精神薬の薬害を考えるシンポジウム

なんとかシンポジウムが無事終わりました。いろいろ運営面での問題があったり、予約外の人が多数来たり、逆に予約されていた人は結構来れなかったりとありましたが、この領域では必然なのかもしれません。
患者さんやご家族だけでなく、精神医学の賛成派やコメディカルの方々、精神医学反対派的な方々など、いろいろな方が参加されていたようです。マスメディア関係者も複数来られてましたから、ぜひ今後この話題を取り上げてもらえばなあと思います。もちろん賛成、反対派、みな一致した意見などあるはずもなく、その中で会場ディスカッションを含めていろんな議論が出たことは、意義があるのだと思っています。
体験談を語っていただいた方々は、本当にありがとうございました。

全部出せませんが一部をここに転載したいと思います。

精神医療界への10の提言
服薬意志絶対尊重による投薬
単剤療法中心の投薬
Minimum処方の励行
リスク処方に対するICの徹底
生涯投薬主義の廃止
東洋医学思想の導入
時系列評価による副作用出現防止
精神病院病棟数削減
措置入院の廃止と医療観察法廃止
入院期間の短縮化と他業種との連携

患者さんやご家族への7つの提言
安易に薬を頼らない
薬のriskとbenefitをよく把握すること
合わない・薬が多いと思ったら転院を
難治例の方々は薬や疾患の勉強をすること
一度その医者にかかると決めたら苦言も聞くこと
心療内科・精神科に心の癒しを期待しない
権威によらず信賞必罰主義の導入を

これは私がだしたスライドの最後二枚です。

ディスカッションは
精神医療と訴訟の関係性や人権侵害の問題について、
訴訟事案の具体的議論(勝訴などがあるのか)、
患者選択のない薬投与の問題について、
精神医療に関する教育システムの問題について、
統合失調症という診断の中身についての様々な意見、
心理カウンセリングの有効性がどこまであるか否か、
すべての依存的問題を薬のせいにできるか否か、
精神科セカンドオピニオンのカルト的問題があるのかないのか、
製薬会社と業界の癒着問題、
精神医療界全体が自分たちを訴訟から守ろうという自閉的問題、
自分自身主張してきた家族間の問題、
いろんな意味で精神科医だけではないという意見提示、
などが行われ、一時間以上の議論になりました。
ご参加いただき質問いただいた多くの方に、この場を借りて御礼申し上げます。

私の意見はそれなりに表現できたつもりですが、すべてを出すのは当然不可能です。やはりその意見の原点や中身を知りたいという方は、執筆した本を読んで頂きたいと思います。
「精神疾患、発達障害に効く漢方薬」と新たに発刊された「日本の薬漬けを斬る」で、自分の基本的な考えは表現されていると思います。私は徹底的反精神医学にも、精神医学推進論者にも組するつもりはありません。すべてを病気のせいに転嫁しようとする精神科医も、またすべてを薬のせい、薬の依存性のせいとする人たちにも賛同しません。前者は薬害被害者の現実を知らず、後者は人間の精神的本質や裏事情や恩恵を受けている存在も知りません。私にとってはどちらもただただ偏っただけの非現実的な意見に過ぎず、私はそんな間をとるだけの中途半端な人間に過ぎません。それでもこれは両方の立場と、西洋と東洋の医学も知る人間としての、使命のようなものだと
考えています。

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患者が社会制度に頼りきって努力をしないのは問題です。出来る事さえしない患者もいます。しかし患者は一生懸命、努力して頑張って来た人もいます。東洋医さんはこの薬の作用はあまり知らないかもしれません。この薬を飲んでいたら、頑張れば頑張る程、具合が悪くなります。もがけばもがく程、苦しみます。もうヘトヘトになり諦めたら具合が良くなります。この薬は人間のやる気も根気も奪います。そして殆どの患者は家族も持てずに弱い立場です。精神医療が良くないのは明らかです。薬の害が分かっていたら患者は今の様な状態にはなってないです。今、精神医療が問題になっているのはネットの力です。ネットの普及がなければ精神医療はいつまでもやりたい放題だったでしょう。少し患者に光が差して来たと思います。これからの精神医療の展開に期待します。

