抗精神病薬、統合失調症などのデータ、論文、発言

一階つまらんアホネタが入ってしまいましたが、抗精神病薬などのデータを掲載しておきます。ソースは同じですが、より詳しく知りたい方はロバートウィテカー関連で論文を探るなどがよいでしょう。

1.統合失調症に対する抗精神病薬の使用を調べたCATIE試験では、患者1,432人のうち74%が割り付けられた薬剤の摂取を18ヶ月以内にやめていた。その主な理由は薬剤の「耐え難い副作用」、あるいは薬剤が「効かなかった」ことにあった。また非定型抗精神病薬が標準的な抗精神病薬より良い結果を生むこともなかった。

2. 早期発症型統合失調症 (精神分裂症) スペクトラム障害のある10代の若者を対象としたTEOSS研究において、抗精神病薬に反応し、1年間うまく薬剤の服用を続けることができたのは、最初のコホート集団のわずか12%に過ぎなかった。

3."British Journal of Clinical Pharmacology (英臨床薬理学)"誌の最近のエディトリアルは、"消えゆく精神薬理学"と題してこの分野の悲惨な状況を詳細に取り上げている。それによると、2010年にFDAが承認した精神科薬はわずかに2種。それも広い意味で「精神あるいは脳疾患への適応」と定義されるもので、実際には他の適応で以前から使われていたもの。全くの新薬にあたるものはもう長期間市場に出ておらず、「この分野のパイプラインに明るい見通し」はまったくないという結論であった。

4.先ごろ行われた連邦による調査により、なんとも荒涼とした相違が浮き彫りになった。メディケイド(一定の条件を満たす低所得者ならびに一定の疾患を持つ患者を対象とした公的医療保障制度)で医療費が支払われる子供たちは、親が民間の医療保険に加入している子供に比べ、強力な抗精神病薬を服用させられている割合が4倍も高いことが判明。

5.『アルツハイマー治療薬は脳に損傷を与え、記憶喪失を引き起こすことが明らかに』(この記事はメディアによる誘導ではないかというKKさんのご指摘がありました)
" Wednesday, April 21, 2010 by: S. L. Baker, features writer
現在アルツハイマー病 (AD)の有効な治療法として人間に対して使われているビッグファーマの治療薬が、治療するはずの脳の損傷や記憶喪失すら引き起こしている可能性がある。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) の科学者によるこの革新的な発見は、はこのほど米国科学アカデミー紀要に発表されたもの。

6.パーム・ビーチ・ポスト紙 ( Palm Beach Post) が5月にシリーズで取り上げた注目すべき記事は、フロリダ州の青少年司法局が抗精神病薬を少年院などに文字通り垂れ流し、連邦政府の監督機関が何があっても承認しないようなことを理由に、「日常的に」入所者の若者にばら撒いていたことをあばいた。それも信じがたいほどの数なのだ。「例えば2007年には、イブプロフェン (ありふれた解熱、鎮痛、抗炎症薬) の2倍もの量のセロクエルを青少年司法局が購入。2年間でトータルで326,081錠ものセロクエル、アビリファイ、リスパダール、その他抗精神病薬を州少年院や児童施設で使用するために購入・・・つまり、これら施設の合計収容人数が2,300人であることを考えれば、2年間、毎日休みなく446錠が少年院や矯正プログラムを受ける少年、少女たちに配られていた計算である」。さらに同紙がつかんだのは、「過去5年に青少年司法局と契約を結んでいた精神科医の3人に1人は、抗精神病薬メーカーである製薬企業から講演謝礼金を受け取っていた」という事実であった。

7.報じられるところでは、介護施設の医師への売り込みにMRが使ったスローガンは、"five at five"- つまり、夕方5時に5ミリグラムのジプレキサで鎮静をかけ、介護者の負担を軽減しようとするものであった。FDAがリリー社に対し、そうした薬の使い方は承認外であり、高齢の患者には肥満や糖尿病の原因となると警告したのちも、こうした習慣は長期間続いた。

8.エリオット氏は「マザー・ジョンズ」誌に次のようにレポートしている。「ランセット誌に掲載された別の大規模分析から、ほとんどの非定型薬が実際には古いタイプの薬ほど効果がないことが判明している。これについて同号に掲載された二人のイギリス人精神科医、"British Journal of Psychiatry" 誌のエディターであるピーター・タイラー博士 (Dr. Peter Tyrer) と、英国王立精神医学校 (the Royal College of Psychiatrists) のティム・ケンダル博士 (Dr. Tim Kendall) の書いたエディトリアルは非常に手厳しいもので、「非定型薬という偽りの発明は、マーケティングを目的に製薬企業が巧妙に操作しただけのものであり、ようやく今になってそれが暴露されたに過ぎないものであるとみなされよう」というものであった。

9.FDAは月曜日、妊娠後期の女性が非定型抗精神病薬として知られる薬物群を服用した場合の胎児に対する危険性について、警告ラベルを強化すると発表した。統合失調症や双極性障害治療薬として使用されるこの薬物群には、エビリファイ、ジオドン、ハルドール、リスパダール、セロクエル、ジプレキサなどの有名な薬も含まれている。FDAは、ほとんどの医師がすでにこの潜在的な問題を十分認識しており、その周知徹底をはかるのが今回の目的であるとする。離脱症状、異常な筋肉運動 (錐体外路兆候) 、過剰な眠気、震え、呼吸困難、摂食障害など、こうした薬物に関連する問題のある新生児が2008年10月29日以前に69件、FDAに報告されていたとしている。

10.2009年に米国で非定型抗精神病薬が処方された件数が5200万件に上るとし、この種の薬が今日処方されている精神病治療薬の大部分を占めている。

11.米国で急速に増加している抗精神病薬の投与が患者の脳の委縮に関連していることが新たな研究から判明し、こうした処方薬に対する新たな疑問がもたれている。この研究は14年にわたって行われ、新たに統合失調症と診断された患者の脳を定期的にスキャンし、全体積と脳の主構成部位を測定。調査を行ったアイオワ大学カーバー医学校 (University of Iowa’s Carver College of Medicine) の研究者らは、こうしたスキャンをそれぞれの被験者に年2回から5回行い、精神病患者、特に妄想的な思考、幻覚および認知障害のある統合失調症患者の脳が、正常な精神状態にある人に比べて小さいことが長期間認められる原因を追究。最も脳質量の減少が大きかったのは、「集中的」に抗精神病薬の薬物治療を受けた患者、つまり最も長期的かつ最大用量の投薬を受けた患者であることが判明。精神症状の重症度、違法薬物、アルコールなどの乱用度よりも抗精神病薬による薬物治療の「集中度」のほうが、はるかに強力な脳質量減少の予測因子であることを研究者は発見した。容積の減少は脳の随所に見られ、脳の異種領域や左右脳半球間の伝達経路を形成する結合"白質"、また脳葉のほとんどを構成する脳細胞の密集した塊である灰白質でも起きていた。

12.The effectiveness of electroconvulsive therapy:A literature review
「電気痙攣療法の有効性: 文献レビュー」
このニュージーランドのジョン・リード (John Read)とイギリスのリチャード・ベントール (Richard Bental) による最近の研究では、「(電気痙攣療法による)治療中に改善を見たことを示すエビデンスは殆ど存在せず、その後に改善したことを示すエビデンスは全く存在しない」「長期的、あるいは患者によっては永続的な脳機能障害を引き起こす強力なエビデンス」としたうえで、「ECTの費用対効果分析はあまりにお粗末で、科学的に正当化できるものではない。・・・したがってECT の使用を続けることは、精神医学には科学的根拠に基づく医療 (EBM) が取り入れられていないことを示すものである」が論文の結論。

13."Antipsychotics increase a person’s biological vulnerability to psychosis"
『抗精神病薬は精神病に対する生物学的脆弱性を増す』
1970年代、研究者は抗精神病薬がD2受容体として知られるドーパミン受容体のある特定の亜型(サブタイプ) をブロックすることを発見。そのブロックに反応して脳がD2受容体密度を増加させる。こうしてドーパミンに対して「過敏」になり、それによって生物学的にさらに精神病に対して人は脆弱になるのではないかと、2人のカナダ人医師、ガイ・シュイナード (Guy Chouinard)、およびバリー・ジョーンズ (Barry Jones) は推論した。統合失調症患者が抗精神病薬の服用を停止しようとすると再発し、長期にわたって薬物治療を受けているにもかかわらず悪化することが多いのは、これが理由ではないかと推論。そして、長期的には多くの患者が「遅発性精神病」を発症し、そうなると「以前にも増して症状が悪化したように見える」ことを二人は報告した。

