アシュトンマニュアル・・・ああ、このクソマニュアル

さて、いつこの記事を書こうか迷っていたが、そろそろ頃合いなのかと思い少し書いてみることにする。現在日本は(と言ってもほとんどネット内だけだが)、アシュトンマニュアルが読めるようになったことで拍手喝采、喜びの渦であることだろう。しかし誰も考えない、考えるはずもない。このマニュアルが一体何であるかということを。ダーレも会話が通じるはずもないし理解できるはずもない。ある意味(まさにキチガイとして)医学被害問題では有名になりつつある私だが、その私がこのマニュアルを否定することを、日本人は驚きを持って迎えるのか、それとも予想済みなのか?おそらく前者の方が多いのだろうねえ・・・
でもその前に単純な疑問なのだが、アシュトンは300人の患者のデータを基本として(もちろん他に質問を受けることはあっただろうが)このマニュアル考えたのか??私の個人的経験だけでも、それって少なすぎだろうと、え、マジって思ってしまったが。私の読み違いなんだろうか?

ま、そんなネタは置いといて、ここではマニュアル内容の説明には一切触れない。こんな匿名のアホブログで書ききれるものでもないし、一定の知識を持った薬害への理解者でさえ、この話を理解するのは困難だろうから。ここまで読んでそれでも何かを知りたいとか、とりあえず意味でも知りたいと思う人は、今まで私が書いた以下を下準備としてせめて読んでいただきたい。
「禁断症状、後遺症」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-53.html
「アシュトンマニュアルが嫌いなわけ」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-54.html
「禁断症状の緩和に」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-93.html
「禁断症状の緩和に2」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-99.html
「禁断症状や断薬に関してと、漢方やハーブやサプリ等の価値」
http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-126.html

このブログを書き始めてからもだいぶ時間がたち、私もこの間かなり頑張って勉強してきたつもりだ。最初のころと比べて自分の中で変化した発想も多い。そうであると思いながら確信が持てず今になってやっとわかった事もある。さらにいえば医学だけでなく世界の流れや背景が何なのか、数年前とは隔世の感があるほどに何もかもが違って見える。それだけ医学の知識というより世界の知識が増えた感じだ。私自身もそれだけ変わり、知識と哲学によってそれはすべての人に可能なのだということを前提にして、これからの文章を書こうと思う。

一般人が最も興味ある方法論、いわゆる置換というやり方や期間の是非。これには科学的な正解はおそらく出ないだろう。私個人は別のエントリーで引用した方の個人的やり方のほうが、効果あると今でも感じているし、栄養学の重要性については以前よりは感じるようになっている。高額なものは勧めないというスタンスはかわらないが、精神薬を抜くのにサプリは役に立ちそうであり、私に金と人手があればそういうスタディを立てたいくらいだ。日本固有の問題としての東洋医学には今でも価値を感じているが、減薬時以外の東洋医学については否定的な視点が増えた。

何度も書くが内容の是非についてはここでは書かない。無責任だろうがなんだろうが、権威に洗脳され考えることをやめている全ての人間に、ただ書いたところで何も生じることはない。ただどんな感覚なのかは語ろう。これがいわゆる精神医学から寄せられた巧妙な策略のようなものであり、日本風でいえば良識派精神科医の罠であり、9割の本当の中に一割のウソを交えるという精神医学の方法論を、そのまま実践したマニュアルであることが感じ取れない限り、会話さえ成立することはないということだ。さて、実際アシュトンは悪い精神医学(この巨大なアイロニー)の削減撲滅に、どれくらい寄与してその結果イギリスがどうなったか、皆さんは知っているか?英語が通じアシュトン関連団体もあるアメリカではどうだ?さてさて??

それは単に精神医学に反対しているからという問題ではない。もちろん科学的にさえ精神医学は完全否定できるものだから、それを前提にはしているが、まさにこのマニュアルがその完全否定できるものに乗っかりながら、おいしいところだけつまみ食いして、所詮医学(ここでは精神医学ではなく)盲信教の信者が書いたモノに過ぎないことが、ひしひしと感じ取れるからだ。私がこの本を読んだ最初の感覚は、まさに精神科セカンドオピニオンを読んだような感覚だった。