精神薬の副作用は今では薬局でもらう注意書きにも書いてます。またネットにも書いてます。しかし、これは家族にも分かる見た目の副作用です。表面的な作用です。患者が長年飲んで感じている作用は別です。ネットを見ていてら薬の注意書きにない副作用が書いてある所があり驚きました。長年、心の奥で悶々と苦しんだ作用です。しかしそれは精神薬のページではないです。その記事はもう数十年前に廃止されたロボトミー手術の欠点を書いてあるページなのです。薬は患者から感動を奪いました。親が亡くなってもあまり悲しくもないそうです。患者は映画もテレビもあまり見ません。感動しなくなったら見る気がしなくて当然です。こんな酷い薬はないです。

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ある掲示板では内海医師の批判をされているようですが、カルト集団の裏側には、そのような掲示板が存在しているのですね。陰で、結託して、異端者を吊し上げ、排除する恐ろしい集団だと思いました。

No title

東洋医先生なりに考えれて 一歩一歩です。
批判もあるでしょうが 長い目で 見守りましょう。
目に見えに精神疾患、患者も 百人百様、それだけ
複雑模様です。

No title

ディスカッションに参加できなかった身分で
発言するのもいけないのですが、

>心療内科・精神科に心の癒しを期待しない

これだけは気をつけて。俺はこれに引っかかった。
(心の癒しを求めてしまった。)

新薬と言われている非定型抗精神薬は以前の薬より強い作用があると思います。新薬を服用していたら一時は「病気が治った」と思える位の良い時期がありました。しかし7年、8年と服用していて段々悪化しました。服用後、眠たくなったり物が二重に見えたりしました。睡眠時間が段々短くなりました。精神薬の長期服用の副作用はその期間、服用してみなければ分からないと思います。新薬という薬は怖いと思います。日本は新薬の発売が遅かったそうですが早くに販売された外国の患者はどんな具合なのでしょうか?

新薬は少し服用時間が遅くなっただけで苦しくなります。以前の薬だと一回や二回抜かっても平気だったのが。また新薬を服用しだしたら薬を飲まなかったら絶対に眠れなくなる。人にもよるかもしれませんが患者は新薬を良い薬だとは言ってません。最近、交通事故とかよく起こり患者が段々不活発になりました。よく転んだりします。私は新薬の影響だと思います。

No title

>東洋医先生なりに考えれて 一歩一歩です。
>批判もあるでしょうが 長い目で 見守りましょう。

こういう事なかれ平和主義、
穏健を装った上から目線は
当事者の立場からいくと、過激カルト集団同様にむかつく。

内海医師の批判があがっているが、
医師の立場からならともかく
一家族として、自分の思想が絶対だという
傲慢な決め付け、思い込みは不快感を覚える。

国会議員勉強会

明日23日に、衆議員会館で勉強会が行われるそうです。早期介入、早期支援についての問題点などを議論するそうです。国会議員を前に、CCHR系の人や薬害被害者の方が講演するそうで、当方にもそういう事案がないか連絡がありました。
これについては笠氏の知っている事案、広瀬氏の知っている事案、私の知っている事案を報告しました。
とりあえず報告まで。

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ベンゾ系について

いつもはコメントに対してスルーしていますが、今回はよく議題に上る内容なので、お返事してみましょう。ただこの議論を、患者さんを理解していないという内容での反論だけはお断りです。ベンゾで困っている人が一定数いることはわかった上で、あえて書いています。

