続・善意の陰謀

善意の陰謀という言葉はイギリスで精神薬の薬害問題に取り組んだ、チャールズメダワーの造語である。彼の本には精神薬が開発されてきた経緯とか、権威ある会が善意をみせつけながら利益誘導するやり方をとらえて、こう皮肉っているが、見方を広げれば、精神科にかかわるすべての物事は善意の陰謀であるととらえられなくもない。
これまで私は多量精神薬処方医師たちを悪徳と呼び批判してきたが、最近はこんな医師たちなど序の口でしかないのではないか、と感じている。セカンドオピニオンの妄信性をみせつけられて発見したのは、精神科良識派と呼ばれる人たちの善意の陰謀が、いかにすさまじいものであるかということである。これは別に笠陽一郎に限った事ではない。

そもそも精神科診断が作られた経緯は、ある程度のレベルの人なら知っていることである。その診断体系に対して批判する精神科医は多く、私もそれには追従してきたが、その方向性そのものが間違いだったのではないかと、今痛感する思いである。精神科良識派とかいう人間の多くは、今のDSMやICDが間違いで、「自分の診断法が正しい」「自分の判断がより深く本質をとらえている」などという。違う視点のようにみせかけ、薬を減らすだけで大半がよくなるのは当たり前なのに、さもそれが「自分しかやっていない」ということを刷り込もうとする。なぜそういうか?それは自分がそうだったからである。セカンドオピニオンは役に立つ、人を助けている、正義である、周囲で誰もやらないから私がやらねば、という、自分が正義の極にでも立っているような気分を、関わっている人々は感じているのだ。だからこそ革命や医療テロリズムという言葉が出てくるが、こんなものは政治洗脳と何も大差ない。もともと精神疾患という概念がなぜ生まれたかとを考えれば、この議論は愚かそのものであり、それに追従してきた私は謝るよりないだろう。

結局何が言いたいかといえば、DSMが間違いで良識派の意見が正しいのではない、ということである。精神医学の診断体系、精神科として診断することのすべてが間違っているということである。そして精神薬が治療薬などいう立場として存在するから、問題が起こるのだということである。私はここに至るまで長い時間を要した。昔ネット掲示板で、すべてのものが個性と人格としてのみ扱われる日が来ないだろうかと質問し、そういう日が来るかもなんてあいまいな返事をしたかもしれないが、それで結構だったのである。

発達障害などという病気は存在などしない。確かにそのような行動形態は存在するかもしれないが、それは病気とは呼べない。頑固でない人間なんてホントにみた事あるか?と思う。これは所詮団塊世代と精神医学業界によって作り出された新たな虚構なのである。もし存在するなら、発達障害の親はすべて発達障害であるし、人類全体発達障害でないとおかしい。しかしそれを認めた人を意見した人の中にほとんど認めないのだ。勉強すればするだけ発達障害などというものは「人間そのもの」であり、それが生まれた経緯は善意の陰謀そのものであり、大人の発達障害などはその極みであろう。もっといえば発達障害だけでなく、すべての精神疾患がそうであり、まともな医師たちは陰謀の内容を知っているが、ほとんどの患者たちは気づいてもいない。精神分裂病が家族会の策謀によって統合失調症に変わった、それと同じくらいの策謀だと言えば、わかる人にはわかるだろう。そして被害者の大半は団塊世代の子供たちか、それより下のまだ未確定な子供たちなのである。

まったく年寄りたちは自分たちの世界を維持するために、都合いい概念を次から次へと生み出すものだと感心する。それにのせられた自分も毎回アホだったとしか思えない。「あなたの子供は統合失調症ではないよ」という言葉に、親としてどれだけ魅力を感じるか。善意の陰謀とはそれらを利用することから始まるのだ。そしてこれらは良識派医師の売名行為に使われるか、生涯支援の名のもとに金儲けの道具として使われるか、病名回避や親の責任回避のために使われるか、子供たちへの画一教育のために使われるか、逃避性の強い人間たちの逃げ口上のために使われるか、政治思想や患者会引き込みの概念的道具となるか、そのどれかである。

石川憲彦、杉山登志郎、神田橋條治、石崎朝世、笠陽一郎、その他。これら名のある発達障害を今でも広めようとする医師たちが、すべて団塊前後の世代であり、自分自身を発達障害になぞらえていて、かつ自分を信奉する患者会や家族会をもち、その数は多く今でも権力を増強し患者を引き込むことに余念なく、その会を増やしていこうと画策しているのをみると空恐ろしいとしか感じない。そしてかつて私もそのことがいいことだと感じていたことに、今ほど恐れを感じることはない。これらの医師たちはバカな多量処方型精神科医を利用することで、己の立場と言論力を高め、その精神科医たちを敵対者の中心に据えることで錯覚を利用しながら治療してきた。そしてその矛先が自分たちに向けられるとき、彼らはバカ精神科医たちが反論、意見排除するのと同様の行動しかとらない。それらすべては自分たちが正しいという、団塊世代の愚かな老害の思い込みでしかないのに。

