講演その2(atシンポジウム)

浜六郎さんによる講演の内容です。同じく多すぎて全部は載せていません。
載せた内容は私の独断と偏見で選びました。

東洋医はフェイスブックやツイッターもやっています。アドレスはこちら。
FB:http://www.facebook.com/#!/satoru.utsumi
twitter:https://twitter.com/#!/touyoui
基本的に大切と考えてきたこと
•First Do Not Harm!薬剤で患者に害をなしてはいけない
•自ら経験した害反応例、見聞した害に関する情報で、自らの処方見直し
•他者にも生かされるべき⇒患者のため →情報活動の必要性

アドレナリン:命の根源的ホルモン→危機、難問解決、狩猟、闘い、感染に際し最重要
危機では、酸素を取り入れ血圧・糖分が必要、限りある資源血液を皮膚・腸の血管を収縮させて確保、心臓を働かせ、筋肉の血管を広げて、必要臓器に送り込み、気管支を広げ⇒酸素取り入れ、・血糖値を上げ⇒エネルギーに、感染:脾臓内NK細胞を放出、血管壁の顆粒球放出⇒傷部位
脳内は興奮毒性=excite toxicity、脳内ニューロンの壊死
黒質ニューロンの壊死⇒パーキンソン病
ドパミンニューロンの低機能⇒うつ病
NMDA 受容体の低機能⇒統合失調症

睡眠剤・安定剤の耐性⇒増量エスカレートせん妄、犯罪行為に
1つ1つは常用量の範囲内でも、睡眠剤・安定剤などの多剤併用で4~5倍にも、
常用量の4~5倍を超えると、制御不能に陥り、8~10倍超でせん妄、犯罪行為に。

睡眠剤・安定剤(抗不安剤)・筋弛緩剤・抗痙攣剤・麻酔剤・タミフル・アルコールはみな仲間
→少量で抗不安・逆に興奮・不安
やや多い量を短時間作用・・・睡眠作用。ねむけ。さらに多くで、筋弛緩作用、
中間量を中間用量で、抗痙攣作用、大量・短時間で---麻酔
逆説的興奮、睡眠、幻覚、行動抑制、呼吸抑制、呼吸停止、死亡
連用で耐性、増量を要す。長期大量服用後減量でいらいらなど精神依存
中断で、禁断症状(離脱症状)=身体依存:痙攣、カタトニア-悪性症候群、幻覚

抗不整脈剤、局所麻酔剤、抗精神病剤(神経遮断剤)新しいリスペリドンなども、
制吐剤、抗ヒスタミン剤・一部の抗パーキンソン剤などはみな仲間
プロカイン(局麻剤)→プロカインアミド(抗不整脈剤)
プロカインアミド→制吐剤(プリンペラン、ナウゼリン等)
キシロカイン・・・局麻剤にも抗不整脈剤にも使う
ノバミン・・・制吐剤であって、統合失調症用剤でも
フェノチアジン:統合失調症用も、抗ヒスタミン剤もあり
ブチロフェノン:セレネースなど
非定型抗精神病剤:リスペリドンなど
ピレチア、ベナ・・・抗ヒスタミン剤、抗パーキンソン剤
よく似た作用、それぞれ害反応にもなる。大量で、血圧低下、致死的不整脈、痙攣が起きる。こ
れはαアドレナリンの遮断作用:神経遮断剤といわれる。

錐体外路症状:ジストニア(筋緊張異常反応)、パーキンソン症状、アカシジア(いらいら、静座不能)、
カタトニア(カタレプシー)、悪性症候群
薬剤性カタトニアを、統合失調症のカタトニアと誤診され、抗精神病剤(統合失調症用剤)を増量され、
悪性症候群が悪化し、死亡する例が少なくない。
カタトニアには、統合失調症も薬剤性でも、抗精神病剤は無効:むしろベンゾジアゼピン
悪性症候群⇒致死性不整脈、けいれん、血圧低下、高齢者では、心筋梗塞、肺炎、尿路感染症、
敗血症などで死亡する