14.イリノイ医科大学のマーチン・ハロウ (Martin Harrow) が1980年代から追跡調査を始め、2007年に発表した統合失調症患者群の15年転帰にまつわる研究がある(2)。抗精神病薬の服用がなかった患者の40%が15年の終わりに回復していたのに対し、服用していた患者では5%であった。またハロウは、それよりも軽度な精神障害の患者についても報告しているのだが、やはり同じように抗精神病薬を服用していない患者の方が、はるかに状態が良かったのである。

15.抗精神病薬と長期の行動機能障害
メリーランド大学とレスブリッジ大学 (カナダ) の研究者による二つの関連研究では、オランザピン (ジプレキサ) への幼少期の暴露による長期的影響を中心に研究された。その一つ目の研究では、生後28日目から3週の間、オランザピンにラットを被爆させる。成長後、これらのラットには「作業記憶に有意な障害があった」とする。また、「社会的に目新しいものに反応しやすく、また強く反応した」と研究者。メリーランドとレスブリッジの研究者は、「これらのデータは、オランザピンへの青年期の暴露は、ドーパミン作動性機能における変化と一致する長期の行動欠陥パターンを引き起こすことを示唆する」と結論。もう一つの研究では、オランザピンに暴露させたマウスでのドーパミン機能の長期変化が調べられた。幼年期暴露の4~6ヶ月後、「大人の」脳のドパミン受容体の結合活性が、標準とは有意に異なっていたとする。
「生後早期の抗精神病薬への暴露は、長期に及ぶ機能的に有意な変化を、神経回路に引き起こす可能性がある」というのが研究者の結論。そして、「人間で言えば胎児期、あるいは幼児期にあたる段階での作動性神経伝達を調節する薬への暴露は長期の行動機能障害をもたらすことを、ますます多くの動物実験が示すようになってきている」とする。

16.米国国立精神保健研究所が実施した最初のフォローアップ研究
『退院一年後』Schooler, N. American Journal of Psychiatry 123 (1967): 986-995.
概略:入院時に神経遮断薬による治療を受けた患者とプラセボのみを服用させた患者合計299人の1年後転帰を調査。米国国立精神保健研究所が初めて実施したこの長期研究では、プラセボ投与を受けた患者群のほうが「3種類の活性フェノチアジンのうちのいずれかを服用した患者よりも再入院率が低かった」ことが判明。

17. 米国国立精神保健研究所が実施した再発に関する最初の研究
『精神安定剤服用の慢性統合失調症患者による突然の服薬中止後に起こる再発』Prien, R. British Journal of Psychiatry 115 (1968): 679-86.
概略:再発率は服用量に直接関連することが判明。抗精神病薬の服薬中止前の量が多ければ多いほど再発率は高かった。研究開始時点においてプラセボを与えられていた患者18名のうち、半年で悪化した患者はわずかに1人 (6%)。研究開始時にクロルプロマジンを300 mg 服用していた患者64人のうち、服薬中止後に54%が悪化。研究開始時にクロルプロマジン300 mg 以上を服用していた患者116人のうち、服薬中止後に66%が悪化。(p.684 図3 参照)

18. 米国国立精神保健研究所が実施した再発に関する研究
『慢性統合失調症患者への化学療法の中止』 R. Hospital and Community Psychiatry 22 (1971): 20-23.
概略:再発率が抗精神病薬の服用量と相関して上昇することを発見した最初の研究の確認となる米国国立精神保健研究所による研究。研究開始時点においてプラセボを投与されていた患者30人のうち24週中に悪化したのはわずかに2人(7%)。研究開始時点に300 mgを超えない範囲でクロルプロマジンを服用していた患者99人のうち、投薬中止後に再発した患者は23%。300 mg から 500 mg の間で服用していた患者91人のうち52%が再発。500 mg 以上のクロルプロマジンを服用していた患者81人のうち再発したのは65%。研究者は、「再発は患者がプラセボを投与される前に服用していた精神安定剤の量と有意に関連する-量が多ければ多いほど再発の可能性が高い」と結論。(p.22とp.23 参照)

19. ソラジン(クロルプロマジン)登場前と登場後の、5年転帰の比較
『2つの5年追跡調査の比較』Bockoven, J. American Journal of Psychiatry 132 (1975): 796-801.
概略:ボストンの精神科医、Sanbourne Bockoven と Harry Solomon による薬物治療が始まる前と始まった後の時代での再発率の比較研究において、薬物治療が始まる前の時代ほうが良かったことが判明。1947年にボストン精神病院で治療を受けた患者の47%が退院5年後時点において再発がなく、76%は追跡調査期間終了時に地域での社会生活がうまく行われていた。対照的に1967年にボストン・コミュニティー・ヘルス・センターにおいて薬物治療を受けた患者のうち、その後5年間再発がなかったのは31%で、1947年の患者集団よりも全体としては福祉などの"社会的依存"がはるかに高かった。また、1940年代と1950年代のはじめのニューヨーク精神病院での再発率をレビューした他の研究者らも同様の報告をしており、退院した統合失調症患者のおおよそ50%は追跡調査期間中も長期にわたり継続して良い状態を保ち、これは神経遮断薬を使った転帰よりも顕著に優れていると報告している。

20. 『薬物を使わない急性統合失調症の治療』W. American Journal of Psychiatry 134 (1977): 14-20.
概略:1977年に米国国立精神保健研究所が行った研究。心理社会的サポートを提供する病院の実験プログラムに参加した49人の統合失調症患者を投薬治療を受ける集団と受けない集団とに無作為割り付け。退院1年後に再発したのは非投薬集団ではわずかに35%であったのに対し、投薬治療を受けた集団では45%であった。また、うつ、感情の鈍化、緩慢な動作に苦しむ患者も投薬治療を受けた集団に多くみられた。

21.『薬物を必要としない、もしくは禁忌とする統合失調症患者は存在するか』M. International Pharmacopsychiatry 13 (1978):100-111.
概略:カリフォルニア大学のMaurice Rappaport らが1978年に行った研究。アグニュー州立病院に統合失調症で入院する若年男性患者80人を投薬治療を受ける群と受けない群に無作為に割り付け。退院3年後に再発したのは投薬治療を受けなかった群ではわずかに27%であったのに対し、投薬治療を受けた群では62%であった。中でも注目すべきは、入院中に投薬治療を受けず、退院後も投薬治療を受けなかった患者24人のうち、その後に再発したのはわずか2人であった。研究終了時、この投薬治療を受けなかった患者24人は投薬治療を受けた患者よりも著しく高い機能が見られた。

22. ソテリア・プロジェクト
概略:1970年代、米国国立精神保健研究所の統合失調症研究部門で局長を務めるローレン・モッシャー(Loren Mosher)が行った実験。抗精神病薬剤の使用を少量にとどめた家庭的な環境(ソテリア)の中で行う治療と、病院内で行われる従来の治療との比較研究。2年後、ソテリアの患者は従来の抗精神病薬で治療を受けた患者に比べ、「精神病理学スコアーが低く、(病院への)再入院が少なく、また全体的適応性も良好」であった。プログラムを終え、その後も神経遮断薬を服用せずに2年のうちに再発したのはソテリア・ハウスで薬剤を使わない治療を受けた患者ではわずかに31%であった。

23.『神経遮断薬を使わない統合失調症治療』S. Schizophrenia Bulletin 5 (1979), 322-332.

24.『統合失調症の地域居住型治療』L. Hospital and Community Psychiatry 29 (1978), 715-723

25.『神経遮断薬を使わない急性精神病治療』L. International Journal of Social Psychiatry 41 (1995).

