司法というウソと本当

最近、イヤ昔から裁判、司法という名のシステムを見て常に思うことがある。それはこのシステムが正しいことやまっとうな事をしているとは、一筋も思えないということである。近年の事件をいろいろ見ても、証拠がないというだけできっと黒だろうという案件は多数存在すると思う。逆に言えば裁判で冤罪でも実際は白というケースも多数存在する。そのようなケースの当事者たちが、もし命を本気でかけて裁判に挑んだとしたらどうだろう。白は黒になり黒は白になるだろうか?とてもそうは思えない。それでも強情な人は存在するかもしれないが、実質的にはそのようなケースは激減するはずである。検察であれ裁判官であれ犯罪者であれ、裁判において大したものは失わないということを前提に活動しているだけだろう。

第二回精神薬の薬害を考えるシンポジウム 詳細は以下
http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-101.html
なぜこのような事をいうのか、それはほんの数十年前まで闘いというのは、命をかけるのが当たり前だったからである。本来それがいい事とは現代常識から考えれば言えないのだが、その当たり前が命の輝きと歴史ドラマを生み出し続けてきたことは、だれにも否定できない。もっと簡単に言えば、詐欺でも他の犯罪でもやっている人間たちは、命のやり取りの中でもその犯罪を続けられるのかという問いでもある。昔において誰かが殺されてしまった、身分も財産も全て奪われてしまった、その対処法に司法などというふざけたお遊びは二の次だった。第一に問われ人々が求めたものは復讐そのものであった。その気概が今の日本人にあるかと言われれば、おそらく誰にもあるまい。ネット内の話だけ見ても同じで、気概がさらさらない人間に限って匿名であることないこと並べたてる。本気で何かと闘うつもりなら、名前も立場も全部曝してからやってみろと私はいつも言ってきたが、まともにそうしている人間さえ見たことはほとんどない。全ての人間は自分の立場を保持し、自分が楽をしながら、同じ犯罪人にはならないというきれい事を並べながら、結局司法に期待し、裏切られ、司法が利権者や権力者にとって都合がいいシステムになっている事を忘れる。

私がこういうのは、これまで何回も述べてきたとおり、古き国の時代に人間としてのまっとうさを感じているからである。もちろん古き時代のあしき風習の数々も知った上での話。元々裁判や司法というものが確立したのは明治時代からであって、その第一の教えは福沢諭吉の教えである。江戸時代以前から続く復讐の理念ではなく、裁判によって復讐の根を断ちしっかりとしたさばきを犯罪者にうけさせる、それが基本であったと私は記憶している。しかし今の司法をどうかと問えば、その条件をほんの少しでも果たしているとは、私には思えない。いわゆる復讐が世にはびこるのを防ぎたいのであれば、理論と理屈に従って司法は何が真実であるかを明らかにし、犯罪者をさばき犯罪者でないものを守る必要がある。しかし現実の司法は真逆になっている。

医療裁判においてもそうである。医療裁判は通常原告、つまり患者や家族が医療的な問題がどこにあるのかを立証しなければいけない。これは医師の目から見ても相当にハードルが高い。そして何よりも重要な問題は医療裁判に協力する医師など、この世にほとんど存在しないということである。それに協力するということは内部告発や裏切りを意味する。いろんな裁判をした人の話を聞いたが、協力した医師というのをとんと見たことがない。ちなみに精神医療裁判で相手の被告(=精神科医)に対しては、もう、それこそ沢山の権威的な精神科医たちが意見書を書いてくれる。被告としてはありがたいことであろう。大学病院の教授、精神病院院長、一般病院精神科の部長クラス、名前を挙げればキリがない。被告は下手すりゃ私みたいなヤブ医者の意見書しかない事もある。このヤブ医者は精神科医でもなければ精神病院勤務歴もなければ、精神保健指定医でもないし精神神経学会専門医でもない。もっといえば私は去年自分が所属する全ての学会から退会してしまった。今の行動を考えたら学会に所属していることなど、鼻くそにしかすぎないからだが、このことは相手の原告側としたら格好の攻撃材料となる。そうでなくても意見書の中身などはっきりいって裁判官はわからないし、その中身に書いてある理論も二の次である。結局最後は裁判官の心証なのでどのような裁判を進めたか、何を論点として裁判官が望んでいるかを見極めた方が勝ちになる。さらにいえば世の中の風潮がどちらにあるかで裁判の結果は大きく変わってしまう。そこに正義や論理性というものは存在しないと言っていい。