パキシルと小児・青年の自殺
18歳未満うつ病で自殺増加(オッズ比2.77)
日本の動き
 ・2003年8月、18歳未満に対し禁忌
 ・2005年4月、日本児童青年精神医学会が厚労省へ「18歳未満への使用禁忌見直し」の要望書を提出
 ・2006年1月解除
外国では、実質上「禁忌」:”--should not be used in children--“
「小児等に使用しないこと (厚労省訳)」)

成人うつ病に対するパキシルRCTシステマティック・レビューの結果(メーカー実施)
自殺未遂:PL 0.05%(1/1978) vs パキシル0.32%(11/3455) (OR=6.7、p=0.043)
成人例11人中8人が18~30歳、うち24歳以下5人18~24歳では2.2%(5/230)が自殺未遂
→25歳以上パキシル群0.19%(6/3225)に比しOR=12(p=0.0004)、PL群0%(0/104)との比較でも多い傾向、
18~30歳、特に24歳未満は自殺の危険性大 
害>益 であろう

小児対象のパキシル臨床試験は非倫理的
諸外国では小児への大うつ病,不安障害,強迫性障害に用いた6件のRCTランダム化比較試験で,いずれも、単独でもmeta-analysisでも効果は証明されず=無効,かつ激越・攻撃性が確実に増加(単独RCTで)自殺は、単独のRCTで増加するものあり
Meta-analysisで:激越/攻撃性の害は約7.7倍、自殺は約2.5倍,
外国のデータですでにこれだけの結果が出ているので,日本の小児によい結果は期待できない.
この状況で臨床試験を実施することは極めて非倫理的であり中止すべき.

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No title

確かSSRIだったと思うのですが、、、サルが死亡したというデータを隠し、死亡0にしていたそうですね。暴れたともおっしゃっていたような?(うろ覚えですみません。間違っていたら訂正をお願いいたします)

「多くの人に異変が現れ苦しみもだえ死んでいっても、因果関係が隠蔽できなくなるまで救済されることはありません」と被害者の方が言っていました。全くその通りで、この言葉が今でも忘れられません。

この薬ってそもそも、何のためにつくられたのだろうかと思ってしまいました。会場の皆さんもどよめいていたような気がします。うつ病って仮説でなりたっていますし、その上治験のデータを隠蔽って怖すぎます。

パキシルの市販後調査

情報だけですが・・・

児童を対象に行われたパキシルの市販後調査は去年2月に終了です。

http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00812812

Enrollment: 56
Study Start Date: March 2009
Study Completion Date: February 2011
Primary Completion Date: February 2011

"GSK Investigational Site"に郵便番号がありますので、検索すればどの病院で行われたかも大体わかります。

こちらのブログで被験者募集のポスターと、10月に公表された結果の一部を見ることができます。
http://fiddaman.blogspot.jp/2011/10/japanese-paxil-study-in-children-proves.html

パキシル

その治験の捏造はパキシルのことですよ。
浜先生が書かれた、医薬品治療研究会 正しい治療と薬の情報、という情報誌の2004年12月号を私は大事にファイルとしてもっています。

特定の血中濃度での100%の動物死亡率が治験マジックにより0%に書き換えられる不思議。
なんのための動物実験なのかというと、単にお役所の規定に従っただけの治験です。
患者が死のうと、どうなろうと、治験を通過させてる人物は自分に金が入ればそれでいいんでしょう。

こういう薬。何のためにつくられたか?
精神医療従事者の金儲けのため。薬物依存させて、相手を支配するために作られた。そのような視点で観察して考えてみると、いろいろと見えてくるかも知れません。

患者を助けるためなどでは決してありません。
精神医療の本当の姿、その犯罪的性質を知りましょう。

問題を解決するにはまずはしっかりとその問題を見て把握すること、そうすればよい解決策は見つかりやすくなります。
精神医療の本当の姿を正確に見抜ける人が増えることを願っています。

No title

satoshiさんありがとうございます。さすがにこの治験の中身を知ると「精神医療従事者の金儲けのため。薬物依存させて、相手を支配するため」としか思えませんね。

自由報道協会の件で騒いでいるアホがいますね。カルトという言葉は非常に便利で、精神科医が自分の敵対者に貼る精神病というレッテルと同じですね。表面しか物事をとらえない人々の目をくらませ、騒ぎ立てるのに抜群の効果ですね。