26.『抗精神病薬による維持療法』 Cole, J. American Journal of Psychiatry 132 (1977).
概略:米国国立精神保健研究所精神薬理学サービス・センターの元所長、ジョナサン・コールが1977年に行い、抗精神病薬が無数の問題の原因であることを考えると「抗精神病薬による維持療法を受けている外来患者全員が薬剤を使わない適切な試みをためしてみるベネフィットを与えられてしかるべきであった」と結論。彼が論文につけたタイトルは「悪いのは病気よりもその治療薬?(Is the Cure Worse than the Disease?)」

27. 薬剤性の過感受性精神病
概略:1970年代後半にマクギル大学の二人の医師、ガイ・チュイナードとバリー・ジョーンズが、薬物治療を受ける患者の高い再発率につながる抗精神病薬の引き起こす脳内の生物学的変化を確認。薬剤がドーパミン活性を抑制することで、脳はそれを補おうとドーパミンに対して"過感受"になる。特にドーパミン受容体密度の増加を薬剤が誘発している。ドーパミン機能の擾乱は長期的には患者が生物学的に精神病を起こしやすくなり、薬の投与中止で悪化して再発する。「神経遮断薬は、運動障害および精神病症状そのどちらをも引き起こすドパミン過敏性を起こしうる。そのような過敏性を発現した患者が精神病を再発しやすいのは、単に精神疾患の自然の成り行きで決まるものではなさそうである」が、チュイナードとジョーンズの結論。

28.『神経遮断薬の投薬後に起きるドーパミン作動性の過敏性』 Muller, P. Psychopharmacology 60 (1978):1-11.

29. 『神経遮断薬によって引き起こされる精神病』: Chouinard, G. American Journal of Psychiatry 135 (1978):1409-1410.

30.『神経遮断薬によって引き起こされる精神病』: Chouinard, G. American Journal of Psychiatry 137 (1980):16-20.

31.『神経遮断薬によって引き起こされる精神病、その「駝峰」と遅発性ジスキネジア』Chouinard, G. Journal of Clinical Psychopharmacology 2 (1982):143-4.

32. 世界保健機関(WHO)による研究
『統合失調症に関する国際的予備調査』Leff, J. Psychological Medicine 22 (1992):131-145.
概略:統合失調症の転帰を先進国と途上国で比較した『統合失調症に関する国際的予備調査』と題されたWHOによる初の調査。1968年に始まり、9ヶ国、患者1202人が対象。追跡調査開始2年後、5年後、どちらも途上国の患者のほうが状態が良かった。研究者の結論は、途上国の統合失調患者は「先進国の患者よりも経過、転帰、ともに良かった。その結果は臨床転帰、社会的転帰、あるいはその両方を考え合わせても同じであった。」インドとナイジェリアでは3分の2患者が、5年後の調査終了時には症状もなかった。しかしWHOの研究者はこうした転帰の明らかな違いを説明する変数を特定できなかった。p.132,142,143 参照

33. 『統合失調症: 異文化における予兆と罹患率、そして経過』Jablensky, A. Psychological Medicine, supplement 20 (1992):1-95.
概略:「重度精神障害の転帰決定要因」と題されたWHOによるこの種の調査としては2度目のもの。10ヶ国、1379人の患者を対象とし、『統合失調症に関する国際的予備調査』のひとつの追跡調査としてデザインされた。調査対象となったのは初回エピソード患者で、うち86%が発症1年以内であった。結果は1度目の調査を確認するかたちとなり、2年転帰は途上国の患者のほうがはるかに良かった。大まかには、途上国(インド、ナイジェリア、コロンビア)の患者は、37%が一度の精神病エピソードを経験しただけで、のちに全快。26.7%は2回もしくはそれ以上の回数で精神病エピソードを経験していたが、それでも2年の終了時には"完全寛解"していた。つまり、途上国では患者の63.7%が2年の終了時にはかなり良い状態にあったことになる。それに比べてアメリカやその他の先進国6ヶ国では、2年の終了時にかなり良い状態にあったとされる患者は、わずかに36.9%であった。研究者はこのように結論する-「先進国にいるということが、完全寛解に至らない強力な予知因子である。」WHO の研究者はこの転帰の違いを説明できる変数を確定していないが、途上国では継続的に神経遮断薬による維持療法を受けていたのはわずかに15.9%であったのに対して、アメリカやその他の先進国では61%の患者が神経遮断薬による維持療法を受けていたことを指摘している。

34. バーモントの経時的研究
概略:1950年代から1960年代の初めにかけてバーモント州立病院に入院していた統合失調症患者の転帰を調査した長期研究。20年後、25%から50%の患者が完全に薬剤を断ちながら統合失調症の症状もその兆候も見られず正常な生活を送っていたことを報告。統合失調症の患者は生涯薬を飲み続けなければならないというのは「作り話」であり、現実には「生涯薬を必要とするのはごく少数であろう」が結論。

35.『重度精神疾患を持つ人のバーモントにおける経時的研究 Ⅱ』 Harding, C. American Journal of Psychiatry 144 (1987):727-734
b) 『統合失調症治療にまつわる7つの虚構、その実験的補正』Harding, C. ACTA Psychiatrica Scandinavica 90, suppl. 384 (1990):140-146

36. 転帰論文のメタ分析
a) 『統合失調症の100年』Hegerty, J. American Journal of Psychiatry 151 (1994):1409-1416
概略:アメリカの統合失調症患者の転帰は1970年代から悪化し続けており、1900年の状態と同じレベルにまで低下しているとするハーバード大学メディカルスクールの研究者による報告。抗精神病薬をその原因としているわけではないが、統合失調症の患者は、生涯にわたって薬を服用する必要があるとアメリカの精神医学が言いだした時期と一致することは注目に値する。つまり、生涯ずっと薬物治療を受け続けることに重点をおいた治療パラダイムが採用された時期とこの転帰の悪化は一致している。

37. MRI 研究
概略:1990年代、抗精神病薬が前頭葉に委縮をもたらし脳幹神経節に拡張を起こすことが MRIの技術によって明らかになった。この「フォローアップ磁気共鳴映像法」研究では、脳幹神経節の拡張が統合失調症の陽性、陰性の両症状の悪化に関連するとする。薬剤が時間の経過とともに慢性疾患を引き起こすことの強力なエビデンスとなる研究。

38.『抗精神病薬を服用する統合失調症初回エピソードの患者の尾状核体積の増加』Chakos, M. American Journal of Psychiatry 151 (1994): 1430-1436

39.『精神疾患での脳の進行性構造的異常における神経遮断薬』Madsen, A. The Lancet 32 (1998):784-785

40.『統合失調症治療において神経遮断薬の服用のない患者とある患者の皮質下の体積』Gur, R. American Journal of Psychiatry 155(1998) 1711-1717

41.『MRIを使った統合失調症の追跡調査』Gur, R. Archives of General Psychiatry

42. 遅発性ジスキネジアと広範囲にわたる低下
概略:抗精神病薬の長期使用により脳内のドーパミン経路が不可逆的に機能不全となりうる。それが運動障害(遅発性ジスキネジア)、重篤な精神病の症状(遅発性精神病)、広範囲な認識低下(遅発性認知症)を起こす可能性があるとする。

43. 『治療に神経遮断薬を使う患者の遅発性ジスキネジア』Crane, G. American Journal of Psychiatry 124, supplement(1968):40-47

44. 『20年目の臨床精神薬理学』Crane, G. Science 181 (1973):124-128

45. 『遅発性ジスキネジアにおける機能障害』Yassa, R. Acta Psychiatrica Scandinavica

46. 『遅発性ジスキネジアにおける注意気分障害の中心的決定要因』Myslobodsky, M. Brain and Cognition 23 (1993):88-101.
e) 『統合失調症における認知障害』Waddington, J. Brain and Cognition 23 (1993):56-70.

47. 『遅発性ジスキネジアに対する定型 対 非定型抗精神病薬の有効性』De Leon, J. Eur. Arch. Psychiatry Clinical Neurosciences 257 (2007): 169-172
非定型抗精神病薬を投与された患者の20%が5年以内に遅発性ジスキネジアを発症。通常の神経遮断薬と同じ割合。

48. 『抗精神病薬の神経病理学的有効性』Harrison, P. Schizophrenia Research 40 (1999): 87-99

49. マーチン・ハロウの15年転帰の結果研究
概略:米国国立精神保健研究所の資金提供により行われた統合失調症患者の長期転帰に関する追跡調査。1980年代後半にシカゴ地区にある2つの病院で統合失調症の診断を受けた患者を対象に行われたこの研究では、15年で抗精神病薬の服用をやめていた患者の40%が回復していたのに対し、服用を続けていた患者では5%であった。統合失調症以外の精神障害のあった患者も抗精神病薬の服用を続けていた患者よりも服用をやめていた患者のほうが状態ははるかに良かったと報告している。

