精神疾患というウソ

前回「どうすればいいか」で終わってしまったが、それを書く前に、表題の意味をもう少し深く検討しよう。表題とはいきなり矛盾するが、すべての精神疾患がないとは言わない。ただほとんどの心療内科や精神科にかかっている患者の病名や、病気であるということそのものがウソっぱちだ。前述べたように、「病気」ではないのである。何百何千というヘビー級投薬患者を診察しセカンドオピニオンしてくると、そのことがよくわかる。

不安や強迫の普遍性については前回も述べた。これらとその反応というのはむしろ人間として自然なのである。予想不能な出来事が起きればパニックを起こしていいではないか。
強迫観念だって同じであり、頑固、信念、執着、妄執、所詮似たような意味に置き換えれる。人間が知恵や知能を持っている以上、こだわりを持つのは必然でしかなく、そのこだわりが変わる時とは、大きすぎる外的変化が起きた時か、こだわりを持つ人が負けた時くらいしかないのではないか。

人格障害という言葉もある。確かにそういう行動形態は存在するだろう。しかしこれも言葉を変えれる。サイコパス、トラブルメーカー、自己中、わがまま、ナルシストなどなど。これらが「良」といっているのではなく、これらを疾患だととらえることが間違いであると言っているのだ。気分変調も同じである。気分変調などというものは誰でも必ず存在する。また気分変調症の人はイライラするのを非常に嫌がるが、イライラしない人間のほうが世の中には少ないはずである。うつも同じだ。働きすぎで疲れたり、社会的に絶望状態なら気力がなくなるのも必然だ。昔は休めば良かっただけなのに、それを許さぬ社会を放置して抗うつ薬もうつ病もなかろう。

PTSDという病名もある。確かにその状態は存在するかもしれないが、そうするとやはりほぼすべての人間がPTSDになる。トラウマを抱えていない人間など私は一人もみたことがない。戦争体験者、被災、犯罪被害、いじめ経験、パワハラ、DV、虐待その他諸々、日本にそれらを何一つ体験せず、ぬるぬると生きて来た人がどれくらいいるのか。一人もいるとは思えないし、であれば基準に照らすとみな治療対象となるわけだ。

現在統合失調症といわれる人の大半でさえ、病気というか疑わしい。今やコンプレックスなどから被害妄想的になっているものも統合失調症である。思考と幻聴が区別されていない人も多い。社会的に追い詰められている人も統合失調症となる。これなら昔の暗殺者に狙われた君主など皆統合失調症である。スターウォーズのダースベイダーも統合失調症そのものになってしまう。発達障害についてもこれまで書いてきたとおりで、先天的要素というなら、父母から性格的な面も遺伝してしかるべきだ。基準にあてはめれば、奇妙な言動を続ける東電も原発保安院も、政治信条を曲げれない政治家も皆発達障害と認定できる。そもそも自分を発達障害と言いながら、そのネタで講演したり本を書いたりしている人がどれほどいるか?その人たちが真に発達障害ならこんなことはできたりしない。私もこれまで自分をADHDに属するとたびたび述べてきたが、その皮肉をきちんとわかっている人は驚くほど少ない。

書けばきりないのでこの辺にしておくが、精神疾患という分類、認定はあらためていい加減極まりなく、その中で諸々医師が自分の判断基準で診断したところで、前提から崩れているのだ。すべての病名など「便宜上」であるにすぎないということである。診断などがこれだけいい加減なのだから、薬など根本的に効くわけがない。メジャーと保険病名の関係さえわからない人は論外だが、精神薬に病名処方対応という概念自体が無意味なのだ。
対症療法であり、毒的であり、姑息療法であり、増やせば鎮静か昂揚にしか働かないからである。そして問題はたいがい人間の心は弱く、薬を吟味せず頼ろうとすることである。存在があるから便利である代わりに、人間をより弱くさせたり腐らせていくものは多数あるのである。携帯もパソコンもゲームも車もそうであり、もっといえば原発もそうかもしれない。原発に頼った今の結果と薬に頼った結果は似通ったものがあるといえる。さらにいえば精神科がなくなってしまえば、結果的に人間はたくましくなり薬害も減ると思う。