私はアシュトン教授の論文は読んだことありません。しかしそれは読む必要がないということです。読まなくても強硬派CCHRやフリージャーナリストで同じことを書いている人はたくさんいます。それ自身がすでに引用ですから、中身は予想できる範囲です。
今回も流し見しましたが、やはり予想の範囲内です。

はっきりいってアシュトン教授の論文が絶対正しいという狂信的思想は、何とか病院長の論文が絶対正しいという精神科医の執着と何のかわりもありません。ベンゾの否定医師が論文を書けば、そこには否定論者の主観と統計が入り、否定しえないマイナス要素は記載されることがありません。それは精神科医の大家たちが薬物の副作用を隠ぺいしてきたり、ごまかしてきたのと所詮同義です。彼が権威であるゆえんは、彼がベンゾ依存者に対して正義の味方であるからにほかなりません。

もちろんアシュトン教授となんとか病院長たちで、どちらがいい人かと言えば間違いなく前者でしょう。社会的困窮者に対して助けるようなアプローチを行っているからであり、当事者にとっては正義の味方そのものです。しかし彼の論文がそれで正しいということを証明するものでもなんでもありません。この領域にかかるすべてのものは主観により構成されているのですから、彼がいい人であるとか、助けるために頑張っているということとは別に考えないと、医学的妥当性は伝わりません。少なくとも彼の論文には、ベンゾをやめやすい人とやめにくい人にどのような違いがあるのか、性差、人種、環境、性格、それらと期間との関わり、その他の複数要因について書かれているようには読めません。流し読みですから間違っていたら申しわけありませんが、ベンゾ全否定論者に聞いてもいつも明確な答えが返ってきません。

せめて遷延性離脱というものについて定義しようとするのなら、当院に簡単に抜けた人がどれだけいて、非常に抜きにくい人もまたどれだけいるか、服用前後の変化や背景要因を含めてどうとらえるか、その他の複数要因について、せめて現場をみてからやってほしい。これらには明確な傾向があります。それさえも私の主観と言えばコメントも終わりですが、人間という種族は、根源的に責任転嫁することで自分を守るという話は、宗教や哲学ではおなじみの話なのです。ベンゾで苦しんでいる人は自分に都合のいい話だけを持ち出し、メジャーで苦しんでいる人はその害についての論文を持ちだします。そして理解されないことをただただ訴える、はっきりいってこの意見で今の精神科医たちを変えることなどできるでしょうか。精神科医でなくても妥当性のない一方的な話として排除してしまうでしょう。

私は精神科領域の論文などに正しい論文というものなど何一つないと思っています。これは私自身が正しくないということを含めてのことです。もっといえば、反精神医学派は必ず外国がすすんでいて、日本がバカだからという理由で海外論文を持ちだしますが、それはすでに洗脳そのもの。日本の精神科の多くがひどいのは今更ですが、外国が正しいとは限りません。それはCCHRが述べるように、精神科領域という世界そのものが、すべて主観によって判断され構成される世界だからです。結局精神科とは社会学であり、症候学であり、統計学であるのに、それさえも前提としていない意見は、論ずるに値しません。だから私はCCHRに一定の理解を示しているということでしょう。せめてその前提にたってから議論をふっかけてください。少なくともこういう安易な論文は、内情の酸いも甘いもみてきた人間たちにとっては、表面だけ切り取ったものにすぎません。概要など知った上で否定しているのです。

まあ私はベンゾ系の依存を否定しているわけでもなんでもないので、そこは誤解しないでください。それでも遷延性離脱などを説明する主張や論文には、上記理由からとても妥当性が感じられないというのが、現時点での結論です。それらのすべてを多方面から考慮し、納得できる論文が世に出た時、私はそれに従うことでしょう。

No title

内海先生。100字以内でわかり易くまとめてもらえませんか?とても読みにくいものでe-260

>ゴンタくんさん

分かる人は言葉を選べて少ない時間で語れるものです。分かっていない人ほどだらだらと話をするのはこの世の当たり前。読まなくていい物の読まなくていい理由なんか誰が聞きたいんですかねえ。自分への言い訳にしか聞こえませんが。
100字以内?無理なことを要求するのは酷ですよ。