50."Antipsychotic Drugs for Dementia To Be Curbed in U.K."
英国、認知症に対する抗精神病薬の使用に歯止め
11月12日 (ブルームバーグ) -- 英保健省の委員会報告書によると、英国内の認知症患者は危険な抗精神病薬を過剰に投与されており、それによって年間1800人に上る患者の死亡、1620人が発作を起こしているロンドンで行われた記者会見では、「毎年、高齢の認知症患者、約180,00人が抗精神病薬を投与されているが、それにより改善が見られる患者はわずか20パーセントである」と教授。なんと三分の二にあたる患者は、早期死亡リスクを高め、鎮静、筋硬直、思考の乱れ、発話障害など、多くの副作用がある薬剤を投与されていながらも、何らのベネフィットも得てない。2005年、米国食品医薬品局は抗精神病薬を製造する製薬会社に対し、認知症高齢患者では早死にのリスクが高まることを、黒枠警告で薬品添付書に記載することを求めた。その2年後に発表された英国での研究では、抗精神病薬を服用する患者は、服用のない患者に比べ、死亡時期が6か月早まることが分かっている。

51.2009年10月27日、アメリカ医学界で最も権威のある学会誌とされ、マスコミの注目度も高いJAMA誌において、「Cardiometabolic Risk of Second-Generation Antipsychotic Medications During First-Time Use in Children and Adolescents-子供や若者における第二世代抗精神病薬の初回使用における肥満心代謝異常リスク」と題された強力な研究論文が発表され、成人に投与した場合に比べ、はるかに短期間かつ高率で激肥りを起こすことが明らかとなりました。
ジプレキサ 平均体重増加 8.5キロ BMI値 +3ポイント (3ヶ月)
セロクエル 平均体重増加 6.0キロ BMI値 +2.12ポイント (3ヶ月)
リスパダール 平均体重増加 5.3キロ BMI値 +1.92ポイント (3ヶ月)
アビリファイ 平均体重増加 4.4キロ BMI値 +1.67ポイント (3ヶ月)

血糖値の平均上昇 ジプレキサ 3.14 mgs/dl 、セロクエル 2.64 mgs/dl
コレステロールの平均上昇 ジプレキサ 15.585 mgs/dl, セロクエル 9.05 mgs/dl

比較対象グループ(投薬による治療なし) 変化なし

52.統合失調症治療薬ジプレキサ、カナダで「特許は無効」との判決
http://freepdfhosting.com/54a8369a9f.pdf 判決全文

去年1年間の売上が四千五百億円に上り、総収入の28パーセントを占める超ベストセラー抗精神病薬、ジプレキサ。重篤な副作用を隠して違法に販売したとして訴えられ、全米各州で連戦連敗(和解金支払い)。またアメリカでの特許が2011年に切れることから、一千億円の支出削減や五千五百人の人員カットに追われるイーライ・リリー社。 そうした中、今月初め、「カナダにおけるジプレキサの特許は無効である」との裁定が下されました。

53.抗精神病薬による死亡者数 - FDA 有害事象データベースより
クロザピン 3,257名
http://www.fdable.com/aers/advanced_query/a7dc0bd03aab
セロクエル 2,139名
http://www.fdable.com/aers/advanced_query/9f87a1edfc22
ジプレキサ 3,442名
http://www.fdable.com/aers/advanced_query/02b63aebd26a
リスパーダル2,827名
http://www.fdable.com/aers/advanced_query/13d9ac9ebccb

54. "Early intervention for psychosis"
◎ オランザピンにベネフィットはない
◎ 認知行動療法 (CBT) にベネフィットはない
◎ リスペドリン + CBT + 専門チーム(早期介入多職種連携チーム/アウトリーチ)にベネフィットはない (12ヶ月)

◎ 自殺傾向のための認知行動療法に効果はない
◎ 家族療法 + 専門チームの介入は再発に影響しない
◎ 専門チームの介入は平均入院日数に影響しない

Max Marshall1,*, John Rathbone2Editorial Group: Cochrane
Published Online: 15 JUN 2011
Assessed as up-to-date: 3 JUN 2009



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まとめtyaiました【抗精神病薬、統合失調症などのデータ、論文、発言】

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>統合失調症もうつ病も勝手に作られた
>病気であり、社会的な産物でしかありません。
>それは歴史が証明しています。
>たとえ人々が妄想的になろうと、
>抑うつ状態になろうと、薬を投与せず人の
>つながりがあれば一過性に終わることが、
>歴史だけでなく論文上でも明らかなのです。
>とすれば人々は医療化信仰から目を覚まし、
>人類と社会の中で何が必要か考えるしかない。

これ以上ないくらいの素晴らしいコメントです。

テレビばかり見て「じっくり考えること」をすっかり
忘れ去り、マニュアル通り(看護師も医師でさえも!)にしか動けなくなった
バカな日本人は精神科医と製薬会社の格好の餌食になってしまった構図ですね。
長年にわたり声を出し続けてくれた活動家の皆さんや痛みを経験した私達も含めてよりいっそう、
勇気を出して精一杯、真実を知らせる行動に出ることがいよいよ、重要課題になってきましたね。

No title

元の記事や論文を読んだ上で掲載してるのでしょうか?

No title

抗うつ薬のところにも書いてあるようですが、他人のブログから引用していますね。あとはロバート氏のHP見よとも書いてある。それはそれでかまわない話かと‥‥英語論文の正否まで判定するのは酷でしょう。だいたいそれらの論文の中身に問題あるなら、まず作成者たちが非難されるべきことだし、精神薬をすすめる方々が、問題点を指摘すればいいことかと‥‥

No title

別に全然読んでませんよ~。っていうかこんな話が今更落ちてくること自体、皆さんわかってないなって感じですね。それは業界事情もそうですが、私自身をわかってない感じです。何度もブログに書いているんですが、やっぱり皆さん読んでないんですね。私は引用者であり宣伝者です。別に本質的に正義を振りかざしたいわけじゃありません。何度も言っているようにヤクザと大差ない思想のキチガイ医なのです。もっといえばこの論文が真実かどうか判断は任せます。「信じないやつ、評価できないやつは勝手に喰われれば?」それが東洋医のキチガイ思想です。

そういう人間から考えれば、読んだとか読まないとか何の関係もありません。真面目な医療者なら読むでしょうが真面目じゃないから読む気もありません。ただ私はこの情報を日本にもたらしたサイクバスターやmyuさんを信じるだけです。なぜ信じるかと言えば誰も信じないレベルのこの情報を、海外から輸入しソースも含めて自分の名のもとに掲載しているというリスクを追っているからです。彼らは彼ら自身が責められる覚悟を背負っているからこそ、私は信じます。もしかしたらこの論文たちにも間違いがあるかもしれません。しかし海外で利権多き人間たちが、この論文たちを隠蔽はしても内容を否定する話がない、そのいきさつを私は信じます。それは最後はキチガイであるが故であり、科学を信じるからではありません。人間が用いる限り必ず科学は歪められることを知っているからです。

もしこの論文たちに疑問を持つ人たちがいれば、自分たちで徹底的にこの論文を読み、その疑問点を明示し、自分の名も明かし、そのうえで批判すればいいことです。それを止める気は毛頭ありません。それが説得力に富む内容であれば、私は素直に非を認め謝罪するでしょう。それは誰かに責任を押し付けたり、誰かに任せてやらせようとする話でなく、自分がやるものです。それをすでに実際行ったサイクバスタ-やmyuさんの功績は、他の誰よりも評価されるべきものであり、その紹介した論文が間違っていれば非難されるべきものでしょう。その時は同様に私も非難を受けるだけの問題なのです。

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No title

論文の評価なんて専門家でなければ出来ないんだから、そんなことは求めてません。

例えば(5)の記事は、現在アルツハイマー治療薬として用いられている薬物に重大な問題があるように読めるが、元の論文にはそんなことは全く書いてないし、そもそも薬物の論文でもない。
それを元の英文記事が大幅に誇張して薬物の問題のように書いて、ご丁寧に日本語訳の時点で間違いとさらなる誇張が入っているので、これはデマのレベル。

キチガイだからデマを流しても良いっていうんですか?

No title

そりゃ興味深い話ですね。そこまで書くからにはぜひ元論文でどんな文章があり、どの点が誇張で語訳がどう間違っているのか、どうして英文記事が「大幅に誇張した」と断言できるのか、それを教えてくださいな?もしその論理に説得力があれば私は喜んでこの論文というか記事の掲載を割愛し、謝罪文でも何でも載せますよ。

でもその前に精神医学のデマ論文やデマ記事を載せまくった、学会やメディアや素人たちはどうするのかも教えてくださいね。キチガイじゃないのなら余計にデマ流しちゃいけないよねえ?