ここまで書くと裁判に気が引ける人も多いだろうが、それでも私は医療裁判をする多くの人を応援したいと思う。多くの患者や家族に裁判をせよと訴え続けている。それは正直勝つことを第一に考えているからではないかもしれない。だから長くやる必要があるし世の中の風潮が変わってくるのを待つ必要もある。長く苦しいが、それでもやらない限りあっという間に精神科はこの世を席巻する。誰かがやってくれるでは何も変わることがないから、私はやれと言い続ける。もしかしたらのレベルだが、精神医療の問題についても理解がある裁判官に当たるかもしれない。精神科医のウソがどれほどのものか、裁判をすれば全て明らかになるから、世の中の真実を知ることができるというメリットもある。そもそもそうしている事の方が自らの精神も守れるし、自らの安全も守れるとさえいえる。下手に精神医療批判なんてしたら、むしろ措置入院させられかねない国なのだから、多くの人を介入させて面と向かって闘っている方が、相手も手を出しにくい。(この事は比喩とは言い切れない)

司法にとどまらず立法も行政も形骸化して崩壊しているこの国にとって、本当は裁判など意味がないのかもしれない。しかし闘うべき数少ない手段であることは間違いない。昔話でいえば必殺仕事人でも水戸黄門でも忠臣蔵でも、お裁きになど何も期待しないという観念の表れではあるだろう。しかし残念ながら2012年には仕事人も黄門さまも存在しない。頼れるのはただただ自分だけである。人々はこれだけ好き放題されても、いまだ世の中がよくなるという淡い願望を抱いている。我々には何もできないとだけ並べながら・・・そんな人間に残された道はただ一つ、ひたすら喰われるだけである。もし私の家族が私の知らない間に精神医療被害でもなんでもあったら、私は決して司法なんて用いない。
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No title

わたしは裁判の結果がどうなるかはまだ解りません。
(そこは確かに強烈なストレスです)
でも、とにかく裁判をして良かったと思えてます。
ただそれは多くの人が『裁判をしましょう』と言う理由とは違い
ただただ自分の恢復の為にと思えてます。
精神医療がわたしの裁判一つで変わるとは到底思えませんし。
ただ、これは大きな声で言えます。

自分の傷ついた"こころ"の恢復の為の裁判は
向精神薬の数百倍有効です。

と。
確かに果てしないパワーと気力と根気と要りますが、
それを養っていくうちに恢復していっていると感じられていますので。

精神医療をどうこうということを考えなくても
是非、自分の傷つけられた尊厳、人格の恢復の為に
裁判を利用して良いのではと思うようになりました。

ただ残念ながら金銭面ではかなり難しいケースがほとんどかもです。
今の司法ではお金を持っていない人は裁判すらできないと言っても過言では無いと思うので。

わたしは今後、裁判の結果に押しつぶされないようにしたいですが
それが中々難しそうで・・・。
ちょっと終盤、そのストレスと苦戦しそうです。

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No title

>てぃあさん
自分のためでいいんです。
「そもそもそうしている事の方が自らの精神も守れる」ってのはそういう意味ですから。

屈服しないで、立ち上がろう。

受け身で「誰かが世の中をましなものにしてくれるだろう」という淡い願望では変わらないですよね。
日本人全員がそう願っても、世の中はましなものには変わらない。
「世の中」を構成しているのはひとりひとりなのですから。

立ち上がり自ら行動し「世の中を少しでも自分が変える」と決断する。
そういう姿勢を大勢の人が持てば、いや小数でも持てば、少しずつ世の中は変わっていくでしょう。

ご存じの通り、他の人を傷つけるという邪悪な人間というのは世の中にいます。
そいつらの邪悪に対して、屈服したままで終わるのか、それとも立ち向かうのか。その選択がとても大事。

邪悪に屈服したままでは未来はきません。希望ある未来に向かうために立ち向かって欲しいです。

結果として勝てなかったり負けてしまったりすることもあります。
それでも、出来るだけの事をする姿勢が大事ですし、それが、他の人に勇気を与え、そして次に繋がります。

戦中はB29に対して竹槍で闘おうとしていたわけですが、それでもガタガタ震えて怯えて逃げるだけよりかは精神的には遙かにましです。

No title

アカス紙器事件もあったね

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ガンバってください

No title

身体に危害を加えられたとして警察署に被害届を出すとき、有効な医学的資料はありますか?

精神病院と警察署の繋がりは強いと聞いたことがありますが、被害を証明できたとしても放置される流れになるのが一般的なのでしょうか?