では「どうするのか」。結局これらは「鍛える」か「休む」かすれば、薬なしでも90数パーセントはよくなるのである。万が一薬を使うにしても急性期だけ使えばよい。だが休むをすすめるのは簡単だし薬が好きな医師は多いが、鍛えるを推奨する医師はいない。どうしてかといえば、そんなこと言えばドクハラだといわれるからである。人でなしと言われるからである。患者権利が肥大した今は人権侵害とまでいわれる。しかし自分の精神は自分で鍛えるよりなく、自分で治すより方法などあるはずないのだ。薬に頼っている段階ですでに他力本願なのであるから、良くなるはずはない。薬がほぼ無意味で一時的なものであることは、多くの人がすでに理解したはずである。古人は皆鍛えることによって自らの精神的な弱さを克服してきたので、どんな弱い人でも、どんな発達障害傾向が強い人でも不可能でもなんでもないのだ。

思い返してみると、多量に服薬していた人が、減薬したり断薬に成功した場合、一段階強くなっているように感じる。つまりこれは多剤大量療法が一つの試練のようになっているからである。もちろん多剤大量療法をすすめるものではないが、人は試練が多くないと強くならないし、精神的症状もよくなりはしない。弱い人の気持ちを知らないといくら言われても私はかまわない。弱い心を強くする方法などどんな医師ももちあわせているわけないのであり、それを与えられていると感じている人がもしいれば、それはすでに何かに洗脳されているにすぎないのだ。まあそれでよければ好きにしてもらって構わないが・・・


次回は「ではどう鍛えるか」について書いてみたい。

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No title

自分は、障害年金を受給するようになってから、確かに弱くなった気がします。
まわりが、貰っているからと、28の時受給しましたね。
貰っていないと、浮いてしまう。
さすがに遡及までは、しませんでしたが。

No title

//昔は休めば良かっただけなのに、それを許さぬ社会を放置して抗うつ薬もうつ病もなかろう。//
抗うつ薬を裏で買うという人もいるくらいだしね。
パスワードは編集する気が無ければ入れないほうがいい。
これで、一応確認終了。

訳が分からないなら始終訳が分からないはずです。それなら障害だろう。しかし病人の行動は理にかなっている。利己の為に病気を利用して自分の無責任を追及されるとまた病気が出てくる。だいいち、これほど障害障害と言いたい障害者が今までいただろうか。しかも薬を止めたら治る可能性が大きいのにまだ薬を飲みたがる。そして障害を認める生き方も大事だよとか親は言い聞かす。病人は「ボクら病気にならないことがボクらの仕事だから…と毎日毎日遊んで暮らす」

弱い心を強くする方法はありますよ。ひたすら話に共感し、うなずいていれば、そのうちに患者はおのずと立ち上がっていきますよ。

No title

ひたすら話に共感し、うなずいていれば

>そんな訳なかろ。いっそう自己正当化してわがままになるのが
オチww
自然の中では皆たくましく生きている。
精神障害なんて人達も、薬や下手な助けがなければきっとそうなる!

No title

親の教育に問題がある。親はいうことを聞かない子供を精神障害として扱う。社会に対して必要なことを何も教えてくれない。親は自分の都合で薬を子供に投与する。経済的に有利であることを利用し、子供をがんじがらめにする。精神障害などという存在は社会病であるにすぎない。

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怖すぎる現実

なんか怖いくらいに励まされてる!

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疑問

○○広場の管理人は「皆違っていい、いろいろな生き方、苦しさ、戸惑いを知り、認めあえるようになれば」と
きれいごとをのたまわっているが
R氏が絶対正義だと信じて、それに逆らう者反する者は
徹底的に排除しているわけで、そんな偏った考え方で発信や
サポートしているのは当事者の立場として疑問である。

病前性格とは

内気、気弱、内向的、友達少ない、ケチ、思いやり欠ける、勇気がない、1、2、3月生まれが多い、背が低い、過保護の親→精神科に追い込まれた性格(イジメされやすい、喧嘩に弱い、ケチ臭い、嫌な性格とは

芸能人が少ない、スポーツ選手も少ない→やはり活動的だから


日本は医療制度が整い薬を出したがるから

No title

精神科がなければよい。あるから依存してしまう。依存してしまうから薬を出されてまた依存する。先進国はみな精神科の縮小を図っているのに、どうして日本は違うのか。

統合失調症

日本の精神科医は、自分の理解できないものを
全て、統合失調症だと思いたいらしいです。
(今は、光トポグラフィーがあるので、ある程度は
客観的な診断が出来るかもしれませんが)

この考え方を小中学生が知れば、
勉強が理解できない人は、担任の先生は
統合失調症だとすぐ思うでしょう。
(実際に統合失調症の教員は多いらしいですが。
また、この場合、生徒の努力不足と考えたほうが
自然だと思いますが、逆に生徒がLDなどという
変な精神疾患だと思われることもあるようです。)

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プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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