あ、そうそう、あとその論文とかこれらの対処を明らかにするときは、ちゃんと自分の所属と名前も明らかにしましょうね。これくらいの会話ですんでるなら匿名でもいいですけど。それは最低限の礼儀だよねえ?

No title

ここに色々載っていますが
その真偽の判断は読み手側のわたしたちにあるのでは?
読み手がどう受け取るのかまで東洋医さんには操作できないかと。

こういう情報があるが皆さんはどう考えますか?

ってな感じだとわたしは捉えていて。

これらの情報をウソにするもホントにするもKKさん次第なのだと思いますが。
違いますか?

No title

元論文は、これまで細胞毒性がないと思われていたAβペプチドが細胞毒性を持っていることを示したものです。これまでの治療薬開発の戦略は、その毒性がないと思われていたペプチドが作られる方向に酵素反応を舵取りするものだったので無意味であろう(薬があってもなくても毒性のあるペプチドができる)と推測しています。

それを英文の記事では、「アルツハイマーの薬は脳にダメージを与え、健忘を悪化させる」と書いているので、これは酷い誇張です。

日本語訳ではそこに「明らかに」という誇張が入り、”potential treatment”として治験段階にある薬物を「有効な治療法として人間に対して使われている」と訳しているので、これは誤訳です。

私も研究者なので、仮に自分が発表した内容がここまで歪められてしまったら涙が出ますね。どこそこに書き込んでいたという情報だけが一人歩きすると鬱陶しいので、名前と所属は言えません。周囲に迷惑がかかる可能性もありますので。精神科医が攻めてきたと思われたのかもしれませんが、残念ながら違います。

これまで精神医学やマスコミがデマを流して来たから、というのは理由にはなりません。批判する側は正確な情報を発信して、ひたすら事実を突きつけて批判するべきです。そうでなければ、批判としての価値が下がります。特にあなたには医師という肩書きがありますから、他の人とは言葉の重みが違います。

(5)の記事について

KKさんへ

NATURAL NEWS の記事の訳ですが、
http://www.naturalnews.com/028622_Alzheimers_brain_damage.html

記事内容の誇張については上記URLのページ下部にもコメント欄が用意されていますから、そちらで「デマだ」と主張されるとよいでしょう。
何らかの反応があると思います。

また、誤訳(間違いとさらなる誇張)に関しましては、その御指摘はとても貴重でありがたいものです。
参考程度につけた訳ですが、重大な誤訳ならば訂正しますので、どこがどのように間違っており、どこかどのように誇張されているのかを具体的に教えていただければ助かります。

No title

KKさん
>例えば(5)の記事は、現在アルツハイマー治療薬として用いられている薬物に重大な問題があるように読めるが、元の論文にはそんなことは全く書いてないし、そもそも薬物の論文でもない。
それを元の英文記事が大幅に誇張して薬物の問題のように書いて、ご丁寧に日本語訳の時点で間違いとさらなる誇張が入っているので、これはデマのレベル。

?薬物の論文でもない、とのご意見ですからご承知のこととして以下書いてみます。 

(5)の記事のURL紹介がないので、関連文字で検索したところ、同じ訳のニュース記事がありました。

http://www.naturalnews.com/028622_Alzheimers_brain_damage.html

タイトルが同訳になるので、これでいいかと。
アルツハイマー病の治療薬が今、てきめん進化してきましたね。その煽りで現状の治療薬の問題がどんどん発表されてきているようです。例えば、血栓融解薬が血栓を溶かす一方で出血させてしまうというアスピリンジレンマと同じく、

同情報の薬剤は、従来、アルツハイマー病の原因(β-アミロイドというたんぱく質が脳に堆積進行するためとの仮説から、β-アミロイド毒性生成するペプチドを減少させるため、非毒性ペプチドを増加させるという薬)説からの薬剤でしたが、副作用として脳萎縮や記憶障害を惹き起こすジレンマがあるというもの。この原因としてペプチドにより呼応したカルシウムイオンが脳細胞に取り込まれて神経活動死滅に至らせ、脳障害を惹起しているという研究報告。

今ではこのカルシウムイオンをブロックする薬剤の開発に進化し、日本でも副作用を防止する低容量処方では改善が見られるという薬剤が既に販売されています。
精神科と比較すると、驚くほど真摯に学会論文でも出されています。この薬剤ジレンマは、多くの薬剤に共通していますね。
薬剤依存や離脱症状や再発繰り返しや他部位の障害(副作用)など、生体のネガティブフィードバック現象ジレンマとでもいえるような。
多領域の薬の副作用で、よく見かける「カルシウムイオンの血中流入、脳ほか細胞障害に至らしめる」という機序の共通項は私にとってはいい情報でした。
認知症領域や精神科領域だけの薬害の機序ではなく、神経ブロック薬には特に共通してるようです。

精神科の重大な薬害のメカニズムは、セロトニンドーパミン説など説明不可能で、カルシウムイオンやグルタミン酸などの細胞傷害の機序なら、その回避をとる新薬剤の効果で、多少エビデンスが出てきたようです。しかし、どんな薬であっても、どこまでも生体に異物でしかなく、何れまたジレンマが。薬というものは、外科手術同様の利用法しかないのでしょう。

薬害という括りで共通項があったので情報として問題ないと思いましたけど。個人的には、が必要かな。

Re: No title

こんな面白い話になってきたのに、アホな人格攻撃書いてた人がいたので、それだけはコメントから削除しました。

KKさん、興味深いことです。精神科医でないのならさらに興味深い。最近あまりにアホで甘えでつまらんヘビーメンヘラーの書き込みが多かったので、同種かと思い下品な書き方になったことは率直に謝罪いたします。私の本が出版され、ブログが始まってこの方、ろくな論争がないまま時間だけ経過して来ましたが、素晴らしい反論じゃないですか?以前自分のブログでも、反精神医学的な内容や、私が書いている内容に科学や論理として、真っ向から否定なり問題点なり指摘してほしいと書いてきましたが、その一端が示されつつあるということでしょうか?昔バッファローさんだけがそういう指摘をされましたが、歓迎しますよ。

ただ他の方も難しい内容を書いています。一般の方にはわかりづらいかもしれませんが、ぜひ読んでみてください。

またこの内容自体についてももう少し吟味する必要があります。KKさんのお話では論文はペプチドの話ということ。それはそれでいいのかもしれませんが、これだと素人はやはり細胞毒性がある物質を薬が導いている(より増やす)と判断するでしょう。このことが事実かどうか判明させるためには、もうひとつ研究や論文が必要でしょうが、ではその論文をイメージした時にはどうなるかという問題、もうひとつは今の日本において、私が重んじている「素人的」な部分としてアルツハイマー薬で被害を訴えたり、飲んで非常におかしい症状を呈した人が次から次へと出る状況、これをどう説明するかという問題が残ります。それは全員で考える必要があります。

最後の一段落なんてすばらしい言葉ですよ。所属と名前はまだしも専門職として何なのか、医師系の研究者なのか、薬学系の研究者なのか、それ以外なのか、それくらいは教えてほしいものですね。

No title

いえ、反論をするつもりでもなくて、ざっと見ていたら妙な記述があって、元論文を見てみたら全然違ったので、元ネタを読んでいるのか質問しただけです。

繰り返しになりますが、論文には薬物についての実験は全く無く、その結果から推測できることは、毒性のあるペプチドは一つは確かになくなるけど、別のができるということです。この手のライターは自分の思い込みで記事を書くので、注意して読む必要があります。私自身も自分の研究のプレスリリースで苦労した経験があります。記事中に出てくる薬物は試験段階の薬物のことです。今現在使われている抗アルツハイマー薬の副作用はまた別の話です。

私は生理学者です。医師ではありません。

No title

Aβペプチドが細胞毒性を持っていることを示したのであれば、アルツハイマーの治療薬開発としては無意味であっても、その他で非常に有意義だね。
確かに研究者レベルでは、特に論文の著者にとれば許せない誇張だとは思います。
ただ一般人のレベルでは、有効な薬を否定したわけでなく、
治験レベルの、治療薬開発としては無意味でも、臨床ではおそらく
有害な薬の事なので、実害はないかと思います。
これ、だれも否定してませんので。
それよりも、今日出てましたね風邪薬の副作用、これこそ実害ありの大問題です。

