動形式だとか、何が向いているとか、どうすればいいとかの膨大なデータの集積ととらえることもできる。

私は占いなどできないが、ある人がどういうタイプで何が向いていて、どこが長所短所でどんな性格というのは、医学的見地からもいえるし当たることが多い。往々にして患者自身にこのような話をすると嫌がられるものだが、患者の家族の相談を受けた時はだいたい称賛される。これは私がすごいのではなく、これまでの知識を集めれば大体誰にでもできるのである。もちろん占いはそれだけではなかろうが、同様の面があることも否定できまい。

少なくとも現世界では占いで害というのはほとんどおこらない。また占いというものには「責任」が発生しにくい性格がある。まさに当たるも八卦当たらぬも八卦であり、言われたことを実行するか否かは本人の選択にゆだねられている。占い師が失敗の責任をとるという話もあまり聞かないわけで、これは医療とは雲泥の差だ。もし日本のメンタルクリニックで何か相談する人がいたら、なにかに失敗した時や嫌なことを指摘された時、責任問題を取り上げる人が一体どれだけいるだろうか。それがゆえにメンタルクリニックでは会話やアドバイスが重視されず、要するに「責任」を言われるのが嫌で、流通している薬に偏向するにいたったことは、これまで述べてきたとおりだ。

日本でメンタルクリニックが乱立するのも、薬偏向であるのも、そもそもメンタルクリニックがあること自体も、すすんでいるのではなく退化の象徴だ。自浄作用や自然治癒力を日本人自体が失っているといってもよい。今は簡単なことでメンタルクリニックにかかりすぎであり、自分で何とかしようという試みや選択そのものが失われている。また医療などで解決しようがない問題を持ち込みすぎであり、そのためにどうせ治らないと思われながら薬を出される弊害につながっている。また薬漬けにされていない人の場合、疾病利得という言葉がこれほどしっくりくる国は、日本以外になさそうである。

精神科などもっと縮小するのが自然な流れなのである。実際他の先進国はみなそうであり、あえて差別的に言ってきた「狂ってしまった人」「おかしくなってしまった人」だけが薬を飲めばよい。大病院だけに精神科があり、他は一切なしなら人権団体も監視や警告し易かろうし、国に近い組織なので外圧もかけやすい。それだけで薬を飲むべき人、飲まされる人は50分の1くらいになって副作用や害の確率も減るだろうに。



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No title

>>「狂ってしまった人」「おかしくなってしまった人」だけが薬を飲めばよい

精神病に対して、偏見や差別を助長するような発言は
控えてください。

まだ解明不明であるとはいえ、脳内物質のアンバランスが
原因の脳の病気です。

病気でない人が聴こえない声が聞こえたり、
ありえない考えが浮かんだりするわけで、
根性で直すとか、そういう病気ではありません。

精神病=脳の病気だという認識はお持ちでしょうか?

他の臓器が病んでいる患者さんと同じように
脳が病気であるだけで、精神や心は病んではいません。

No title

デビットカイスラー(アメリカの精神科医):
現代の精神医学において精神疾患の遺伝的、生物学的原因に関する説得力のある証明は、いまだにただのひとつもなされていない。その主張を証拠立てるような検査も存在しない。

レネーガーフィンクル(アメリカの精神科医):
精神医学は儲かる詐欺である。APAによって出版されたDSMに収められている精神障害は、会員の多数決によって選ばれたものである。その科学的レベルについて「レストランを決めるのと変わらないレベル」と評した。

ジョンジュレディーニ(オーストラリアの医学博士)
スティーブンシャーフスタイン(アメリカ精神医学会会長):
化学物質の不均衡理論はばかげている。脳内の化学物質の不均衡の存在を証明するテストは、実験室レベルでも存在しない。検査結果などもありはしない。

ブルースレビン(心理学者):
ADHD、うつ、統合失調症、不安障害、アルコール依存症や薬物乱用、過食症、賭博依存症など、いわゆる精神疾患や心の病、精神障害と呼ばれるものを発見する生化学的、神経学的、遺伝的な指標はありません。

どっぷり精神業界に洗脳されてご苦労様です。

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No title

変わらない現実に嫌気がさして、飲みたくもなるのですがね。
ま、先生方も頑張っておられるので、また、やる気に成らないといけませんね。
人間、少しぐらいのKYでも、いい気がします。
台湾人?くらいに?

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No title

>11:29さん
ご自由にどうぞ。

No title

左右でまったく違うという内海先生の手相占いの結果が知りたい(*≧∀≦*)
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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