No title

>さくさん
情報が早いですね。こちらも把握していてこのことは後に記事にする予定です。
ちょっと準備中なのでお待ちください。

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No title

>17:16さんへ
ありがとうございます。

ある方が教えてくれました。日刊ゲンダイにも載ったんですね。い​ろんな人の目に触れるのはいいことです。問題はここから。これか​ら「奴ら」の反対行動はエスカレートするでしょう。きっと人格攻撃がオンパレードするだろうな・・・でもついにここまで来た。も​し罠にはまっちゃったら皆さんあとはよろしくね!

http://news.livedoor.com/article/detail/6482635/

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パキシルの市販後調査2

少し情報を追加しておきます。

2008年にパキシルのデータねつ造問題やコーストライティングがマスメディアを賑わしていたころ、若年層に自殺念慮を引き起こすことを明確に示す社内データをグラクソが隠しているとする批判がありました。

こちらの記事に詳しくあります。
http://www.browndailyherald.com/campus-news/keller-s-findings-on-paxil-disputed-by-doctors-fda-1.1669707

"Then-New York Attorney General Eliot Spitzer sued GSK in June 2004, charging the company with consumer fraud and alleging that it had deliberately withheld data that showed that Paxil increased suicidal tendencies in adolescents. "

あるいは米国政府監督プロジェクト(Project on Government Oversight- POGO)も2010年に詳しくこの問題を取り上げています。
http://www.pogo.org/pogo-files/letters/public-health/ph-iis-20101129.html

そうした経緯があって、若年者を対象に日本でパキシルの市販後臨床試験が行われることになったとき、海外のメディアや専門家ブロガーの間では「なんで今更こんな危ない薬を若年者に? 自殺を引き起こさないとするデータを日本でねつ造するのか?」という声が聞かれました。

それが上記のパキシル市販後臨床試験です。(プラセボ比較で自殺企図のないデータに仕上がっています)


被験者数が少ないこともあって、今後グラクソがこのデータをどのように使うのかは不明ですが、海外のあるジャーナリストが「これまで隠されてきた若年者の自殺企図を明らかに示す社内データを6月に暴露する」としており、個人的には注目しています。

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No title

>18:45さんへ
ブログ名を教えてください。相互リンクさせていただきたいと思います。

>myuさん
いつもためになる情報ありがとうございます。

>20:36さんへ
連絡ありがとうございます。この件についてはいずれ記事にしますので少しお待ちください。ブログリンクさせていただきますのでよろしくお願いします。


No title

いつも興味深く拝読させていただいております。

かの田中康雄先生が札幌の大通公園の近くで開業する(もうしているのかな)のだそうで、発達障害の親ごさんたちは大いに盛り上がっています。門前市をなすのだろうな-。

東洋医さんはどうお感じになりますか。

No title

本当にまたカルトという人格攻撃が出てきてゲンナリします。この高いハードルをなんとか突破したいですね。

ところで、この事件なんか典型だと思うのですが、、、

夜の仕事、子育て…無理心中図った29歳フィリピン人女性
http://news.livedoor.com/article/detail/6490672/

外国籍で、日本語は日常会話ができる程度、シングルマザーで、6歳と4歳の子供二人、その上夜の仕事って、そりゃー無理だと思います。こういった育児支援がいきとどかないのは精神科医に「母親の心のケア」をさせてきたからなんでしょうね。

これもあの被害者の方の言葉に頷きました。成育でしたっけ?ナショナルセンターでしょう?「不安の原因は、未熟児の育児について正しい情報が少ないことや福祉や教育の不備。これらは薬で解決できません。すべてを心の問題にすりかえてはいけないと思います。」

カルトじゃなくても、東洋医さんじゃなくても、日本人はバカなのかなって思いました。成育の育児心理科は、育児に悩む母親を「障害者」にして支援してきたということなのでしょう?

じゃあ、働きたくない母親は育児心理科に行けばいいということですよね?演技でもなんでもいいから「困っているふり」をすれば働かなくてもいいんじゃない。その一方で、本当に支援が必要な人は自爆していくんですね。

例のごとく、またバカな人達が虐待しそうな母親を精神科に行かせようと画策するのでしょうね。そして、新たな被害者を生み出していくのでしょうね。

プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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