No title

>KKさん
わたしは場違いなコメントをしてしまったみたいですネ。
スミマセンでした・・・。

>特にあなたには医師という肩書きがありますから、他の人とは言葉の重みが違います。

そうですネ。
おっしゃること解りました。

失礼しました。

No title

KKさん、わかりました。

ここで本題とは異なる英語の議論をするのは本意ではありませんので最後にしますが、「ご丁寧に日本語訳の時点で間違いとさらなる誇張」とのご指摘のある個所について少し述べさせていただきます。

Alzheimer's drugs cause brain damage and "actually" worsen memory loss

ですので、"actually"を訳出しなければ、確かに「アルツハイマーの薬は脳にダメージを与え、健忘を悪化させる」ですね。

しかし"actually" =「実際に」「本当に」、場合によっては「それどころか~する」と訳す場合もありますから、これを訳出するなら「アルツハイマーの薬は脳にダメージを与え、実際には健忘を悪化させすらする」になるでしょうか。

ただ、これではタイトルとして少々冗長に感じたのと、記事には新たな研究内容が書かれていましたので、『アルツハイマー治療薬は脳に損傷を与え、記憶喪失を引き起こすことが明らかに』としたように思います。

これが誇張であるなら、"actually"を訳さないこともまた逆に「矮小化」です。

もうひとつ、"potential treatment”が治験薬のことをさすことが多い論文などではなく、これは一般向けのニュース記事です。

その文頭、Big Pharma drugs that are being used on humans right now and promoted as potential treatments for Alzheimer's disease (AD)… は、普通の人なら「今現在も人に使われており、アルツハイマーに対して治療効果のありうるものとして推進されているビッグファーマの薬」と読みます。

書き手の意図かどうかはわかりませんが、drugs、treatments、ともにいきなりの複数形(一般化)であるのと、Big Pharma が"promote"していることから連想されるものです。

"potential treatments”が治験薬のことであるとわかるのはそれ以降の文章からですね。

No title

こんばんわ
東洋医さん、久々の書き込みながらコメント欄で勉強させてください。

KKさん。誤読していたら、ご指摘ください。
元記事が分からないので、副作用レベルの投稿をさせてもらいました。

元記事ってどこにあるんでしょう?今、我が家の2名が各々別の疾患とその領域の薬剤による副作用がでて、検査や治療などから、脳含むカルシウムイオン過剰流入説に一致した検査結果が出ました。グルタミン酸毒性説もありますが連動説ですね。両者同じで驚きました。

薬剤が副作用を惹き起こすと、血液毒性、血管毒性となり、当然、動脈硬化の発生、血栓が脳に流れ進行性となり、ラクナ梗塞などの脳梗塞(脳卒中)を惹き起こす。という必然的流れは理解できますし、その最終結果、驚くことに、血管や腎臓や脳などの細胞に石灰化が発生してくる。検査結果は説通りでした。

つまり、カルシウムイオンが生体防御のために、過剰に活躍しだした結果、最終病変が石灰化との説があり証拠だって見えました。一種の自己免疫反応ともいえ「副作用」ではなく、生体反応としての「合併症」と、処理されてしまう所以なのでしょう。

ペプチドも、異型・変化による毒性を非毒性ペプチドで対抗しようとさせる薬剤の創薬理論は、その時点で真摯に開発された薬剤だと思いますが、高齢者は肝臓や腎機能が低下しており、排泄できず、血中に薬物濃度が高まり、副作用が惹起されやすい。
その際に、やはり、生体防御の戦士であるカルシウムイオンが活躍しだして、血中から細胞へと過剰に流入しすぎ、毒性となってしまう。

石灰化が家族2名にともに出ていたことから、なるほどと説に関心した記憶があります。
しかし、医学は副作用とみず、合併症としてしまいやすい。本人の症状悪化の結果という意味ですね。
確かに、アルツハイマー病は放置すると進行してしまうものと思いますが、今、新薬では、このカルシウムイオン過剰流入をブロックする薬剤が発売され、不思議なことに、初めて認知機能が高まると、患者側や家族らの自発報告が出されはじめました。家族自ら必死の薬剤研究をされて、有効用量を主張しています。添付文書の用量よりもっと微量のトライで改善をみたという報告。我が家も、1錠の半分で脳がはっきりすると言いました。継続はダメでした。一時的有効を期待し頓服程度を数ヶ月繰り返し、今は不要となりました。こんな薬剤利用法もあったんだなと。

生物学的理論がとても役立ちますし、患者の検査結果と治療の実態から、双方、一致するものを求めることができそうです。
それは、生体が薬物を異物として見つけ、過剰反応し、誤認し、過剰防衛する反応によって、毒性となってしまう場合も、その因果関係は、薬物の副作用から始まっていることを認識してほしいものです。
つまり、薬物が血中濃度を高めないよう、また、他の細胞損傷がないか、定期的な検査をすることで医師が薬物の用い方を理解できるのだろうと思います。

合併症ではなく、副作用とみる私見は、ペプチド活性が、カルシウムイオンの反応を高めるという説からですが、多様な薬剤の副作用に見られる反応なので、やはり、異物に対する生体反応とすれば、合併症ではなく、副作用を考慮しないでいられません。
しかし、テーマの薬剤が副作用を出す用量より微量では、有効性があったか、或いはなかったとなれば、別議論になりますが。それには多くの交絡因子の整理が必要。確かに大変ですね。

是非、元記事をご紹介いただき、勉強させてください。
ニューロン活動に対する説は余りに複雑で、生物学まで行き着きます。でも、栄養学では治療改善することもあり不思議。治療的栄養学は知識を必要とするけど、実際は、とても単純明快で、抗酸化物質や上質の蛋白質や人参などの治療的量や人的関係づくりなどでも。人間ってすごいなと感動するばかりです。

長文、何度も失礼しました。

No title

「誰か」が介入すれば、たとえ良い論文であっても違う方向で提示されるという典型例だったということですか。とりあえずこのことはエントリー内部でも書いておきます。海外では精神医学に対する批判が当然なので、このように点数稼ぎしたいメディア人も現れるということなのでしょう。我々もすぐ飛びつかないよう注意する必要がありますし、かといって日本には批判するような論文さえありませんので、海外に頼らざるを得ないのも悲しいところ。私は英語できませんしね。ま、言い訳すいません。

今回のことを読んで、結局信頼できる情報も信頼できる医学もあるのか?という思いが改めてあります。どんなに理屈をつけても今起こっている現象、今起こっている事実は覆しようがない。素人発想を重んじるゆえんです。てぃあさんは科学的に間違っている精神医学に対して、科学の場で反論するのはいかがなものか?と感想を頂いていますが、間違いなく一理あると思います。精神医学を否定するために「効かないとする論文」を出していくことは一定の価値がありますが、本質的には精神の問題は精神の問題で、科学によって議論するべきではないということなのでしょう(裁判などは別)。本来は文系の学問や統計学くらいで判定、議論されていくものだと思います。

No title

はじめまして。
誠に興味深く拝見しました。
目から鱗が落ちる思い出大変感心しております。
私自身もうつ病の治療歴があり、薬物療法の過程で大分苦労しました。

そこで質問があります。

1.東洋医先生の詳細な経歴に関して教えてください。
 ・大学卒業年次
 ・勤務医療機関
 ・専門医/学位等の有無
 ・論文に関して(pubmedまたは医中誌にて検索可能な物)

2.blogや書籍などを拝見すると、標準型治療を否定される立場かと思われますが、そのように受け止めてよろしいのでしょうか?それとも精神科薬物療法の標準型治療(いわゆる国内のガイドラインに沿った治療)に準拠した上での加療/減薬、とのことでしょうか。

誠に失礼な文言かと思いますが、よろしくお願いします。

No title

必死杉。藁。

No title

元論文はNATURAL NEWSの記事にリンクが張ってあります。
多分一般の方でもアクセスできると思います。

そもそもこの論文が信用できるかどうかも勿論分かりませんが、情報は伝達の過程で多かれ少なかれ歪むものなので、可能な限りオリジナルに近いものにあたった方が良いですね。

>myuさん
あなたが多くの海外の記事や論文を紹介していることは私も知っています。そんな言い訳をするべきではありません。それは、この日本語の記事だけを読んだ人間が何を想像するかを考えれば分かると思います。

No title

.東洋医先生の詳細な経歴に関して教えてください。
 ・大学卒業年次
 ・勤務医療機関
 ・専門医/学位等の有無
 ・論文に関して(pubmedまたは医中誌にて検索可能な物)

精神医学そのものが加害者の中心、権威こそが被害製造者、科学性のかけらもないっていってる人間に、これきいてどうすんだ?本物の・・

東大でも受診しなww そして一生苦労しろwww

No title

KKさん

KKさんのご要望にお応えするには、ニュース記事で取り上げられた論文をも含めてすべて翻訳する必要がありそうですが、そこまではできません。

おそらく記事の筆者は「つかみ」程度に冒頭であのような書き方をしたのでしょうが、それが治験薬のことであることはその後の文で述べており、その部分もブログでは英文とともに日本語訳を付けていますので、あとは読まれる方の判断でしょう。

情報は伝達の過程のみならず、生成の時点ですでに歪められている可能性もありますから。

原文はこちらです
http://www.pnas.org/content/107/14/6538.long

サポート情報
http://www.pnas.org/content/suppl/2010/03/16/0914251107.DCSupplemental/pnas.200914251SI.pdf

No title

はあ・・・まともな指摘が入ったと思った瞬間これ。もうアホすぎる。

経歴はないないづくしの37歳。論文なし。
主張はブログやフェイスブックや本を見ればよい。精神医学全否定。これで満足でしょ?