東洋医学者である関係上、よく昔の話を持ち出すが、ほんの100年には精神疾患などという概念は存在しなかったのである。うつはうつであって「うつ病」ではない。強迫は執着や妄執という言葉で語られていたにすぎない。気分変調や躁うつ傾向など衝動型なタイプの人間なら、誰でも存在する。不安なんて普遍的に人間に存在して、そもそもこれを病気と扱うなんて馬鹿げている。薬なんて存在せずあったのはたばことアルコールだけであり、狂った人がいたとしてもそれはやはり狂った人でしかなく、薬中にされる心配もない。だいたいこんな主観的なものを医学で規定することなど、できるはずがないのだ。これらは別にCCHRや反精神連合などの専売特許でもなく、一般人が普通に感じることなのである。

まあこう威勢よくつぶやいてみても、両方を敵にまわしているのはあらためて自分だけだなと思って、アホなことをしていると思う。ホントにいつつぶされてもおかしくなかろう。その時はその時として次は「ではどうすればいいか」について、私見を述べてみようと思う。

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なるほど。
くどい文章でしたので、何度か読んで了解しました。

No title

確かに精神疾患などという代物が、いい加減というところは同意。

(1)なんの科学的根拠もない。
(2)すべての精神科医が違うこという。
(3)薬の副作用が多すぎ。

こいつらが良識派??冗談じゃないww

〉自分を信仰する患者会や家族会をもち、その会を増やしていこうと画策している


これを画策してるのはR氏以外にもいるとは初知識だった。
治らない、良くならないのは、すべて前医者の治療のまずさだと精神医療に怒りの矛先をぶつけるのはおかしい。
寛解しないのは家族背景をまず疑うべきだ。あの一部の狂信的メンバーをみれば一目瞭然だ。


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わかりました。奥さんとお子さんを守ってあげてください。その上で後発言してください。ただ、それだけです。

No title

最初、東洋医さんにはかなり期待してましたので、ついブログを拝見してしまいます。毎回の罵詈雑言、申し訳ありません。

東洋医さんは、たぶん潰されないと思います。活動の内容によっては、反体制的な性格も持ち得ますが、ベースが封建主義的ですから、この国のマジョティ(大衆)には受け入れられ易いと思います。

さらにいうと、東洋医さんにも人物としての魅力はあるとは思いますが、笠先生ほどのカリスマ性は幸か不幸かないし、はっきりいってそれ程大物って感じはしません。有力大学の教員ならまだしも、町医者だし。

せいぜい、毒舌セカンドオピニオン周辺の人たちをイラつかせるくらいでしょう。ムカつくくらいのもんで、潰してやろうと思うほどのもんではありません。彼らの敵は、東洋医さんが呈するような、お茶の間的あるいは大衆的な健常者「思想」ですから、何も東洋医さんだけが敵というわけではありません。「思想」であって必ずしも「(ムカつくことをいう)人」ではないですからね、再度強調しときます。

毒舌~に関わってよかったじゃないですか。笠先生を、患者とその家族を取り込み搾取するカルトのグル、的な存在として扱いますが、セカンド本にも執筆できたし、結果的に売名もできたでしょう?それでいいんじゃないですか。そんなに大したもんじゃないです。安心なさればよろしい。ダークナイト気取りのようにもみえ、滑稽です。

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No title

もうセカンドオピニオンのごたごたに興味はない。

ただ精神薬を否定するのは賛成である。

僕は薬を飲んでも何一つ改善などしなかった。

ただ副作用だけを感じた。

効く人がいるかもしれない。

でもこんなに効かない人の多い薬が他にあるだろうか。

依存する薬が他にあるだろうか。

精神薬など全部廃止してほしい。

No title

〉自分を信仰する患者会や家族会をもち、
>その会を増やしていこうと画策している

こんな下品なコメントはやめたほうがいいと思います。
下品というのはその中に「やっかみ、ねたみ、嫉妬」が
見えるということです。

じゃあ、あなた自身は?といわれるのがオチです。

もういいんじゃないですか?
清新なドクターとして、まっすぐ精神医学改革に
貢献していただきたいと願います。

No title

センセがどんな人だろうかと、すごく研究してきたんだけど、なんとなく、分かってきたニダっぺ。

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No title

彼には自分がもつ患者会や家族会など存在しないはず。
その考えは前活動時から同じ。これらがどれだけ悪どいモノ
か訴えたいのかも。

問題は東洋医自身がどんどん「反精神科(化)」しているとい
うことか。もはや精神科を全否定したいのか。。。


下品じゃないと思うけどね。
やっかみ、ねたみ、嫉妬はないでしょう。
はじめから、一部の狂信信者たちとは、一線を引いてた。
ある意味、毒されない清新なドクター。

No title

>これらがどれだけ悪どいモノ
>か訴えたいのかも。

そうそう、相当悪どいからね。
わかる人にはわかる。

そういうこと、訴えたいんじゃない。

薬が悪い事は患者は分かっているそうですよ。誰も良くならないし皆が段々悪くなっていく。それでもラクしたいから結局は飲んでいるらしいです。外では誰も相手にされないから馬鹿にされているのも知っていて病院の看護婦を眺めているそうです。面白い顔にされて馬鹿な頭にされて身体障害にされても今の状態が嬉しいそうです。毎日、しまりのない顔してニヤニヤ笑って馬鹿が。だいたい患者が精神科に来る前は世間に相手にされない性格なんです。嫌われ者の性格です。それが精神病院に入院して嫌われ者同士が意気投合したらしい。

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プロフィール

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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