禁断症状や断薬に関してと、漢方やハーブやサプリ等の価値

今日は予定を変更して薬の禁断症状や東洋医流(東洋医流だから一般概念とは違うし、科学的根拠もないです)の薬の抜き方、考え方についてあらためて書いてみます。そうなった理由はブログ「パニック障害、パキシル、離脱症状・・・頑張れ私」で小話があったからです。一意見として参考にしてもらえば良いと思いますが、すでに以前のエントリーで書かれたことと重なっている部分もあります。以下のエントリーも参考にしてください。

「禁断症状、後遺症」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-53.html
「アシュトンマニュアルが嫌いなわけ」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-54.html
「禁断症状の緩和に」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-93.html
「禁断症状の緩和に2」http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-99.html

さてganbareさんのブログでは簡単にいうとこう書いてます。「今でも私は一気に抜くのが最も良いと思っています。これは自らの経験、海外の話、覚醒剤や麻薬の話に基づきます。ただ色々と条件付きなのが難しいところです。だから妥協案であるちょびちょびになるわけですが、通常6から12ヵ月位が目安です。他の薬にうつすことをすすめたことは絶対にないです。」

なぜ一気に抜くのが一番だというか、そしてそうにもかかわらず私自身あまりやらないか、そこから説明しましょう。これは実に単純な話であり、覚醒剤や麻薬のちゃんとした離脱施設であれば、かならず一気に断薬するからです。違法ドラックなどテレビのイメージしか皆さんないでしょうが、シャブやヘロインを微調整して量を減らしながら断薬しようとするでしょうか?もちろんそんなバカなことはしません。それにドラックから向精神薬へ移行しようとすることも全く意味ありません。このブログを読んでいる人なら向精神薬が麻薬や覚醒剤と何も変わりないことは当然御承知、だから本来は一気に断薬すべきなのです。これはある意味当たり前のことでしかありません。

しかし書いてます、条件付き・・・と。そうです、条件付きなのです。この条件について説明することが、現在の日本の状況や向精神薬自体の問題を理解するにも役立つでしょう。ヤク離脱施設というのは日本にはありませんが、海外にあるものはただ頑張れで一気断薬する場所ではありません。きれいな建物があり、中には保護室のような場所もあり、運動スペースがありサウナなどもあります。栄養学的にも考えられた食事が出て、サプリもついて、何よりも一気断薬の前に徹底的に薬の問題や害について勉強するのです。もちろん入所にはかなりのお金がかかりますが、ずっと精神科と付き合ったりだらだら断薬することと比べる必要があります。一気断薬すれば暴れたりモノを壊すくらいは当然で、だから保護室も必要になるのです。その中でサポートを受けながら断薬するからこそ、断薬できる可能性、社会復帰する可能性が飛躍的に高まります。

では日本はどうでしょう?もちろんそんな施設はどこにもありません。ただの一つもです。
そうすると日本の中では二つの選択肢を迫られます。つまり・・・
①自分で医者顔負けに勉強し、栄養学も学び、サウナも見つけ家族の理解を取り付け、自分の部屋をボロボロにする覚悟をして断薬するか
②禁断症状と依存が長引くことを覚悟の上でちょびちょび減薬していくか
ということになる。一見すると後者の方がよさそうですが、実際全体を眺めてみるとそうではありません。単純に言って社会復帰する時期が大幅に遅れますし、新たな依存を形成する恐れも飛躍的に増します。第一に重要なのは精神薬により形成されてしまった精神的脆弱性を回復するチャンスが薄れます(=根性論です)。だから本来は①を選択してほしいと思っています。

当院で減薬、断薬できる人は非常にスムーズにできます。私が指導する必要が少ないわけです。しかしできない人は逃げます。そこに思想上、行動上大きな違いがあるからであり、それを理解できない限りすすめないのです。簡単に言うと①の知識レベルの人が減量法をするから、非常にスムーズなわけです。

最も重要なことは精神薬との完全なる決別の意志です。この完全なるというのが重要で、ここがほんの少しでもあいまいな人はまずうまくいきません。これらはすべてヘロインやシャブに置き換えればいいです。「シャブも少しなら良いよな」とか考える人は永久にやめることはできません。もっと厳しく言えば何か代替療法で禁断症状を楽にしようとか、いい抜け道を探して精神薬を断薬しようと考える人は、まず精神薬から卒業することはできません。