No title

東洋医様
御返事有り難うございます。
辛らつなお言葉ですが、きちんと御返事を頂けたことに貴殿の誠意を感じます。

加えて質問ですが。

1. >精神医学全否定。

 これに関しては御意見として理解できるのですが、貴クリニックは「心療内科 神経科」を標榜されていますが、診療報酬として「外来精神療法」のレセプト請求は行っていますか?行っているとしたら、月に何点(またはレセ枚数)くらいになりますか?


2.貴殿自体が精神医学に強く疑問を呈した理由として、過去にご自身が精神科または心療内科に受診し、かなりお辛い経験をしたのではないかと思っています。可能な範囲で構いませんので、ご自身の状況経過に関して教えていただければ幸いです。


以上よろしくお願いします。

No title

>テレビばかり見て「じっくり考えること」をすっかり
忘れ去り、

うちの親も姉も四六時中、テレビ漬け。
昔からろくなコミュニケーション無かったからね。
こんなうち出たかったです。
テレビに音をあげると医者からは、あんたが現実見れないと言われるから。

Re: No title

消そうかと思ったけどこのtarouっての、工作員丸出しで笑えるから載せとくことにした。あなたの所属している労働環境と名前を明らかにしてご覧?また、以前のブログに載せた精神医学の詐欺に対して質問してる項、アレに全部答えてごらん?そうしたら教えてあげるよ。

あなたが書いていることはブログや精神医学被害の諸問題とは何の関係もなく、権威主義なのかにわかアノニマスなのか、手先の医療事務か薬学関係者なのか、単なる精神医学者なのかわからんけど、必ずヘビーメンヘラーか利権業界関係者が口にする質問だよ?アホの精神医学とヘビーメンヘラーが権威で虎の威借りて、人を攻撃したり、被害者を攻撃するのと同じ手段。しかもヘビーメンヘラーだとこんなあからさまな質問するアホいるのかどうか?何か書きたいならamazonか裏サイトにでも書いといた方がいいんじゃない?もうメルアドもIPアドレスもばれちゃったからね。っていうかもしかして自分、誰かに守られちゃってるとか思ってるのかね~。キチガイに世の中のルールなんて関係ないよ。イマサラ言質取る話じゃない。ブログ内に一杯載ってるから。

っていうかもう止まる話じゃねーし。もうみんな本気で一揆起きて抹殺されるレベルだって、マジわかってないんじゃない?表社会じゃすごい勢いで広まってるよ?   プッ

あ、そうそう書き忘れた。ボク精神科も心療内科もかかったことないよ。精神薬もほとんど飲んだことない(実験で三回くらい飲んだっけ。怖さを理解するために)。レセプトで証明できないのがつらいね~。

No title

東洋医様
当方のような未熟な議論にお付き合い頂き重ね重ね御返事ありがとうございます。

>あなたの所属している労働環境と名前を明らかにしてご覧?

当方統合失調症の息子を持つ定年後の70代の主婦です。(ということで労働はしておりません)。
いわゆる隠居している一般人ですので個人名はご容赦ください。

>また、以前のブログに載せた精神医学の詐欺に対して質問してる項、アレに全部答えてごらん?そうしたら教えてあげるよ。

申し訳ないのですが、blogの内容が濃すぎて具体的な部位を発見できませんでした。お手数ですが教えていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

No title

なんだ、当ブログでいう虐待親(毒親)だったんですか?そりゃ奇遇ですね。今の70代の主婦の方々はpubmedとかいう言葉も知ってるんですから驚きですね~。それに主婦で患者家族で自分にも鬱の経験があるなら、外来精神療法やレセプト枚数にどうしてこだわるんでしょうね~。しかも質問の内容を鑑みれば、一般人だから、隠居してるからって言い訳が通じるような質問じゃないですね~。tarouさん今の収入と収入先とどうやって儲けましたかとか、あなたどんな資格と免許と仕事上輝かしい成績ありますかって、私なら自分を明らかにしないで、恥ずかしくて聞けませんもんね~。

ま、質問は以下にのっけときますよ。いくつか前のエントリーです。70歳以上でブログ調べることできるんだから、これくらいすぐ見つかると思いますけどね~。

・精神科の歴史が迫害や隔離拘束や監禁や強制的な脳操作「ではない」という歴史が存在しますか?

・アメリカの診断書が製薬会社お抱えの精神科医による、多数決によって作られた事実を知っていますか?

・どうしてそのような利権と多数決とで決定されたものが、精神病として認定されるか、その根拠は何ですか?

・どうして精神科医全員ですぐに診断が変わってしまうのですか?(ちなみに人の心は難しいというのは答えにな ってません。それくらいは理解しましょう)

・精神医学はモノアミン仮説を基本に据え続けてきましたが、それが科学的に否定されていることをご存知ですか?

・もしご存知なら、その否定された学説を基本として作られた、根拠からして間違っている薬をなぜ使うことをすすめるのですか?

・そもそもこの本は向精神薬と麻薬や覚醒剤に大差なしと書いていますが、依存性や禁断症状や副作用について大差がないのか大差あるのかどちらでしょうか?

・もし大差がないのならどうしてあなたがたはどうしてその薬をすすめるのでしょうか?もし大差あるならどの様な根拠で大差があるのでしょうか?明確にデータ化して根拠を示してください。

・海外で精神薬問題が多くの識者によって暴露され、依存や禁断症状や副作用の数々や改竄等が行われてきたことに対して、どう説明しますか?

・精神病院で毎月1500人以上が死に、向精神薬による不審死が東京だけで毎月600人以上いることに対して、あなたはどう思われますか?

・これは多いですか?少ないですか?これが氷山の一角ではないとするなら、その理由は何ですか?

・精神薬の売り上げはこの十年少しでどうしてこうも急に増えてきたのですか?

・睡眠薬キャンペーンによって自殺が増え、精神医学界でさえその事を認めていることに対し、どう思いますか?

・うつや統合失調症やその他の病気に関し、使わない方がはるかに成績が良いという論文たちに対し、あなたはどのような根拠でそれを否定するのですか?

・マウスの実験で恐縮ですが、精神薬を投与してマウスに有害事象が次々と起こることに対し、あなたはどのような根拠で精神薬を擁護するのですか?

・日本や世界において、抗うつ薬がこれほどの自殺や他害を起こしていることに対してどう思いますか?

・この事件たちは少ないと思いますか?更に言えば少なければ許容していい問題でしょうか?

・あなたが精神科医か精神医療関係者であるなら、あなたの医療機関は何%の人が完治して薬を止めることができましたか?また社会復帰することができましたか?明確に数字を出してお答えください。

・あなたの医療機関において最初は神経症圏の症状であった人が、現在統合失調症や躁うつ病として治療されている人が一体何%いますか?明確に数字を出してお答えください。専門家ならすぐに統計学的数字が出せるはず。

・本当に議論をしたいと思うならせめて自分の名前と資格と医療機関を明かしましょう。どうして明かせないのですか?もしかして自信がないのですか?