アシュトンマニュアルはベンゾ離脱の一つの方法として抗うつ薬の追加やスタビライザーの追加について検討している(もちろんマニュアル上積極的には勧めていない)。それを許容するということはどんな言い訳を立てたところで、最終的にどこに行きつくのか、被害者であれ傍観者であれ忘れてしまったようだ。私はアシュトンという人物を知りもしないが、日本でいうと石川憲彦とか笠陽一郎とか神田橋條司とか、場合によっては中井久夫とか中安信夫とか宮岡等とか田島治とか、そういう人たちの名前が浮かんできた。もちろん日本人のほぼすべてが、この人たちがどんな処方を出しているかほとんど知らない。これは内部者や反対者や活動家であってさえもそうである。この前もフェイスブックですごい報告があったばかりだ。

答えになってないかもしれないが、ゴーマニズム宣言で有名な小林よしのり氏の話を出そう。彼は原発に普通に反対の全廃論者だそうだ。現在ほとんど原発など動いていないが普通に世の中は回っているし、経済界が苦しもうが元々享受したものを差し引いて考えているし、そもそもその背景も含めて考えている。これは精神薬でいう全廃か、上手い使い方かという問題と大差ない。そしてアシュトンマニュアルであれヒーリーの抗うつ薬本であれ、原発を全廃することなくいかに人類に役立てていこうか、原発のうまい使い方を考えようとかという本に等しい。ところが日本人は現在、風潮もあるけど全廃論が主流である。爆発を見せつけられれば当然という反応もあろうが、精神医療被害がこれだけあれば当然という論調は存在しない。一方の原発は実感できない世界だから全廃というが、自分が絡む世界ではそう決別することができない。これは薬物離脱の話そっくりそのものではないか。いつ精神医学の問題は性善説のオーラが復活したのだ?やっぱり日本人は精神医学性善説を信じるんだとしたら、やはり滅びるにふさわしい生き物だ。もう笑うしかない。

つまりこれまで何百回と精神医学に騙され続け詐欺られて来たのに、また日本人はあっさりと精神医学に詐欺られようとしているわけだ。このアシュトンマニュアルという本は、壮大な精神医学世界戦略の一環であることを私は確信している。それを予想させるデータがないわけではないが、ほとんどがイギリスのものなので私も詳しくはない。詳しく知りたい人はそれこそCCHRにでも聞いてもらえばいい。しかしいくつかのデータがあったところでそれは確証をもたらすものではない。当事者たちが告白するか別の被害的な結果が明らかにされない限り、どうにも証明しようはないものだ。ただ、これはCCHRになど話を聞かなくても、個人レベルで完全に調べつくせば必ず見えてくるものである。いくつものCCHRでない人間が、私と似たようなことを指摘しているという現実があるのを、このブログにいる人もなかなか信じることはできないであろう。人類とはなんであるか、人間とは何であるかにそれぞれ悟りみたいなものがあれば、科学やデータなんかなくたって予想はいくらでも立つのである。
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鎮静医師

下の病院はベンゾの離脱の置換に抗精神病薬を使うらしいが、単なる古くさい鎮静のどこが「独自」なのかと思う。
ベンゾの離脱にさらに有害な抗精神病薬を上乗せして何を考えているのかと。ベンゾブーム便乗医者ですね。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=64735&guid=ON
院長の竹村道夫さんは「ダルクなどの民間施設の努力で、違法薬物依存の治療体制は改善してきたが、処方薬や市販薬の依存は支援施設がほとんどなく、うちの病院を頼って来る患者が目立つ。このような深刻な状況にもかかわらず、不適切処方は相変わらず続き、10種類超の向精神薬を服用する患者に出くわすことが今も珍しくない」と話す。ちなみに赤城高原ホスピタルでは、減薬の際のベンゾの置換薬として抗精神病薬などを使うことがある。アシュトンマニュアルの方法とは異なるが、「経験にもとづき、独自に続けている方法」だという。

No title

情報ありがとうございます。確かにメジャーを入れて抜くという人は他にもいるのです。メジャーは禁断症状や依存がないというウソを用いて。赤城高原でさえこうなら他はどうにもなりませんね。