次に重要なのは精神というものや心というものは自分で良くするものだという、完全なる理解です。ここも完全なるというのがポイントです。なぜかというとそこが不完全だと、結局他のモノに依存していくからです。異性、食事、カウンセラー、仕事etc。薬よりはましかもしれませんが、結局本人が望むものにはたどり着くことはできません。

その次に勉強が重要になります。これも覚醒剤などと同じですが、なぜ向精神薬がダメなのか理論で理解することが不可欠です。ここで重要なのは決して個人の経験であってはいけないということです。もちろん個人の経験は大事なのですが、それを論拠にするとどこかで崩れます。事実をもとに勉強することが重要になります。誰の語る内容が事実なのか見極める目が必要になります。

最後に自分で良くするという点にも重なってきますが、それはつまりどんな代替療法も「モノ」であることを理解することが、断薬を実現するうえでの大前提です。例えば東洋医学、サプリ、ハーブ等。これらは精神薬同様、精神を良くしてくれるものではありません。癒すものでもありません。禁断症状だったりもともと持っている精神的な症状を緩和してくれるだけのものであって、やはり根本的なモノではないのです。精神を扱う以上根本的な方法とはただ一つ、心と向き合うとか思想を省みるとか哲学を追及するとか、そういう類の事でしかありません。どんなに副作用が少ない「モノ」であっても、それは所詮「モノ」であることを理解して、初めて有効に活用することができ、断薬という結果につながっていくのです。


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今日は予定を変更して薬の禁断症状や東洋医流の薬の抜き方、考え方についてあらためて書いてみます。そうなった理由はブログ「パニック障害、パキシル、離脱症状・・・頑張れ私」で小話があったからです。一意見として参考にしてもらえば良いと思いますが、すでに以前のエ...

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No title

本文少しお借りします。

No title

フムフム そのとおりだと思います。

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ようやく

最近分かって来たと思います
今取り組んでいる行為が努力なのか依存なのかを慎重に見極めなければなりませんね

あれから10ヶ月

精神医療を疑うことなくきた10ヶ月前でした。無知以外のなにものでもありません。
セカンドオピニオンの存在に気がつくのが遅すぎました。
悪化する一方の娘の状態・・・・・おかしいおかしいと思いながら10何年もたってしまった。娘の心の叫びを何回も聞き逃してしまった結果です。
解離状態になって泣き叫び続ける日々があり、今は男になって兵士・・・・大声で何か叫ぶ姿はどうしたものかと・・・・正直解決策もありません。断薬はしたもののです。
一日6リットルもお茶を飲んだり、牛乳をがぶ飲みしたり、もちろんガラスが割れ家具が壊れ、娘の部屋は足の踏み場ない・・・・。
まっつしゃあないと、内海先生のいうように、行くも地獄戻るも地獄、戻るわけに行かないので進むのみです。
こんな無知な私に出来ることは、先生の本を一人でも多くの人に読んでもらうことです。

なるほど

自助グループが依存性に効果的というのは、ここで気付きが得られるからという事なんでしょうかね?

私は一気呵成で抜きました。…結果として、服薬時の重い自律神経失調症(状態)は完治。
何よりも変わったのは、自分の人生感や哲学…と書くと厨二的ですが、悪性症候群に加えて幻覚まで頻発していた「離脱地獄」、恐るるにあらずと克服したからこその変化でしょうね。

減薬期間

たぶん、減薬期間が短ければ断薬後の離脱症状は長くなり、減薬期間が長ければ断薬後の離脱症状は短くなる気がします。結局、脳が元通りに近い状態に回復するまでに要する時間は同じなんじゃないでしょうか。

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No title

わたしも、05-10 19-59さんと同じ意見です。
薬が抜けて復活するまでには、それなりの期間が必要なんだと思います。

No title

>減薬期間

減薬期間については色々考え方があると思います

減薬期間が長いということはそれだけ精神薬という
毒物に脳が犯されている期間が長いということ

できれば、減薬期間も短期で一気に抜くのが脳には一番いいが、なかなかそこまでに至る環境や根性が出せないのが現状

東洋医さんの「覚醒剤をちょびちょび抜くことはない」理論は正当性がある。

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No title

精神的依存と身体的依存

離脱を考える時、精神薬がもつ精神的依存と身体的依存の強弱がいわれることがある。

しかし、精神科医によると心の病は精神的原因ではなく、身体的な病(脳の病)で、治療には身体の一部である脳に働きかける精神薬を使います。

つまり、薬の使用により身体(脳)に良い作用、悪い作用を与えているわけで、(したがって、精神は関係ない?)