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No title

>17:18さんへ
情報ありがとうございます。少し調べてみます。

>17:28さんへ
仰る通りです。だからこの形なんですよ。カブキ者風にいう「遊びですよ、ア・ソ・ビ」
このコメントは秘密でいいんですよね?匿名で書いてもらってもかまいませんけど。

No title

ああ、私のことも工作員だと思ったわけですね。
どちらかと言うと逆です。精神医学全否定はしませんが。

>myuさん

そういう意味ではありません。
元記事では冒頭の文章から明記はしてなくても治験段階であることが読み取れます。だから誤訳は誤訳なんです。

No title

東洋医さんがツイッターでワクチンについてつぶやくので大げさじゃないかと思ったのですが、、、。以下のブログを見てびっくりしました。

~予防接種の参考書~
患者会・スポンサー製薬会社
http://ameblo.jp/murdervaccine/theme-10045415423.html

患者会はいくらもらって製薬会社のお手伝いをしているのでしょうか?豪華なお弁当ですね。2000円は超えるような気がします。精神医療でも、えじそんくらぶは御用患者会として有名ですが、製薬会社から患者会に流れているお金をそろそろ情報公開しないといけませんね。

難病の患者さん達は製薬会社のお手伝いをしないとお薬をつくってもらえないのでしょうか? とにかくよくわかりました。製薬会社は不利なデータを出さないでしょうね。

No title

外資の製薬会社は精神薬産業に見切りをつけワクチンビジネスへ移行、そして新ワクチンの被害増大と反対運動は世界における常識的な流れです。日本ではもちろん真逆ですが・・・

No title

お返事ありがとうございました。調べたら「ワクチンデモ」という怪しいデモまであってびっくりしました。

http://ameblo.jp/murdervaccine/entry-11157017120.html#c11880551467

なぜかこのデモには、ワクチンと全く関係のない患者会も参加しています。例えばポリオの会です。ポリオの会なら「ポストポリオを認定しろ」というデモをするはず。それがどうして「不活化ポリオに切り替えて」にすり替わるのか謎です。ワクチンビジネスは巧妙ですね。

その中でも驚いたのは、末期がんの患者さんと講演活動して自身を「超豪華」と売り出す医師です。きっと不活化に切り替わったら、ポリオの会を使いすてにするんじゃないでしょうか。(昨日の日経朝刊に「ワクチントークショー」が紹介されています)

製薬会社が社会貢献をするなら、本業と関係ないことでしないとダメでしょう。まあでもネットもありますし、ここまであからさまだとバレバレですけどね。

この医師もツイッターをしていますし、病院のサイトもあります。東洋医さんを批判する人達は、実際に自分の目で確かめて欲しいです。何が違うのかよくわかると思います。


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No title

何度もすみません。探してみたら東洋医さんのようなお医者さんがいましたよ。ワクチンも結構怪しいですね。騙されないように気をつけます。疑うって大切ですね。勉強になりました!!

S.Hashi ‏@MedicalRevo
http://twitter.com/#!/MedicalRevo

この時期学会シーズンであり、いくつか学会に参加したが、相変わらず製薬会社主催のタダ飯講習会「ランチョンセミナー」目白押し。これがまたすごい人気で我先にと医者どもが押し掛けていく。まるで餌に集まる家畜のようだ。製薬会社の社畜に成り下がるな医師達よ。お前らにプライドは無いのか。

例えば子宮頸がんワクチンでも、ただ不安をあおって受けさせようとするだけ。製薬会社のプロパガンダととられても仕方ないだろう。リスクを高める性行動や発病確率、死に至る確率などの説明が不十分。ワクチンの話ばかりクローズアップで、結局「商売」の方向に話を持って行ってるだけだ。

たまにゃー気骨のある、品格をもった医者はおらんもんか。製薬会社に飼いならされて上手いもの食うか、自分の生活レベルを上げるか、名誉欲に狂うか、遊ぶこと考えてるような奴ばかり。品性下劣な医者に限って口先だけうまいもんだ。騙される患者もアホだけどな。

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No title

変な質問してた人たち。。。どこかへいってしまいましたね??

No title

>12:52さん

それはワクチンに話をそらした私のせいかもしれません。少し反省しています。

ところで、東洋医さんのツイッターは、確か本の出版直後にはじめたはず。それがもうすぐ5000フォロワーです。すごい勢いですね。一方、新聞に患者会経由で宣伝をしてもらった久住某のフォロワー数は1780。つくった人気はすぐにばれてしまいますね。

ただ、5000を超えると嫌がらせが増えるといいます。不思議な質問もそのせい?どうか気をつけて下さい!!

Martin Harrowの論文

Martin Harrowの論文をサーチしていたらここにたどり着きました。すれ違いなら失礼します。

ローバートウィテカーやCCHRのいっていることに、心情的には賛成なのですが、彼や彼らが抗精神病薬は、悪化をおよぼすとしている証拠としてあげているMartin Harrowの論文ですが、Martin Harrowはそんなことをはいっていないように思われます。

Harrowは、抗精神病薬を使うグループと使わないグループを無作為にわけて比べるということはしておらず、かれの研究デザインでは、患者が自主的に抗精神病を使い続けるかどうか決定します。すると、長期的に状態がよくなっていった患者は、自発的に薬をつかうのを止め、再発を繰り返す患者は薬を使い続けるということになると思います。それを、ウィテカーは、薬から病状への因果関係と解釈しているのですが、この場合の自然な解釈は、よくなった患者が自然に薬をつかうのを止め、よくならない患者が薬をつづけているということではないでしょうか。Harrowは初期条件でコントロールしていますが、それでもロジックはかわらないと思います。この場合、薬が状況を悪化させるという因果関係より、状態によって患者が投薬をやめるかつづけていくという因果関係がはたらいているのではないでしょうか。


といっても、無作為に抗精神病薬をつかうグループと使わないグループに分けているほかの研究もあるので、これでウィタカーの主張が崩れるわけではありませんが。

理系の研究者からするとウィタカーの根拠は、弱いなと感じました。

Harrow の長期研究の解釈

Harrow の20年にわたる長期転帰にまつわるWhitaker氏の考察については、こちらのブログ記事が一番詳しいかもしれません。
2007年に発表された15年転帰に続き、今年2012年に20年転帰が発表されたのを踏まえての考察になっています。
http://www.madinamerica.com/2012/02/interpreting-harrows-20-year-results-are-the-drugs-to-blame/

"The schizophrenia and schizoaffective patients who took antipsychotics regularly during the 20 years, compared to those who quit taking the medications (usually within the first two years), " とありますように、「長期的に状態がよくなっていった患者は、自発的に薬をつかうのを止めた」のではなく、多くが最初の2年でやめていた患者の、さらにその後の長期フォローアップ(4.5年、7.5年、10年、15年、20年時の転帰)を調べたもので、"At the two-year follow-up, about 35% of the SZ group were off antipsychotics, and that percentage remained fairly stable throughout the next 15 years. " とあるように、最初の2年以降も薬をやめた患者の割合はほぼ一定であったことから、「よくなった患者が自然に薬をつかうのを止め、よくならない患者が薬をつづけている」というのとは、私の印象は異なります。

心理学者であるHarrow の研究は、「薬の服用なく回復する患者が多いのはなぜか、性格によるものか、環境によるものか、そもそも生涯にわたって薬を服用する必要などあるのか?」がテーマで、それについて"He did not attribute the poor outcomes in the medicated patients to possible iatrogenic effects of antipsychotics. Another possibility: The drugs are to blame." (ハローは薬物治療を受ける患者の不良転帰の可能性として抗精神病薬による医原性のもとはとらえていない。しかしもう一つの可能性がある。それは薬が問題ではないかということだ)とWhitaker氏自身も述べるように、「薬に問題がある可能性」をHarrow の研究をはじめ数多くの医学論文にあたって精査しているのがWhitaker氏ということですね。

こちらのエントリーも非常に参考になります。
http://www.madinamerica.com/2012/05/e-fuller-torreys-review-of-anatomy-of-an-epidemic-what-does-it-reveal-about-the-rationale-for-forced-treatment/

参考:

Do all schizophrenia patients need antipsychotic treatment continuously throughout their lifetime? A 20-year longitudinal study.
Harrow M, Jobe TH, Faull RN.
Source Department of Psychiatry, University of Illinois College of Medicine, Chicago, IL, USA.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22340278

Factors involved in outcome and recovery in schizophrenia patients not on antipsychotic medications: a 15-year multifollow-up study.
Harrow M, Jobe TH.
Source Department of Psychiatry, University of Illinois College of Medicine, Chicago, Illinois, USA. mharrow@psych.uic.edu
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=Harrow%20and%20Factors%20involved%20in%20outcome%20and%20recovery%20in%20schizophrenia%20patients%22

Long-term Recovery Rates for Schizophrenia Patients
http://www.madinamerica.com/wp-content/uploads/2012/02/Harrow2.pdf
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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