結局、所詮精神科医ということ。例外はありません。

No title

はじめまして。いつも読ませて頂いております。有難うございます。
自分の「生きる一手一手」を、他者に明け渡してはなりませんね。
「あー、困ったよー!!えっ、良い手をご存じなんですか、教えて!(ヒソヒソ声に丸々従い着手)これはラクだ、じゃあ次はボクの代わりに次の手を打って!えっ、他にも良い手があるのっ?次も打ってよ!!」…これではイケマセン。(ラクして勝ちたい自分の浅はかさを省みつつ(-_-;))
「薬」という文字は、「楽」に似てますね。「楽は苦の種、苦は楽の種」とは意味深長な諺です。

祇園の事故

検証の結果脳障害であったということにしたみたいです。http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6958030/十数種類もの薬を盛られた結果やろ・・。

No title

いつも興味深く拝読しております。

田島治さんはヒーリー本の紹介者(監修だか監訳をされていたような)のような方でもあるわけですが、この人、それ以前はSSRIを積極的にとらえていたのではないですか??

ということは、ヒーリーと出会って、「改心」(または「転向」)したのでしょうかね……。

No title

仰る通り田島氏は積極的なSSRI推進者で、それは現在であっても変わっていません。以前より副作用や禁断症状に敏感になったのは確かだと思いますし、併用が少なくなったのも確かだと思います。

しかし私に言わせれば同じ精神科穴のムジナだと思います。所詮覚醒剤的であることもそうですが、うつ自体自然回復の割合が非常に高いことや、抗うつ薬が再発のリスクを大幅に増すこと、禁断症状や副作用や自殺など様々なリスク、そして医師であることの限界を考えれば、SSRIが存在するに値する物質とは思わないからです。どんなきれい事をいったって結果的に多くの依存者を生み出すのではないですか?

これはデウィッドヒーリーであっても同じです。ヒーリーは仕事を休まねばならないくらいのうつなら、抗うつ薬を検討と見たことがあります。浅はかな使い方はやめようという意味では、そうでないよりましですが、仕事ごときのために抗うつ薬を使うなどバカげた限り。どんな精神科医であっても、所詮彼らには結果や状態しか見えず、理由、因果、哲学、精神的手法というのは存在しないのだと、常に感じています。

生きる苦しみは普遍

さすがですね。

先生のご著書「精神疾患・発達障害に効く漢方薬」、
この本、漢方薬については、何の役にも立ちませんでしたが、
(すいません。私にとってはということです。)
「おわりに」の3ページ程の文章は、心に響きました。
>身体に治癒力があるように、精神にだって治癒力はある。
それを賦活させるのは決して薬ではなく、社会であり環境であり
「生きる」という行為そのものであると思う。(そのまま引用)

薬を取り替えてどうしようというあたり、
誰にしろ本気ではないということだと私は思います。

今は、私は生きるという行為のできるだけの改善を、
目指して、がんばっております。ありがとうございました。

気づきのレベル

アシュトンも気づきのレベルが、東洋医先生ほどのレベルに達していない、まだ、中途の状態なのかもしれませんね。

アシュトンに直接文句をいえば、気がついて、改訂するかもしれません。しないかも知れません。あったことないから知らんけど。

ま。
全体として精神医療の問題が暴露されて精神医療が縮小する方向なので、いいんじゃないっすかね。
気づきのレベルが低い人に怒っていたら、60億回くらい怒らなければいけないので、そいつは大変だなー、と思います。

ところで
日本の精神医療業界では激変が起きています。

一般に公表され、明らかにされていること、明らかにされていないこと、含めて、激変が起きています。
※ありがたいことに僕はそれをよく知れる立場にいるのでいろいろ情報入ってきます。

イタリアを超えていきたいものです。
日本には侍が多いみたいなので、一度火がつけば大丈夫。止まらない勢いでいきましょう。

日本がよい方向に変わることを願ってます。

.

東洋医さんのところでみていただけないでしょうか
病院はあるんですか?

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No title

>13:39さん
効くわけないでしょうね。もし効いたとしてもそれはヘロインとかMDMAで、「気持ちええわ~、強迫どっかいったで、へっへっへ~」といっているのと同じレベル。あなたが精神医学だけでなく社会全体に洗脳されているからこそ、現在抱えている問題は解決しないのです。精神医学に0.1%でも淡い幻想を抱いている限り、あなたが良くなる可能性は皆無でしょう。

No title

確かによくなるかもしれませんが、
(一時的に覚醒剤を飲んで気持ちよくなっている間に
強迫観念の根っこと縁をきれたりする場合があるから)