No title

最新の東洋医さんの論文?です。よかったら参考にしてください。

『日本の「薬漬け」を斬る』
~薬は万能ではない!患者は必要以上に薬を飲んでないか~
内海聡/中村信也(著)
日新報道
1,365円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/4817407107

なんだこいつ、自分でふっときながら逃げてんじゃん。
要は自分の意見を世間におしつけたいだけ。
口調もどんどん横柄になってるし。
きっとクレーマー患者だったんだろ。

No title

>論文レベルではありませんが、今までの話の延長として私のデータと印象を書きますから、今度はそれに回答をいただきたいです。だからこそ議論が成立します。


論ずるに足るデータと抽象的な印象ではなくあなた自身の確固たる証拠を基にした印象をお出しいただけませんか?それを提示することが内海さんの責任ではないでしょうか?論議はそれからです。

>なにか自分が書くといつも炎上しますね・・・それだけ自分の書いていることがおかしいのか、賛否のネタを振りまいているのかわかりませんが。

おかしくないですよ。それだけ慕ってる人が多いとゆうことです。





 東洋医は、世界中のすべての精神科医に、疑いを持ってるってことでしょ?市民の人権擁護の会に
興味あるなら、世界中の精神科医が、悪徳派も良識派も、みんな信じられないのは理解できる。だか
らアシュトンって人を、信じろっつても難しいのは当然だわ。
 だいたい最初に議論をふっときながら、東洋医は譲歩しているにもかかわらず、この対応がおかし
いのは同意見。相手を「間違ってます」と断言しながら、さんざん言っといて「受け入れよとは要求
してません」っておかしくない?こういう人を境界性人格障害とかいうんだろうな。。。

No title

>①多数派のほうが離脱症状を訴える場合、症状の再発か症状の転化(転嫁でなく)が非常に多い。例えば
不安→内服→改善→中止→不安の再燃
動悸や緊張による頭痛→内服→改善→中止→緊張による吐き気

②多数派のほうである場合、前医病名、もしくは当方の病名も不安神経症、抑うつ神経症もしくは自律神経失調症などの名前が圧倒的に多い。

③対して少数派の人たちはまず、病前症状が違う人が圧倒的に多い。OCSD的な行動形態の人たちが多い。
④前医でPDと診断されていたり、離脱症状とは関係ない理由で、ドクターショッピングしている人が多い。
⑤若い女性の比率が多い。
⑥記憶力のいい人が多い。


①②の転化(再燃ではなく)はなぜ起きたのか?
③~⑥までの理由がどう起因した結果、離脱と関係したか?

東洋医さんなりのお考えをお聞きしたいです。

No title

>普通に考えても150年くらい前となれば精神薬は存在しませんでした。その時代が今より幸せだったとはちょっと思いにくいところがあります。

確かに。むずかしいですが。

No title

通りすがりの、関東在住の女性です。
アシュトンマニュアルを読んでいる心療内科はないのかと、【アシュトンマニュアル 心療内科】で検索しました。
こちらがヒットしたので、アシュトンマニュアル勉強している心療内科あるんだ!!!と思って見たら、見事に裏切られました。
減薬を指導されているという事でしたが、がっかりです。
医者めぐりをして思ったことは、若いなりたての医者の方が良いということでした。話を聞いてくれます。海外の文献にもアクセスしてくれます。
飛行機で日本中の名医をまわりましたが、名医ほど頭が固くドクハラが酷かったです。特に精神科。
知り合いの大学病院院長が調べてくれましたが、やっぱり、今の日本では長引く離脱症状について全く理解ないです。
何年も続く離脱症状→後遺症?存在します。
期待して先程掛けたこのクリニックの電話、繋がらなくてよかったです。
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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