No title

>20:51さん
単純に警察へ相談に行っても、適当にあしらわれるのがオチです。弁護士とか弁護士でなくても社会的信用がある人を味方につけたうえで、無理矢理警察を動かすような感覚が必要です。

No title

>もし私の家族が私の知らない間に精神医療被害でもなんでもあ>ったら、私は決して司法なんて用いない。

どうされるんですか?

割り入って申し訳ございませんが

ご真意とは違うのでしょうが、なんか…私が以前どこかで経験したことのある「誘導尋問」のように感じてしまいました。 その様なご経験がお有りなんですか? もしそうで有れば、貴方の憤りはよく解ります。 ただこのような場で、「どんなことをされるのか?」…と、それを求められると言うのは如何なものなのでしょうか? 因みに私事ですが、所轄警察署に「では、不利益な状況化(病院内での患者に対して)なので、やり取りを録音すれば取り上げて貰えますか?」と尋ねに行った経験があります。 返答は「逆に訴えられますよ」…でしたが。 表現力が足らず意味不明とは存じますが、私の言わんすることをお分かり頂けますでしょうか。

No title

>rat'sさん

そんな深い意味はないです。司法を利用しないなら他にどんな策があるのかシンプルにお聞きしただけです。答えていただけるかどうかは別にして。民事刑事のハードルが高くみんな躊躇している中で良い方法があればみんな知りたいところじゃないでしょうか。

rat'sさんの言うとおり。
揚げ足をとりたがる奴はいますからね。先生には気を付けていただきたいです。

自分だったら、延々と警察の許可をとった上で、続く限り、病院の門の外にたち、CCHRのDVDを門を通過する人がみんな受け取れるようにずっと配り続けるかな。

冷静さを保ちながら、最も効果的に、邪悪な事に対決したいです。実際、できるかどうかは、わからないですけどね。

精神科医に裏切られ、さらに(精神科医に牛耳られてるかもしれない)司法に裏切られるかもしれませんが、とにかく、行動するでしょう。

こんな悲劇は誰にも経験して欲しくないから、もう終わらせたいものです。

精神医療という(脱法)犯罪に対抗するのに、暴力を使いたくはないです。皆が真実を知れば、精神医療は患者からの、そして社会からの信用を失い、終わります。

精神科医という人権侵害職業人を信じるのを辞める人が増えて、犯罪業界が消滅するように、みんなで広めましょう。

No title

ま、あげ足とられてもいいんですよ。それを望んでいるのかもしれない。自爆テロ自爆テロ言い続けているわけですから。でもあげ足をとる人間は自爆テロに巻き込まれることくらいは覚悟すべきですけど。私がいう司法に頼らない方法とは、ブログになんてとても書けない方法とだけ言っておきます。映画やドラマでよくある方法とでも述べておきます。

No title

誤解です。揚げ足を取ろうとはちっとも思っていません。素直に知りたかっただけです。精神医療に対抗する人の数、競技人口を増やすことが大切だと思っていまして、策がたくさんあれば乗っかれる人は増えるわけですから。いきなり答えを求めたりすることは場の空気が読めないとかクレクレ君だとか思われても仕方がないと思いますが、被害者が多く知りたい人も多い気がしまして思い切って聞いてみました。申し訳ございませんでした。これからもよろしくお願いします。

なんだか申し訳ないです

かき乱しちゃったかな? ちょっとリアルに思い出してしまった為にすみませんでした。 satoshiさんの言われるように門前で…そんな思いはいつもアリアリなんですけどね。 只でさえ傷付いている患者を、理由はどうあれ更に傷付けるのではないか?が怖いんですよね。 これも言い訳に聞こえるかな? 地元でも制令指定都市への移行に伴い、ワケの分からない行政有利な条例を考えてるようで(怒) 反対派の弁護士も「民間の声を無視出来なくなってきたことへの圧力だ」とコメントしていたんで、それなりの[色々なやり方]も出来るんじゃないかな?とも思ってますよ。 八方塞がりで失う物が何も無くなった時、自暴自棄になった民衆がどう暴発するか? 過去、日本史上にも[百姓一揆]ってありましたよね。 あれは『天災・飢饉』が重なってたんでしょうけど、こん例は全て『人災』ですよね? もっと怖いかも…ですよ。 失礼いたしました。

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勘違いでしたか、杞憂でよかったです。失礼しました。

自爆テロというと、歴史をたどるとごく近年にロボトミー殺人事件がありましたね。
wikiで調べると詳しくなれます。
kebichanとこで、wikiにも書かれてない後日談も載ってます。
必要なら学んでください。

当時の人達もロボトミーが効果のあるものだとだまされました。当時の人達は愚かだったのでしょうか?
今度の脳に薬物を投与するやり方は効果があるものでしょうかね。

ロボトミー殺人事件のような
負の感情の連鎖、断ち切るために、地球上から精神医療を消滅させたいもんです。

不眠が健康に暮らすのに役立つなら薬はいらなくなります。

裁判に詳しい医師が必要なんです

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No title

3月4日講演の全記録はこちらをご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/​patch-tv1

No title

先生、いい顔してますよ
主治医になって下さい
笑顔が可愛い!