精神医療とつながりのある限り、またすぐに悪くなる可能性や
死のリスクは異様に高くなります。

まあ、精神医療を信じている人には単に未来がないという事で、
それは残念な事ですが、自業自得ともいえるでしょう。

精神医療を信じること。それは愚かな事です。
愚かでいたいのなら、そのままでよいでしょう。

死のリスクが他の人よりも高くなる。という愚かさです。

減薬手順

抗うつ薬が併用して処方されている場合、離脱中に生じる抑うつを防ぐためには、ベンゾから減薬を始めるとあります。(マニュアル)

これってどうなんでしょう。

例えば、鎮静系抗うつ薬(眠気)であるリフレックスならともかくパキシルやゾロフトの併用の場合

No title

さすがセバスチャン、よく見てますね。私はまさにおっしゃる通りだと思いますし、それを含めての「クソマニュアル」です。

本当にメジャーやバルビツールを飲んだ人、抗うつ薬を飲んだ人ならわかるかも知れませんが、その薬のヤバさはベンゾより上であることがほとんどです。もちろん薬の抜き方に絶対はないのですが、わかる人ならベンゾを抜いて離脱症状が出るかもしれないのに、抗うつ薬が残っている怖さは理解できるはず。逆もまたしかり。

つまり経験者たちはより怖い薬を本能的にも知っています。しかしこういう権威者は自分が研究した薬しか興味がないのです。だからそれを排除することしか頭になく、こういうことを書く。単純に言ってもSSRIの場合、肝酵素の問題もあって何倍に濃度がなっているかもわからず、アクチべ―ションや他の要素が入る中で、精神薬を抜こうなんて思うでしょうか?はっきりいって精神薬を抜く場合は過鎮静になってくれるくらいの方が楽なのです。そうなった後に更に抜いていけばそれがとれて改善していきますが、そうでなく薬が残った場合は、マジで何しでかすかわかりません。その危険さはベンゾの比ではないです。

No title

アシュトンマニュアルの検索結果から来ました。
現在ベンゾ系の睡眠薬をいくつか併用している患者です。
ベンザリンが1年経たないうちに効果が無くなり、以後デパス、ユーロジン、ロヒプノール、ドラール、アモバン、マイスリーなどなどを、取っ替えひっかえしつつ睡眠に過敏になっている状態で、Ashton Manualなるものを知りました。
確かに抑うつはひどいし、睡眠薬を飲んでも眠れないなど、不安を抱えて生活しています。
漢方薬では眠れる、ということなんでしょうか?
先生のご著書をこれから拝読したいですが、漢方薬で眠れるなら漢方薬に変えます。
ちなみに病名は躁鬱です。
ひどい睡眠障害で熟睡したことが無い、という月日が数年続きました。
睡眠できない、というのは何より辛いです。
精神科もあのT大病院にまで通院してしまったくらいです。
今は近所のクリニックに変わったのですが、漢方薬で眠れる薬というのを調べたいと思います。
T大病院の精神科ですが、通院した印象と他の患者さんたちの話しで総合すると、外科などに比較して評判は今いちでした。
T大学医学部卒業の医師が臨床にはほとんどいないらしいです。
何しろ天皇陛下が入院するような病院ですから、ここなら、と思って通院すること3年、
結果的に、"え〰、街中のクリニックと変わらないじゃん"でした。
2月いっぱいアメリカの東海岸の街に滞在して、アメリカが世界に誇るJ-H大学病院にアシュトンマニュアルってどうなんですか、と聞きに行くつもりでした。
アメリカの医療費は高いですがワラにもすがりたいので、行くつもりだったんですが、これは行く方がいいのかちょっと悩みま
す。
ほかの科にもかかるので行くこと自体には変わりはありません。
漢方薬を試したいです。
眠れるのでしょうか。


No title

自分で勉強してください。寝るのを求めている限りどうせ抜けません。

No title

アシュトンマニュアルには否定論です。
なぜなら考えつく症状をすべて網羅してあり、まるでDSMデータのようです。
それとこれらの症状を起こす、本当の病気があって、症状が弱いとき、ベンゾなどでごまかしたため、症状が重くなり、常用離脱が起こって、止めたら耐えられないような症状に悩む、と言うことではありませんか?
(これは医療の責任ですが)
病気によっては神経も精神も蝕んでしまう、再生機能障害を起こす者があります。
本当の原因を探すと儲からないと思われていませんか?
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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