この精神科医の理論を貫くなら、精神的依存も身体的依存もなく、薬による依存は全て身体的依存と考えることになるのではないでしょうか?


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No title

20年前うつと診断され、以来「抗うつ薬とベンゾ」に漬かっていました。しかし症状は悪くなるばかり。 もう欝なんかじゃないと思い、10年来服用していたパキシル一気断薬しました。巷間言われるすべての離脱症状を経験しました(シャンピリ等々)。2ヶ月ほどで楽になりましたから、断薬成功したと思います。それこそ死ぬ思いでしたが。 私の場合「パキシル」は比較的切りやすいように感じます(症状はきついですが)。それより陰湿なのは「ベンゾジアゼピン」だと思います。こいつは本当に汚くていやらしい薬です。毒ですね。
セパゾン6ミリ10年、2011年11月から減薬開始。現在1.5ないし1ミリ/日服用でなんとか減薬続行中です(生きています)。 しかしなかなか減らすことができません。一発断薬も試みましたが、あえなく敗退。服用期間が長かったことも考慮して、ベンゾはじわりじわりのスローペースで行くつもりです。やはりサポートしてくれる施設や人間の必要を強く感じます。いつかはこの日本にも「そんな施設ができることを祈っています」。 ああ今日も耳鳴りが酷い・・・

No title

追伸。 断薬・減薬中も仕事はしていました。 
家族とも相談し、55歳で早期退職。退職後4ヶ月の間もがき、悩みましたが、禁断症状があろうとも、何か目標を持って前進しなければと思い、就職試験にチャレンジ。なんとか仕事を見つけました。
順調に行けば9月から1日6時間の勤務が始まります。
辛いことや苦しいこと、これがあってこそ、本物の人生。甘んじて受け入れます。頑張んなきゃイカンですね、「人間は」

No title

境界性人格障害で10年以上も、精神科のお薬を飲んでいます。ソラナックス、デパケン。朝、昼、夕。この薬に落ち着くまで、いろんな薬を出されましたし、デパス、リスパダールなども頓服として飲んでいました。

36歳になったとき、知り合いの方に内海先生の本を借り読みました。
薬をやめようと決意しましたが、禁断症状が半端ないです。一度に断薬しようとしておかしくなり、今は減薬して、ソラナックス半錠までになりました。ここまで1か月ちょっとです。あと半錠となった今、また禁断症状が出ました。困ってしまいます。でも、やっぱり薬はやめたい。自分に戻りたい。悔しいです。
もう、このソラナックス半錠も怖がらずにやめてしまったほうがいいのでしょうか・・・?

No title

もっと人に頼らずよく調べることです。その勉強なくしてやめることはできません。

認知症の様な症状について。

非常に興味深く拝見させていただきました。
不安障害と診断され6年目、絵に描いた様な精神科の重度患者でした。
現在完全に断薬に成功して約半年になります。

私の経験では先生のおっしゃる様な認知問題は
思考すればするほど思考の中核がすり抜けてしまい逃げて行くという状態です。
善悪の判断が付きづらい状態でもありましたので社会生活は非常に困難ものがありました。
完全に断った時からようやく改善を実感しました。
やはり止めないとダメです。殆ど飲んでないではダメでした。
最終的に残った薬はレキソタン1mg錠、完全断薬直前は3日に一回程服用していました。

私のケースで恐縮ですがまた、思考力の低下を徹底的にデータで補強していました。
メモの活用、治療に有用な書籍、資料等の活用、生活スタイルに至っては考えなくても良いように
服、食事、運動入浴などをフォーマット・マニュアル化し目に見える状態にする。
とにかくそれだけやっておけば良いという状態をただただ実践する。
そのことに専念していました。気分で行動しないほうがベターな時期もあります。
しかし日ごとの見えない小さな積み上げなので途中で自暴自棄になる事も多々ありました。
認知の問題が出ると非常に人間として自信を失います。

実践したのは認知的な問題に対してカバー出来る方法を自力で編み出す事ですが、
身体能力にハンディを持つとそれを補う能力が発達する話はよく耳にします。
考えようよっては同じなのかもしれませんね。

プロフィール

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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