奥さん幸せ!!!!!!!!!!!!!!!!

No title

講演会、お疲れ様でした。

動画のUPありがとうございます。

早速使わせていただきました。

No title

―アメリカの大統領の言葉―
「男は自分の顔に責任を持たねばならない
中身が全部、顔に出るから」

それにしても、この先生、なんていい顔してるんだろう!
たった一人で巨悪に立ち向かう
愛と勇気と自信とが画面から伝わってきました。
こんな先生を主治医とする人は
奇跡+幸運以外の何物でもありません。

確実に言える事があります。
「この先生は歴史に残る」
ってことです。

No title

たびたび申し上げていますが、私はそのような善人ではありません。私にとって弱いものはただ食われるだけの存在、抜け出したくない人は勝手に食われればよく、本気で自ら死にたい人はそうすればいいことです。そのすべてが動物的、古典的な根源に基づいているだけあり、人々を助けたいとか救いたいなどという気持ちはありません。結局救いたいなどという人間が、どれだけ結果的に人をドツボにハマらせているか、もっと言えば救いたい助けたいなどと自称する人間が、どれだけ善意を振りかざして自分のために行動しているか、わかる人ならすぐわかります。精神科問題にしろ、児相問題にしろ、いちいち人が強制介入するなという点こそが、私の求める真理です。野垂れ死にしたい人、名誉を得たい人、乞食で自由に生きたい人、それらはすべてその人任せ、人類の有史からほんの少し前まで皆そうだったのに、一体いつから変わってしまったのか・・・・

>>人類の有史からほんの少し前まで皆そうだったのに、一体いつから変わってしまったのか・・・・


歴史的な文献の裏付けをお願いします。

No title

最近変わったの!
ヨロシク

>歴史的な文献の裏付けを よりも、いち患者としては、今まで【医療】と称して多量投薬や様々な治療行為?を行ってきた各医師方に、「自殺念慮・他害行為などの副作用を招く薬害であった」と明らかにした以上、では…その誤った治療行為?で亡くなった方々/後遺症で苦しんでいる方々は、どうされるのか? 何よりも、なぜ謝罪の一言も無いのか?を、真っ先に聞きたいです。

No title

講演会の歯科医先生のコメントは非常に興味深いものでしたね。
急性腎炎の奥様入院時に主治医と相談し
「一切薬を飲ませないこと」を約束させたのです。
(普通の人なら薬抜きを主張した時点で医師が怒り出すかも?)、
三日間絶食と同時に家から手作りの
ミネラルとビタミン+愛情たっぷりのジュース等を朝昼晩と
病室の奥様に届けられたそうです。
そのおかげでたった一週間で、全ての検査が正常値に戻ったという美談
すばらしいです。
自然治癒力の大勝利ってことでしょうか?
本当は精神医療こそ、こうあるべきだと思います。
つまり自然治癒力無視でいきなり、大量の薬漬けにするのではなく
一瞬精神的に取り乱してしまった患者さん達を環境の良い静かな場所(療養所?)
で休ませ、十分な栄養補給と熟練カウンセラーにとことん話を
聞いてもらい生活を見直しながら、心と体を癒してゆく。
これで、ほとんどの人達がなおってしまうと思います。
ちょっとでも心が痛んでしまった子供達をいきなり薬漬けには
しないで優しく癒してあげれる施設、どこかにありませんか?

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No title

>14:59さん
お互いよろしくお願いします。
プロフィール

キチガイ医

Author:キチガイ医
平成25年4月よりTokyo DDCとNPO法人薬害研究センターを設立、平成28年1月からはうつ民のセレクトショップや無料メルマガもやってます(詳しくはリンクをご覧ください)。薬の減薬や断薬、支援施設運営や、執筆や啓蒙活動を通して、自分の素人的意見を発信していければと思います。当ブログはリンクフリーですが、リンクするときは一声おかけください。

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